2010.02.28

祝 スピードスケート女子団体追い抜きで銀メダル獲得!

1295

スピードスケートの女子団体追い抜きで日本は田畑、穂積、小平の3選手が銀メダルを獲得した。拍手々!この種目は金メダルの可能性があるので、今日は5時起きで応援した。

準決勝の相手はポーランド、6周まわるレース展開では、日本チームは予想通り前半に相手をだいぶ引き離した。先頭に田畑選手がいったり、小平選手、穂積選手がいったり、いつも3人は固まってリズムよく滑る。こういうレースをみると相当練習している感じ。最後はポーランドに追い上げられたが、ここはうまく退けた。

決勝戦の相手ドイツは、前のアメリカとの試合はヒヤヒヤものだった。ラスト寸前で3番目を滑っていた選手が足にきて転倒、が、執念の前のめりゴール。これでアメリカを辛くも破った。

さあ、決勝戦。日本は3周目の時点でドイツに1.72秒の差をつけた。このままいけば、金メダル。これは大変なことになりそう。ラストの1周。だいぶその差は縮まってきた。同時にフィニッシュ。日本が勝ったと思った。が、100分の2秒差でドイツの勝ち。ありゃー、惜しいなあー!もうちょっとで金だったのに!

3選手は本当によくがんばりました。もう一度拍手!これまで女子のメダルは銅メダルが最高。これを上回る銀メダルだから立派である。しかも金にかぎりなく近い銀。言うことなし。

思えば、このパシュートは4年前のトリノであと少しで銅メダルだった(拙ブログ06/2/17)。このときの失敗を繰り返さないで、見事銀メダルを獲得したのはコーチ陣をふくめて皆が勝利にむかって結束したからだろう。

こういう組織的な強さがあれば、ソチでも当然金メダルを狙える。そのときは今回は出場の機会がなかったが、現在15歳の高木選手が力を発揮してくれるだろう。次回のオリンピックがとても楽しみ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.02.26

祝 女子フィギュア 浅田真央ちゃん 銀メダル獲得!

 1288_3

女子フィギュアの浅田真央ちゃんが銀メダルを獲得した。拍手々!SPでトップにいた同い年の韓国ヨナ選手にフリーでも敗れ優勝は逃したが、高いレベルで競争した結果の2位だから、立派な成績。本人は演技のあとのインタビューでは大泣きで悔しさいっぱいだったが、時間がたつにつれあの愛くるしい卵顔に笑顔がもどっていた。

フリーの演技時間は4分。見てるほうもこれは随分長い演技だなと思う。選手たちはこの中にジャンプを要所で入れ力強さをアピールし、さらに軽やかなステップを踏み、体の柔らかさや俊敏な身のこなしを披露しなければいけない。だから、後半は相当シンドイかもしれない。

前半は得意の3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)を2回完璧に決め、会場を沸かせた。顔の表情は音楽の曲想にあい、ノッている感じ。だが、後半は2度明らかな失敗があった。残念だが、これで金メダルは逃げていった。

前に滑ったヨナ選手はミスがないのだから点数が下がりようがない。この選手は真央ちゃんより体がひとまわり大きい。だから、3回転ジャンプを2回連続させる演技はものすごく見栄えがする。無難にやっている感はあるが、ミスをせず流れに勢いがあるので演技全体がとても優雅でしかも力強い印象を与える。

トリノ大会で荒川静香が金メダルに輝き、世界中にアジアンビューティをみせつけたが、今回もヨナ選手、真央ちゃんの19歳ビューティコンビ。しかも、安藤美姫ちゃんが4位、鈴木選手が8位に入った。いまや、日本、韓国の女子フィギュア陣は最強といっていい。真にすばらしい!

真央ちゃんは次のソチで技術面、表現力でピークを迎えるにちがいない。誰もできないトリプルアクセルに磨きをかけ、4分間スタミナ切れになることなく、きっちり滑れる体力をつけたら、きっと金メダルは獲れる。大いに期待したい。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.02.19

祝 男子フィギュア 高橋選手が銅メダル獲得!

