2026.02.11

映画 ‘ミステリアス ピカソ 天才の秘密’!

Img_20260211232501   1956年 フランス製作

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画家や彫刻家の物語が映画になったものは、モディリアーニの‘モンパルナス
の灯’のように普通の映画として観るものが大半だが、ダリのようなドキュメ
ンタリー仕立て場合は、絵の制作過程の現場にいるような感覚で観れるとい
う楽しみがある。その究極の作品が1956年に製作された‘ミステリアス 
ピカソ 天才の秘密’。

このDVDが2024年11月に馴染みのブックオフで偶然目にとまり、3100円(海外映画としては高め)を払って手に入れたが、昨年の末まで本棚に積んでおく本のようになっていた。ほかの画家ものと連続的に観たが、‘天才の秘密’の通り、あらためてスゴイ画家であることを実感した。半裸で絵筆を動かすピカソ(1881~1973)はこのとき75歳。20点くらい制作するが、じっとみていると一つ一つのモチーフがあれよあれよいう感じで形になり、彩色されていく。

たとえば、太めの鶏は腹のあたりから描きはじめて(図像の左)、だんだん鶏(右)になっていく。何度もみているうち、これは早送りでみるのがいいことに気づき、ピカソの頭の中でどういう風にモチーフが構成されていくかをつかむことができた。完成の形は予想外の展開になることもあり、この変奏の進行がとても興味深い。

ピカソが仕上げた20点におよぶ絵はもう、この映画にしか存在しないという。確かに手元にあるMyピカソ図録(4冊)にも載っていないから、タイトルは書きようがない。大きな牛の頭が描かれた作品の下の5点は横長の大作。最後に完成したのは‘ガループの海岸’。こうした貴重な作品が登場するので、このDVDをMy図録のビッグなプラスワンにした。

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2026.02.10

フェルメールに惹かれたダリ!

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  1987年 イギリス製作(BBCーTV)

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  フェルメールの‘絵画芸術’(1666~67年 ウィーン美術史美)

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 映画‘SALVADOR DALI 世界が愛した芸術家ダリの超現実的な人生’より

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  フェルメールの‘レースを編む女’(1669~70年 ルーヴル美)

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 映画‘SALVADOR DALI 世界が愛した芸術家ダリの超現実的な人生’より

シュルレアリスト、ダリ(1904~1989)の画家人生にスポットをあ
てたドキュメンタリーDVD ‘SALVADOR DALI 世界が愛した芸術家ダリの超
現実的な人生’に貴重な映像資料がいろいろでてくる。そのひとつがダリが大
きな影響を受けたフェルメール(1632~1675)に関連するもの。
ダリ本には断片的にフェルメールの精緻な写実描写にダリが大変惹かれたこ
とが記されているが、このDVDによりその強い思い入れがストレートに伝わ
ってきた。

フェルメールの‘絵画芸術’を意識して妻のガラを描くときのダリはフェルメ
ールそのもの。こんな風に語っている。‘モデルの女性への愛に発狂する画家
に成りきるのです。(インタビューアー:ガラ自身はどうでしょうか?)
彼女はスフィンクスのように身動きもせず黙ったままです。’

ルーヴルにある‘レースを編む女’にまつわる話がとてもおもしろい。
‘9歳の頃フィゲラスの実家で私は狂気じみた妄想に取りつかれていた。それ
はフェルメールの「レース編みの娘」に関してだ。実際には描かれてないが、
針の先が見えるような気がした。その針に刺されたような痛みを感じたのだ’

‘1955年5月、私はついに原画を目にすることができた。ルーヴル美術館
から模写の許可が出たのだ。美術館の職員と友人が立ち会う中ー私はその高
慢な絵を注意深く観察した。絵に近づいてステッキを当て寸法を測る。職員
たちは私を止めはせず、至宝に対する野蛮な行為をただ不安げに見守ってい
る。突然、私はカンヴァスにサイの角を描き始めた。「レース編みの娘」の
模写をせずに、、彼らの不安は仰天に変わった’。

この後、場面は動物園にいるダリになる。‘「レース編みの娘」の写真をサイ
に合わせたとき、二人の戦いでは娘が勝つと確信した。この娘は形態的に
はサイの角だからだ’

映像をみると確かに「レース編みの娘」の大きな写真をみて、サイは後ずさ
りしている。そして、次にとったダリのパフォーマンスがなんとも破天荒!
ダリは長い棒の槍をもって男たちが持つ大きな写真にむかって突進し、フェ
ルメールの絵を突き破る。‘サイは敗けたが俺はこの娘に勝つぞ’、ということ
なのだろうか。

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2026.02.03

映画‘オランダの光’!

