なぜか気になるロン・ミュエクの彫刻!
4月29日から六本木ヒルズの森美で開催されている‘ロン・ミュエク’
(9/23まで)をみてきた。森美と森アーツセンターギャラリーで特別展
をみるのは久しぶりなので、美術館にたどり着くのは地下鉄のどこの駅で
下車するのか、あらためて地図で確認した。日比谷線の六本木駅で降りて
美術館に向かっているとだんだん過去の記憶がよみがえってきた。
今年の展覧会情報を手に入れたとき、大きな彫刻を制作しているオースト
ラリア生まれのロン・ミュエク(1958~ 英国在住)の回顧展がすご
く気になった。それはつくられた彫刻が異様に大きいことが刺激になって
いる。大げさにいうとガリバーのような巨人の彫刻なら一度みてみたい。
そのイメージをもって会場を進むと、ありました、ありました!‘イン・
ベッド’のタイトルがついた大きな顔をした女性がベッドに横たわっている。
普通の人間の4倍くらいありそう。そのため、目をあわせて‘はじめまして’
くらいのことは言えそう女性なのに体がフリーズしてダメだった。
そのあと、‘エンジェル’をみて面食らった。ええー、大きい作品ばっかりじ
ゃなかったの?逆に男性はどうしてこんなに縮こまってしまったの?それ
にエンジェルにはとても似合わない悩める男性と対面している。じっとみ
ていて作家は、ドレスデンの国立絵画館にあるラファエロの傑作‘システィ
ーナの聖母(サンシストの聖母)’に描かれた可愛らしい仕草をする二人の
天使を意識したのではないかと思った。
街を歩く赤ん坊を抱いた女性に出くわしたようで、すっと作品に近づける
のが‘買い物の中の女’。これなら一緒に歩いて行ける。最後のほうの部屋で
また男性の大きな顔が横になっている‘マスクⅡ’が現れた。作家自身の顔と
いうが、興味がわいたのが綺麗に剃った髭をどうやってつくったのか?
少し長い髪を一本々植え込み、それを剃刀でカットしていったのだろうか。
今回全部で11点が出品されているが、ラストはデカい頭蓋骨が100点
どどっと迫ってくる‘マス’。意外にも頭蓋骨の怖さをあまり感じなかった。
それは白の頭蓋骨だからかもしれない。人気のミュージカル‘オペラ座の怪
人’の白いマスクをみている感覚だった。

































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