1259

男子フィギュアで高橋選手が3位に入り、日本人初のメダリストとなった。拍手々!二日前のショートプログラムで90点台をだした、ロシアのプルシェンコ、アメリカの大男ライサチェク、高橋選手の3人の金メダル争いになることははじめからわかっていたが、高橋選手にも優勝の可能性は充分あった。

最初に演技したライサチェクは4回転ジャンプはしなかったが、3回転をことごとく決め、安定した演技で終わった。背が高く、手が長いから演技にたいする印象がすごくいい。しかもノーミスだから、当然高い得点がでる。これをみせられると、高橋選手の金はどうかな?という感じになる。

最後から3番目に登場した高橋選手は最初に跳んだ4回転が失敗したので、心がザワザワしたが、その後は落ち着いてジャンプを次々と決めた。ステップも軽やかで顔の表情もよく、名ダンサーが踊っているよう。ジャッジが演技構成点で出場選手中1位に評価したのも納得。この演技力はすばらしい!高橋選手の演技はSPではじめてみたが、これほど上手いとは知らなかった。金メダル候補にあげられていたことがよくわかった。

プルシェンコという選手がトリノで金メダルを獲ったことは知っているが、その華麗な4回転ジャンプはこれまでみたことがなかった。3年もブランクがあり昨年9月に復帰して、このバンクーバーでもジャンプは完璧に飛ぶのだからその実力はとびぬけている。連続金メダルは逃したが、また本格的にトレーニングを重ねると王者への復活は間違いないところ。

高橋選手はひざのじん帯切断という大怪我を克服して、銅メダルを獲ったのだから本当にエライ。日本人があのロシアとかアメリカの選手と一緒に表彰台に上るのだからフィギュア界も鼻高々だろう。高橋選手は23歳と若いが、これで引退し荒川静香のようにプロのスケーターに転進するのだろうか?

織田選手と小塚選手も7位、8位に入りがんばった。拍手々!織田選手は途中までジャンプが皆成功し、なかなか調子がいいなとみていたら、途中で靴の紐が切れて演技を中断した。こんなこともあるんだ!4回転を決めた小塚選手はこれから強くなりそう。この二人は次のソチでメダルの可能性はおおいにある。とても楽しみ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.02.16

祝 スピードスケート男子500mで銀・銅メダル獲得!

1246

バンクーバーオリンピックのスピードスケート男子500mで日本は長島選手(上の写真左)が銀、加藤選手(右)が銅メダルを獲得した。拍手々!

今日はメダル期待の種目だから、朝からTVに釘付け。この500mは昔から日本は強い。長野大会では清水選手が金メダルをとり日本中が沸きかえった。前回のトリノは当時の世界記録を持っていた加藤選手が優勝するのではないかとワクワクしながらみたが、結果はまさかの6位。

今回は1回目のレースでその加藤選手は3位につけ、好調を維持していた長島選手が6位となった。2回目で17番目に滑った長島選手は素人目にも1回目とは違って手をのびのび振っているようにみえた。記録は35秒を切る34秒876。本来の実力をみせつけた感じ。

インタビューで‘転んでもいいから、開き直って滑った’と語っていたが、なかなか思いっきりのいい選手である。気持ちを切り替えられたのは自分の力に自信をもっていたからだろう。

最後に滑った加藤選手はラストの100mがちょっとバテ気味。1回目で35秒を切っていたから、金メダルを獲るのではと必死に応援したが、3位に終わった。狙っていた金でなくてとても悔しそう。話を聞いていると今回は絶対本命の選手がいなかったから、トップ10クラスは皆優勝を狙っていた様子。

金メダルを獲得したのは韓国の選手。2回とも34秒台で滑った。新聞の記事によると、現在の世界ランキング1、2位は韓国勢。この二人が日本のライバルのはずだったが、優勝したのはランキング14位の選手。韓国の選手層の厚さにびっくり。

メダル授与式は明日らしいが、表彰台はアジアの選手が独占する。韓国も日本も500mは強いね。まったくすばらしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.08.25

強がり発言で星野はジ・エンド!