Img_0003_20260203223201     2003年 オランダ製作 上映時間:94分

Img_0002_20260203223201   フェルメールの‘デルフト眺望’(1659~60年 マウリッツハイス美)

Img_0001_20260203223201  ライスダールの‘漂白場のあるハールレムの風景’(1670~75年 マウリッツハイス美)

Img_20260203223201   モネの‘レインスブルフ近郊のチューリップ畑と風車’(1886年 ゴッホ美)

馴染みのブックオフでフェルメール(1632~1675)の物語を映画に
した‘真珠の耳飾りの少女’が手に入ったとき、うまい具合に同じ年にオランダ
で製作されたドキュメンタリー作品の‘オランダの光’が目に入った。情報が
まったくなかったが、キャッチコピーの‘フェルメールが見た光を探し求める、
想像を超えたオデッセイ’にひきよせられ、‘真珠の耳飾り’と一緒にレジにも
っていった。

オランダはスイスのジュネーブに住んでいた頃も含めて4回旅する機会があ
った。いずれも観光客としてお決まりのアムステルダムやハーグなどを楽し
んだだけなので、17世紀の画家たちの創作の源となったといわれる‘オラン
ダの光(自然光)’を意識してあちこち動いたということもなければ、光を実
感したこともない。だから、芸術家、美術史家、天文物理学者などが解説して
くれる‘オランダの光’の特徴を知ったことは次回のオランダ旅行やオランダ絵
画に接するときに役立つのかもしれない。

注目して観ていたのはどの絵がでてくるかだった。‘オランダの光’と密接に
結びつくのはやはりフェルメールの傑作風景画‘デルフト眺望’とライスダール
(1628~1682)の‘漂白場のあるハールレムの風景’。オマケにでてき
たモネ(1840~1926)の‘レインスブルフ近郊のチューリップ畑と
風車’は印象派流の光の表現だから、モネが強烈にイメージづけられ、‘オラン
ダの光’はどこかへ消えていく。

リアリティがあっておもしろかったのはEC諸国を駆け巡るトラック運転手の話。
オランダ人:土地の平らなデンマークではきれいな光がよく見えるよ。オラ
      ンダと同じでたくさん見られる。デンマーク、オランダ、スペ
      インを比較すると、スペインの大きな街はとくにダメ、背の高
      い建物でいっぱいだからね。空と地面の境目が全く見えないん
      だ。スペインの太陽は強烈で空ももっと青く澄んでます。夜明
      けはオランダの方が早いですがね。
フランス人:スペインとオランダの差は運転しているとすぐわかる。わしの
      住むブルターニュとオランダ、ベルギーはほぼ同じといった感じ
      かな。ブルターニュの景色はここよりきれいさ。オランダはどこ
      へ行っても同じ景色だね。
イギリス人:オランダはイギリスよりずっと明るいですね。太陽もよく出るし。

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2026.02.01

映画‘真珠の耳飾りの少女’!

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Img_0001_20260201222401   2003年 イギリス・ルクセンブルク製作

Img_0002_20260201222401   ‘真珠の耳飾りの少女’(1665~66年頃 マウリッツハイス美)

つい最近、行きつけのブックオフで海外映画のコーナーをみていたら、探し
ていた作品がひょいと現れた。それは2004年仕事をしていた広島の
映画館で観た‘真珠の耳飾りの少女’。当時はフェルメール(1632~
1675)に夢中だったから、普段は劇場で映画を観たことがないのに足を
運んだ。

昨年から映画化された作曲家や美術家の物語を意識的に追っかけているが、
こちらのテンションが上がったからといって、すぐ揃うものでもない。
どんな物語だったか、8割方忘れているフェルメールの映画は2005年
にハーグを旅行し、街の光景を思い出したいという気持ちがあって、リスト
にいれていたが、運よくゲットすることができた。

