関心をもつ人が多くなってきた‘行動経済学’!
3度の食事をし美味しいスイーツ、果物を食べるのと同じように読書は
日常生活に活力をもたらしている。だから、行きつけの本屋やブック
オフへは定期的に足を運んで目的の本を手に入れている。今関心を寄せ
ているのがEテレの‘100分de名著’に刺激を受けアメリカ文学に変革を
もたらしたヘミングウェイやエドガー・アラン・ポーらの本。また、
コナン・ドイルのシャーロック・ホームズの探偵物語を時間をつくって
読んでいる。
こうしたジャンルのほかには宇宙や素粒子、地学、進化、人体、脳の本
に読書費の予算の多くが使われている。以前は美術関連の本をたくさん
買い込んでいたが、現在は買ってなくこれまで購入した本でまだ読んで
ないものを少しずつかたづけている。本屋のビジネス・経済のコーナー
でウォッチしている新着本はゲーム理論と行動経済学。最近、とてもい
い本をみつけた。‘ゼロからわかる 知らないと損する行動経済学’
(ポーポー・ポロダクション 2022年3月 日本文芸社)。
拙ブログでは過去に行動経済学の話は3回アップした(カテゴリー
の行動経済学を参照方)。
☆ピーク・エンドの法則と展覧会の展示方法!(2013.5.13)
☆働くことの意味 実験に使われたシシュフォスの神話!(2013.5.15)
☆4月Eテレで白熱教室‘行動経済学入門’!(2014.3.27)
今年の3月にでたポーポー・ポロダクションの最新本には行動経済学の
理論や考え方を応用したビジネスにおける販売・マーケテング戦略、各省
庁や自治体が‘ナッジ’を政策にとりいれ成功した例などが数多く紹介され
ている。TVのCMでも聞かれるようになったナッジは規制や強制ではなく
、よりよい選択を誘導する考え方のこと。たとえば、スーパーのレジの
列には床に足の模様が描かれており間隔をあけて立つように誘導されて
いる。これもナッジの例。
もしこの本に関心があれば、あわせて同様に漫画仕立てで書かれている
‘行動経済学’( 東大教授阿部誠 監修 2021年3月 新星出版社)
もお薦め。この2冊で行動経済学のエッセンスがわかることは請け合い。
そして、そのあと‘不合理な地球人 行動経済学でわかる、あなたが判断
を間違う理由’(ハワード・S・ダンフォード 2016年3月 ちくま
文庫)も読んでみる。この本は活字の量が多いから理解がさらに進む。
おもしろくてわかりやすく書かれている。同志社大の先生をやっている
ハワードさんは相当に頭がよく説明がうまい。新星出版の本はこれを参考
にしたのは間違いない。この3冊をマスターしたら、感情や心理と経済
、社会の動きが深く結びついていることがよく理解できるようになる。
世界が変わると思うので、是非、チャレンジを!
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