557北京オリンピックで銅メダルもとれず、惨敗に終わった野球の監督をつとめた星野の帰国記者会見における発言に不快感を覚えた人が大勢いるのではなかろうか。

“金メダルがとれず本当に申し訳ない”と謝罪しておきながら、“強い者が勝つんじゃなくて、勝ったものが強いんだと感じた大会だった”とか“日本はすぐたたきにかかる。そんなことをしたら若い人が夢を語れなくなる。たたくのは時間が止まっている人間だろう”などとわけのわからないことを言っている。

短期決戦だから強いチームが調子が悪くて勝てないことがある。だから、“日本は最強のチームだったのに怪我人が多くて万全でなく、負けてしまいました。弱くて負けたのではありません”と言いたい?こういう見苦しい言い訳をする人間を日本では一番嫌う。

ライバルチームの韓国、キューバ、米国と5回戦って2回くらい勝っておれば、そういうことも言えるが、全部負けていて弱くないと言い張ると誰の目にも“この男は素直でないな、結局言い訳ばかりしている”とうつる。これでは食の偽装問題で経営者が最初いい加減なことを言って責任逃れをするのとなんら変わりない。

こういうときは“トータルの力はほかのチームのほうが上でした。日本チームはまだまだ力をつける必要があり、これからはこういう課題に挑戦しなけらばいけないと痛感した”とでも言っておれば、聞いてる側も“日本は投手はよく押さえていたが、これだけで頂点に立つのは無理だったな。WBCで優勝したのだから、気合いを入れ直せばまたやってくれるだろう”となる。

星野は60歳をこえてこんなことがわからないの?見損なった!ちびっ子野球少年でも投手はいいのに打撃力、機動力でほかにチームに劣っていると感じている。でも、星野は自分が選んだメンバーだから、そういうことを指摘されたくない。いつから、この男はこんなに傲慢になったのか。

メディアによく登場する人間で威張ったもの言いをするのが日本には3人いる。“石原慎太郎、読売のナベツネ、そして星野仙一”。昔の政治家は皆こんな態度だったが、流石に最近はこういういかにも“俺は政治家だ”という人は少なくなり、腹の中はちがうだろうが表面的には丁寧にしゃべるようになった。

星野はインタビューで嫌なことを突っ込まれるとすぐ感情をあらわにして、威圧的な言葉で切り返す。だから、こういう謝罪会見でも、一方的に批判されるのが我慢ならないのであろう。で、“たたくのは時間が止まっている人間だろう”と強弁する。これでは救われない。

“時間が止まって、現実の野球が見えず、現場感覚がズレているのはあんただよ!われわれは選手のことをいちいち責めてない。3つもエラーしたGG佐藤にはしっかりしろと怒りたくなるよ。でも、彼は守備が下手なわけではない。シーズン中にエラーは2個しかしてない。

緊張のあまり体が硬くなっていたのだから、コーチ陣がもっとリラックスさせてやればよかったのだ。プレッシャーを緩め、チームを結束させ、攻めまくる雰囲気をつくるのが監督、コーチの役割なのに、それができなかった。そういうリーダーシップのなさ、采配のまずさを批判しているの!”と言いたくなる。

こんなことを言っている星野はもうジ・エンド。即刻、表舞台から退場してもらいたい。あんたがいなくても野球界には現役、OBに有能な人材が沢山いるからご心配なく。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2008.08.22

星野ジャパンはこんなに弱かったの!?