物語が進むにつれて、絵のモデルとなった少女がフェルメール家の下働き
であったこと、お高くとまっている女主人、品行のよろしくないパトロン
の記憶がすこしずつ蘇ってきた。どんな絵がでてくるか注目していると
‘真珠の首飾り’(ベルリン絵画館)、‘水差しを持つ女’(メトロポリタン美)
、‘ふたりの紳士と女’(ヘルツォーク・アントン・ウルリヒ美)が使われて
いた。でも、マウリッツハイス美にある本物の‘真珠の耳飾りの少女’は登場
しない。

劇場で観たとき強く印象に残っているシーンでは気持ちを集中させてみた。
それは少女役のグリードがカメラ・オブスキュラに驚く場面。
フェルメール ‘カメラ・オブスキュラだ、覗いてみろ’
グリードは布をかぶってびっくりする
フェルメール ‘みえたか’(絵は「水差しを持つ女」)
グリード   ‘絵がなぜ箱の中に?’
フェルメール ‘これがレンズだ、外の光がここを通り箱の中に像を映し出す’
グリード   ‘本物?’
フェルメール ‘虚像(イメージ)だ’
フェルメール ‘光が描いた絵!’
フェルメール ‘参考になる’

俄然、また古都ハーグへ行きたくなった。

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2026.01.27

映画‘ポロック 2人だけのアトリエ’!

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Img_0003_20260127223801  ‘サマータイム’(1948年 テート美)

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岩波アート・ライブラリー‘ジャクソン・ポロックとリー・クラズナー’(2009年)より

まだ観ていない映画DVDで画家物語のものは本を読むときとか、My図録づ
くりの軽作業をしているとき、音声のボリュームを落として楽しんでいる。
サスペンスや刑事ものとはちがい、画家の映画は画業の流れや作品がおおよ
そインプットされているので、わが家ではこういう‘ながら’鑑賞はありにな
っている。

昨日から二日がかりで‘ポロック 2人だけのアトリエ’(2000年)を観
た。この年のアカデミー賞でリー・クラズナー役のマーシャ・ゲイ・ハーデ
ンは助演女優賞を受賞している。賞をとるのは即納得だが、残念なことに
これまでみてきた映画でどれに出演していたか、実感がなくはじめて出会
う女優のような気がする。監督とポロック役の二刀流をこなしているエド・
ハリスは知っているが、すぐにはどの映画でお目にかかたかは思い出せない。
また、ペギー・グッゲンハイムの女優もみたことはあるが、コレクションの
中にはでここない。

この映画を観たお陰で以前ゲットしていた岩波アート・ライブラリーの一冊
‘ジャクソンポロックとリー・クラズナー’に書かれていることがリアルな情
報として立体的に記憶された。ポロックがアル中で交通事故で亡くなったこ
とはわかっていたが、アルコール依存症がこれほど強かったとは。人生の中
でお酒を断ったのは2年しかできず、飲酒運転で自分も即死し(44歳)、
若い愛人の友人まで死なせてしまった。抽象表現主義の傑作をたくさん生み
だした天才画家がこんな悲惨な終わり方をすると心が深く痛む。

アクション・ペインティングの制作現場をみせる作品がいろいろ出てくるが、
実際にみた作品では初期のフィラデルフィア美にある‘男と女’と最後にとりあ
げられたロンドンのテート美所蔵の‘サマータイム:ナンバー9A、1948’
に明快に反応できた。岩波の本に載ってる雑誌‘ライフ’の取材記事がそのまま
ワンカットになっている。

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2026.01.18

ジャン・ギャバン主演 ‘望郷’ ‘現金に手を出すな’!

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1月は正月気分が続くので、まだ観てない映画のDVDやYou Tubeで古い映画
を楽しむ時間が長くなる。本を一冊読むのと同じように、映画を観るときは
普段の生活から一時的に離れて時代の異なる別の世界に入っていくので、
ほかの関心事を消して映画に対する熱量を上げないとなかなかその機会がつ
くれない。だから、映画にどっぷり嵌るにはお休み気分になる年末とか年の
はじめが一番いい。

日本映画は多羅尾伴内の‘七つの顔’と‘首’で大きな収穫があったが、海外の映
画では昨年の11月にDVDを手に入れたフランスの名優ジャン・ギャバンが
主演した‘望郷’(1937年)と‘現金に手を出すな’(1954年)がとても
よかった。作品の情報がないDVDを購入するとき決め手になるのは物語をダ
イジェストにまとめた解説文の最後にでてくる‘〇〇映画の傑作’とか‘大ヒッ
ト作’という決めフレーズ。

