知恩院の‘阿弥陀二十五菩薩来迎図’!
美術館へ出かけるのは以前と違ってここ数年は月に一度くらいのペースが定
着してきた。まわる美術館の数は1館だけというのはなく2、3館をはしご
する。多いときは4館も忙しく動きまわることがある。そのときは重い図録
のためちょっと疲れる。4月は京博で見逃せない‘雪舟伝説’(4/13~
5/26)があるので、京都・大阪の美術館をいくつも訪問することになり
そう。
一方、フランチャイズでは東博の‘法然と極楽浄土’(4/16~6/9)に心が
向かっている。お目当ては知恩院にある国宝の‘阿弥陀二十五菩薩来迎図’。
チラシなどの情報によると、この通称‘早来迎’は3年にわたる修理が完了し、
制作当初に近い姿を取り戻したとのこと。これは鑑賞欲を強く刺激する。
展示の期間は前期(4/16~5/12)のみだから、開幕したらすぐ出動す
るつもり。
この来迎図はこれまで3回くらいみたが、最初の出会いは1995年奈良博
であった‘日本仏教美術名宝展’。二十五菩薩を率いて斜め上から急角度ですー
っと降りてくる阿弥陀の姿を立ち尽くしてみていた。スピード感が全身で感
じられるのは長く尾を引く雲の動的描写が見事だから。こうやって阿弥陀一
行が死者をお迎えに来てくれのだから、右下の屋内に描かれた合掌して往生
を待つ人物は感涙にむせぶだろう。
来迎図はほかにもいいのがある。禅林寺と京博にある‘山越阿弥陀図’。禅林寺
のものは山の間から現れる巨大な阿弥陀如来はインパクトがあるし、京博蔵は
正面から一行がどどっとでてきて往生者をめざして向かってくる感じ。知恩
院の‘十体阿弥陀像’も同じイメージがする。そして、阿弥陀に連れて行っても
らった極楽浄土は‘二河白道図’の上部に描かれたようなところかもしれない。

































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‘金剛界八十一尊曼荼羅’(部分)







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