550_2星野監督率いる野球日本代表は準決勝の韓国戦に逆転負けした。

女子マラソン同様、皆の期待にちっとも応えてくれず、これでライバルのキューバ、韓国、米国に1勝も出来ず、破れ去った。明日の3位決定戦にも勝てず、メダルなしに終わるかもしれない。

昨年のアジア予選で五輪出場権を決めたときの日本の強さはどこへいったのか?あのとき、韓国は確か出場権がとれず、最終予選にまわったはず。その韓国はこれまで負けなし。明日の決勝戦で優勝してもけっしておかしくない強さを見せつけている。

2年前のWBCの準決勝で日本に負けたから、その二の舞は御免とばかりに、7回2対2の同点にもちこみ、8回イスンヨプの2点ホームランなどで4点を入れ、日本を突き放した。これで日本は韓国に2回も負けた。“リベンジします!”はどこへいったの?自称野球評論家だから、星野ジャパンの敗戦を斬りたくなる。

打撃が振るわないのはその通りだが、五輪のような大舞台ではいいバッターでもはじめて対戦する投手に対しそう打てるものではない。予選の時、落ちるスライダーにてこずった韓国の若きエースから2点とったのだから、この試合は勝ちゲームだった。

問題は投手陣の継投。星野監督の継投策は完全に守りに入っている。これでは勝てない。杉内、川上と繋いだのはいい流れだったのに、そのあとが?なぜカナダ戦に好投した成瀬を6回だけで引っ込め、7回に藤川を投入したのか?左に弱い韓国打線なのだから、成瀬を6,7回投げさせ、8回を藤川、9回を上原にする。これがベストの継投策ではなかったか!

それなのに、7回藤川、8回岩瀬ときた。岩瀬は調子が悪いのだから、投げさせることはない。ここは誰が考えても岩瀬より涌井。でも、星野の頭には“岩瀬は今度はやってくれる”がこびりついているのだろう。韓国が20歳投手の若い力で勝利をもぎとろうとしているのだから、日本も生きのいい若手で打ち負かすしかない。星野はオリンピックというのは若いアスリートがそのすばらしいパワーと技を見せる舞台であることがまるでわかってない。人々は勝ち負けの結果に関心を寄せているのではなく、選手が見せるその美しく力強い技に感動しているのである。

パリーグにはダルビッシュをはじめ優秀な若い投手が何人もいるのに、星野はかれらの力を信じきっていない節がある。やはり自分が監督をしていたときよく知っていたセリーグの投手しか頭にないのだろう。セリーグ出身者はいまだにパリーグの野球を低くみているから始末が悪い。

また、現役の監督でないため、セリーグでもパリーグでも今現在の投手の本当の力をつかみきれてない。で、もともと度胸がいいほうでないから、プレッシャーがかかると安全策ばかりとりたがる。だから、また岩瀬投入になる。誰もが“何で岩瀬を投げさせるの?”と思っても、本人は守りに入っているから、これでいいのだと言い聞かせている。年をとると勝負に一番必要な勇気がなくなるのである。岩瀬も頑張れなかっのは残念だが、ベテランに頼りすぎる監督が悪いに決まっている。

勝負ごとは攻めないと勝てない。星野はどうも肝心のゲームでプレッシャーに弱い。リーグ優勝は3回したが、日本シリーズには一度も勝ってない。だから、まわりは星野の監督術を買いかぶりすぎで、期待しすぎなのである。態度がデカく、メディアの前で思い入れたっぷりのパフォーマンスをするから、皆“星野はすごいのかな”と思うだけ。実績からいえば野村・森監督のほうがはるかに上。

これで星野とか田淵、山本のおじいさんたちはダメなことがわかったから、彼らには表舞台から退場していただき、これからは若手の監督が野球界を盛り上げてもらいたい。監督の世代交代を進めるため、来年春におこなわれる第二回WBCの監督、コーチには阪神タイガースの岡田とか元大リーガーの長谷川といった能力のある人たちに指揮をとってもらうのがいいかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

祝 ソフトボール 悲願の金メダル獲得!