2作ともこれがきっちり入っている。果たして、その通りだった。ともに
モノクロで95分くらいのちょうどいい上演時間なので、‘いい映画だった
な’という思いが強く残る。これまでジャン・ギャバンが登場する映画
は‘大いなる幻影’(1937年)と‘どん底’(1936年)の2本だけ。
‘望郷’はこれと同じ頃に製作された作品。舞台は当時のフランス領アルジェ
リアの中心都市、アルジェ。ジャン・ギャバンが演じるのはフランス本国か
らここへ逃れてきた悪党泥棒ペペ。ぺぺはアルジェの一角をしめる暗黒街
カスバで尊敬されている親分だが、エンターテイメントに満ちたパリの楽し
さが忘れられず、望郷の念をつのらせる。でも、うっかりカスバから出る
と警察に逮捕される。そのディレンマに悩まされるが、パリからやって来た
ゴージャスな女性にメロメロになり、警察がしかけた罠にはまりカスバから
出てしまう、、、

この映画から17年後の1954年につくれらた‘現金に手を出すな’はフランス版のギャング映画。ジャン・ギャバンは初老のヤクザ、マックスに扮し、金塊を強奪したが、相棒のミスでそれを狙われることになる。この男に何度も尻拭いさせられるが、マックスは人情にあつく硬い絆で結ばれている。これがすごくいい感じ。最後、機関銃を乱射し対立する強面ボスを倒すが、犠牲も多く相棒、可愛がっていた若造を失う、、、歳をとったジャン・ギャバンに200%最接近した。

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2025.11.16

画家の伝記映画・ドキュメンタリーDVD!

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好きな画家の話は展覧会でみる作品からだけでなく、書籍や伝記映画からも
情報を得ることを心がけている。だから、ブックオフで映画のDVDを探して
いるときは、画家の伝記ものがでてくると敏感に反応する。ここ2年くらい
にゲットしたものをあげてみると

☆‘モンパルナスの灯’        (フランス製作 1958年)
☆‘カラヴァッジョ’         (イギリス製作 1986年)
☆‘ポロック 2人だけのアトリエ’  (アメリカ製作 2000年)
☆‘天才の秘密 ミステリアス ピカソ’(フランス製作 1956年)
☆‘世界が愛したダリの超現実的な人生’(イギリス製作 1987年)

‘モンパルナスの灯’は2022年、大阪中之島美の開館記念として大規模な
回顧展が開かれたモディリアーニの映画。フランス映画の名作としても有名
でモディに最接近するのにもってこいの作品。カラヴァッジョは2007年、
銀座テアトルシネマで観た‘天才画家の光と影’(イタリアなど4ヶ国合作)が
忘れられないが、昨年見つけたのは1986年のイギリス製作版。テアトル
で楽しんだもののDVDはまだ縁がない。つくられていると思うが、人気の画
家なのでマーケットにでてこないのかもしれない。

俳優のエド・ハリスが監督したポロックと彼を支えたリー・クラズナーの話
‘ポロック 2人だけのアトリエ’はブックオフの棚にはよく並ぶ。これ
とドキュメンタリー映画の‘天才の秘密 ミステリアス ピカソ(奇跡的に手
に入った)、‘世界が愛した芸術家ダリの超現実的な人生’はMy図録をつくる
軽作業のとき、わが家のシアターで流している。美術本でお馴染みの作品が
登場するので、目と耳をフルに活性化させて貴重な情報を心に刻んでいる。

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映画‘悲情城市’のDVDが手に入った!

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  映画‘魔の山’(ドイツ製作 1982年)

わが家の映画DVD蒐集はお目当ての作品がおおよそゲットできたので、コ
レクションの数が増えるペースは鈍化している(現在407本)。とはい
え、ブックオフへは4つの店をローテーションしながら足を運び、追っか
け作品のチェックはしっかり行っている。10月31日、太田記念美、サン
トリー美、すみだ北斎美で予定の特別展を楽しんだ後、秋葉原のブック
オフへ移動した。

そこで奇跡的なことが起こった。この店は品揃えが群を抜いて充実して
おり、出かける度に大きな収穫にめぐまれることがこれまでよくあった。
今回はそれの数倍もする幸運に遭遇した。中国映画のコーナーが目にとま
ったので、ざあーっとみていたら、なんとこの夏(7/18)の拙ブログで
とりあげた台湾映画の‘悲情城市’(1989年)が並んでいるではないか!
DVDの存在を確認してなかったので、びっくりした。