549
ソフトボールが決勝戦までの2試合で負けていた米国をついに破り、悲願の金メダルを獲得した!拍手〃。

ソフトボールのメダル決定の方法はややこしい。二日前、日本は米国に負けたのに、その日にあったオーストラリアとの試合に勝ったため、再度米国と対戦することになった。先発したのは、3連投のエース上野。前日、2試合21イニングを一人で投げ抜いたのに、またマウンドに立つのだから、すごい頑張り。

米国の長身のエースに初回から三振をバッタ〃とられたから、今回も無理かなと思っていたら、日本にツキが回ってきてホームランなどで2点とり、4回の時点で2-1でリードした。こうなると、応援にも力が入る。一番ハラハラドキドキだったのが6回裏。1死満塁の大ピンチだったが、後続をフライにしとめリードを守りきった。ピンチの後にチャンスありで、7回表に相手のエラーにつけこんで1点をもぎとり、点差を2点と広げた。

さあー、大変!あと1回抑えると金メダル。先頭打者がセンター前にクリーンヒットで出塁するも、上野は3つのアウトをたった3球でとった。最初のアウトをショートのファールフライでとったあと、一番バッターの強烈なライナーをサードが俊敏な動きで好捕。これでほぼ勝利をつかんだ。最後はイージーなサードゴロ。

放送席のNHKの名アナウンサー、工藤さんは興奮気味に金メダル獲得を絶叫し、解説者の前監督宇津木さんは歓喜の涙!もう興奮のるつぼ。やっとやっと手にした金メダルだから、選手をはじめ監督、コーチ、そしてこれまでの大会で惜しくも涙をのんだ人たちにとって、これほど嬉しいことはないだろう。水泳や柔道やレスリングのような個人競技の優勝も感動するが、団体競技の優勝というのは皆の喜びがひとつとなって大きくはじけるから、こちらも本当によかったなと祝福したくなる。

若い頃、社内のソフトボール大会に出たことがあるが、優勝の常連だった○○工場Aチームの投手の球は当てるのが精いっぱいで、ヒットがまるっきり打てなかった。とにかくソフトは投手が勝利の鍵を握っている。上野投手の頑張りに、野手がよく応え、3点をもぎとった。あの五輪3連覇の米国を破ったのだから、大快挙である。これで日本の金メダルは9個になった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.08.18

惨敗女子マラソンは誰の責任?

531_2北京オリンピックでは男子にくらべ女子が頑張っている。

柔道は2個の金メダルを含む5個のメダルをとったし、レスリングも4人全員がメダルを獲得した。

だが、柔道、レスリングと同じくらい期待されていたマラソンは惨敗に終わった。多くのマラソンファンは野口が連覇を達成し、土佐も銅メダルを獲るのではと期待していたのではなかろうか。

マラソンが大好きなので過去のオリンピックではいつも興奮して応援していた。が、今回はレースにのめりこむことが全然なく、“野口みずきが何事もなく走っていたら、優勝した38歳のトメスク(ルーマニア)に独走させることなく、ぶっちぎりの強さを見せて、ゴールのテープを切っていただろうな”と思いながら見ていた。

こんなにつまらないマラソンは久しぶり。見ているうちに陸連幹部と野口と土佐の監督に対する怒りがこみあげてきた。彼らは一体何をしていたのか?野口の足の肉離れが判明したのがレースの8日前。そして2日後に出場しないことを決めた。野口自身が一番つらいのだから、慰めの言葉しかかけようがない。ただ、レースに期待している者としては“なんとも惜しい!出れば金メダルに一番近かったのに”という思いは強く残る。

でも、監督が“予期せぬ怪我が発生しました”と説明しても、“それは残念ですね”とはならない。これまでの大会で、オリンピックへの出場権をとった選手が準備段階の怪我で本レースを欠場したことは一度もない。最善の準備をしてレースにベストの状態で臨めるようにトレーニング計画をつくり、それをマネージメントするのが監督の仕事なのに、野口の監督はこれが出来ず、野口をつぶしてしまった。お粗末極まりない!それでもプロのコーチかと言いたくなる。

野口はアテネのあと、一度故障して、長いこと走れなかったのだから、激しいトレーニングを過度にすると怪我することはわかっていただろうに。再発防止を胸に刻んだはずなのに、本番直前にダウンするのだから、傍からすると野口チームは一体どうなってんだ?ということになる。野口本人が“まだ、走りたい”と言うのを、“もういいよ、このあたりで少し休もう”と説得するのが監督の役割ではないか。

シドニー、アトランタでメダルを獲得した有森やシドニーで優勝した高橋を指導した小出監督はそのあたりは上手かった。シドニー大会の前、マスコミに出演してこんなことを言っていた。“高橋は今、一番強いよ!誰にも負けない。いい勝負ができるのは○○と△△くらいかな”。ライバルを徹底的に分析して、高橋との走力の違いをきっちり把握して、どういうレースをすると勝てるかを事前にシミュレーションしていた。このことを本人にも言って聞かせていたに違いない。

北京大会に出場した選手の走りっぷりをみて、野口の力は図抜けていたのではないかと思えるので、野口チームはどうして自信をもって準備期間をすごさなかったのかと残念でならない。要するに監督が無能だったということである。そして、野口チームの危機管理能力の無さをこれまた見過ごした陸連の責任も大きい。おそらく、陸連は野口チーム、土佐チーム、中村チームの練習状況については其々の監督に任せっきりでどういう状況にあるのか十分把握してなかったのであろう。

各チームは自分たち流でトレーニングし、陸連への報告もせず、秘密主義を通す。土佐の監督は7月の時点で、いやもっと前から土佐の外反母趾がひどくなり、本番は走れないことはわかっていたのではないか。本人も7月から長い距離を走ると本番に出場できなくなるので、まともな走り込みはしてないと思う。

皆が期待していた野口が欠場し、土佐がレース前から実質リタイア状態というのは異常である。10ヶ月も1年も前から出場を決めておきながら、こういう事態になるのだったら、補欠選手の選び方とか準備のさせ方をもっと検討する必要がある。また、代表選手3人の練習計画を陸連がチェックし、チームとのコミュニケーションを図らないとまた同じことが起こる。

マラソン界には昔から派閥があって、仲のよくないことも、今回メダルが獲れなかったことの一因ではないか。女子柔道、競泳、女子レスリングのように選手同士の横のつながりとか選手とコーチ、サポートスタッフとの絆も大事にしないと、これまで築いた伝統が一気に崩れるような気がする。今回の惨敗を真摯に受け止め、4年後のロンドン大会で強い女子マラソンを復活させてもらいたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.08.17

祝 女子レスリング 伊調 五輪連覇!

530
女子レスリングの伊調馨(いちょうかおり、24歳)が63キロ級で金メダルに輝いた!吉田と同じく五輪連覇である。拍手〃。これで日本が獲得した金メダルは8個になった。

昨日の吉田に比べると、伊調の優勝はかなり際どかった。初戦、2回戦はフォール勝ちし、流石と思わせる強さをみせたが、準決勝は冷や冷やものだった。相手選手に再三足を取られ、思わぬ苦戦を強いられた。試合が1対1で3ラウンドまで進み、ポイントを先にとられ、これは負けるかなと思ったらすぐにポイントをとり同点になった。が、同じポイントなのに、どういうわけか伊調の勝ちになり、決勝に進出した。

決勝戦でも伊調の調子は今ひとつ。1ラウンド、2ラウンドとも両者ポイントをあげられず、立った状態の相手に対して攻撃しやすい態勢から試合を進めるというルールで決着をつけることになった。これはおもしろいやり方。まず、審判が目をつむって箱の中から青か赤の玉をとりだす。

1ラウンドでは赤玉だったので、赤のユニフォームを着ているロシアの選手が伊調の片足を両手でつかみ、そこから攻撃がはじまる。攻撃が絶対有利なのに、伊調は30秒間これに耐えたため、逆に伊調にポイントがついてこのラウンドをとった。2ラウンド目は青玉がでたから、今度は伊調は攻める番。笛がなるとすぐ、相手をひっくり返し、優勝が決まった。

解説者の話によると、伊調の足がいつもの試合に比べ全然動いてないという。決勝までの3試合でスタミナを消耗したのだろうか。1ラウンドの試合時間が2分というのは素人の考えからすると短いように思うが、“だったら、一度マットの上でやってみたら。30秒たったらヘトヘトになるから”と言われそう。

体重が重いクラスの試合での2分間はかなりきついハズだし、金メダルのプレッシャーも体全体にのしかかる。それで、伊調の動きが悪くなったのかもしれない。でも、そんな苦しい試合をしながら、最後は勝つのだからたいしたもの。立派なオリンピックチャンピオンである。

これで、伊調にも五輪3連覇という大きな目標ができた。ロンドン大会でも表彰台の一番高いところに上がってもらいたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.08.16

祝 女子レスリング 吉田 五輪連覇!

529
本日からはじまった女子レスリングで55キロ級に出場した吉田沙保里(25歳)がアテネに続き金メダルを獲得した!拍手〃。

今年1月のW杯で連勝記録が119で途切れたとはいえ、圧倒的な強さをもっている吉田なら、素人目にも優勝間違いないと予想していたが、決勝戦で中国の選手をフォール勝ちしたあと涙を流して大喜び。勝って当たり前のような顔をすると思っていたが、すごく感激していた。王者の心のなかは傍でみるより、ずっと苦しい状況にあったようだ。

アテネ大会のとき、女子レスリングの試合を全部見たわけでないから、TVの前での応援はまずどんなルールで勝ち負けが決まるのかを頭に入れることからはじまる。試合時間2分のラウンドを3回やり、先に2ラウンドをとったほうが勝ち。各ラウンドはポイントの差で決まる。ただし、ポイントでリードされていても、フォール勝ちすれば、その時点で試合は終了。技とポイントの関係はよくわからないが、吉田が鋭いタックルをして相手のバックに回ったら3ポイントくらいついていた。相手を円形の試合場から外に出すと1ポイントになる。

4試合戦った吉田は動きが早く、相手選手に比べるとその強さは別格の感じ。それでも、初戦はちょっと緊張気味で解説者は“慎重に戦っている”とコメントしていた。6年間負けたとこのない選手が一度負けだだけで、試合で不安な気持ちがよぎるというのだから、勝負の世界は厳しい。

で、吉田は負けたあと、これまで最大の武器だったタックルを見直して、タックルを返されないようにトレーニングを積んだという。一度挫折を経験し、本人は相当苦しんだようだが、それをばねにして持ち味であるタックルに磨きをかけ、五輪連覇を果たした。見事というほかない!

インタビューで“ロンドンで3連覇を狙います”と力強く答えていた。なんとも頼もしい言葉。女子レスリング界における伝説の女王の道を着実に歩んでいる。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

その他のカテゴリー

やまと絵 | アメリカ絵画 | アートに乾杯! | アール・デコ | アール・ヌーヴォー | イギリス絵画 | ウィーン世紀末 | エコール・ド・パリ | オペラ | オリンピック | キュビスム | クラシック音楽 | サッカー | シュルレアリスム | ジャズ | スペイン絵画 | スポーツ | ダダ | テニス | バロック | ファッション | フォーヴィスム | マニエリスム | マラソン | ミュージカル | ラファエロ前派 | ルネサンス | ロココ絵画 | ロマン派 | 中国絵画 | 仏画 | 個人コレクション 夢の傑作選! | 円山四条派 | 写実派 | 北方絵画 | 印象派 | 古代遺跡 | 奇想派 | 工芸 | 建築 | 抽象絵画 | 文人画 | 新古典派 | 旅行・地域 | 日本の歌 | 日本の洋画 | 日本の美術館 | 日本の美! | 日本映画 | 日記・コラム・つぶやき | 映画・テレビ | | 書籍・雑誌 | 未来派 | 東洋・日本彫刻 | 民画 | 水墨画 | 洋風画 | 浮世絵 | 海外の美術館 | 海外の音楽 | 海外映画 | 狩野派 | 現代アート | 琳派 | 癒しのアートにつつまれて! | 相撲 | 素朴派 | 絵巻 | 美術に魅せられて! | | 街角ウォッチング | 表現主義 | 西洋彫刻 | 西洋画・日本画比較シリーズ | 象徴派 | 近代日本画(古典・歴史画) | 近代日本画(女性画) | 近代日本画(花鳥画) | 近代日本画(風景画) | 近代西洋絵画 | 野球 | 陶磁器 | 風俗画 | 食べ物