いつ発売になったのかわからないが、値段は4800円と記されている。
でも、この店では8100円のシールが貼られている。これまで手に
入れたものでは一番高い値段だが、すぐレジにもっていった。DVDがあ
ることはわかっていた‘ソフィーの選択’のほうが見つかる確率は高いと思っ
ていたので、バッグのなかにしまったときは天にも昇る気持ちだった。

そして、今月に入ってもう一点いい映画を偶然みつけた。まったく情報が
なかったロートレックの物語を映画化した‘赤い風車’(1952年)。こう
いう嬉しい幸運が続くとまだ姿をみせない名作映画との出会いをこれまで
以上に期待したくなる。そのひとつがNHKEテレの‘100分de名著’
(昨年5月)にとりあげられたトーマス・マンの‘魔の山’のなかにでてきた
1982年にドイツで製作された映画も手に入れたくなる。当面は‘ソフィ
ーの選択’同様、追っかけ作品のトップにリストアップした。

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2025.09.19

ロバート・レッドフォード 死去!

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アメリカの映画界で俳優、監督として多くの人に愛されたロバート・レッド
フォードが9月16日亡くなった。89歳だった。わが家の映画DVDコレク
ション(397本)にはポール・ニューマンと共演し大ヒットした‘スティン
グ’(1973年)と‘明日に向かって撃て’(1969年)が入っている。

ほかに観た作品は
☆‘追憶‘        (1973年)
☆‘華麗なるギャツビー’ (1974年)
☆‘華麗なるヒコーキ野郎’(1975年)
☆‘コンドル’      (1975年)
☆‘大統領の陰謀’    (1976年)
☆‘遠すぎた橋’     (1977年)
☆‘愛と哀しみの果て’  (1985年)
☆‘夜霧のマンハッタン’ (1986年)

ロバート・レッドフォードはとても親しみのもてる美男子というイメージが
ある。痛快な映画として強く記憶に残っているのがロバート・レッドフォード
が詐欺師、ポール・ニューマンが賭博師の役で出演した‘スティング’。NYを取
り仕切るボスを思いっきりダマす巧妙に仕組まれた作戦を実行し、成功する
ところがスカッとする。これに対し、‘明日に向かって撃て’は名曲♪♪‘雨に
ぬれても’が流れる新感覚の西部劇で話は進むのに、最後は銀行強盗を繰り
返すアウトローの2人組に扮する二人が取り囲れたメキシコの警察の砲弾で
ぶっ殺される衝撃のエンディング。

ロバート・レッドフォートと共演した女優も忘れられない。‘華麗なるギャツ
ビー’のミア・ファーロー、‘コンドル’、‘大統領の陰謀’のフェイ・ダナウェー
(どうでもいいことだが、鼻がちょっと低い)‘明日に向かって撃て’のキャサ
リン・ロス、‘愛と哀しみの果て’のメリル・ストリープ。

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2025.07.18

映画‘ソフィーの選択’、‘非情城市’をもう一度観たい!

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Img_0001_20250718230701   

映画‘非情城市’(台湾製作 1989年)

映画のDVDをゲットするためブックオフへ通うのは5年にもなった。勝手知
る棚に並ぶのは海外映画のほうが圧倒的に多い。だから、このなかからお目
当ての作品をみつけるのは根気がいる。そのため、全部に目を通すのは3回
に一度くらい、だいたいが今回もダメだったかで終わる。それでも、足を運
ぼうと思っているのは名女優、メリル・ストリープが主演した‘ソフィーの選
択’(米国製作 1982年)を手に入れたいから。

この映画を観たのは広島で仕事をしていた頃(25年くらい前)で、レンタ
ル店にあったもの(DVDではなくVHSビデオ)。当時は何度も観る時間はな
く、ウキぺディアでストーリーを確認することもなかったので映画狂のよう
に満喫するということはなかったが、これがホロコースト映画の秀作として
強く胸に刻み込まれている。

どういう流れで話が進みどういうエンディングだったかは覚えていないが、クライマックスのシーンは忘れられない。それが題名の‘ソフィーの選択’。アウシュヴィッツに着いたソフィー(メリル・ストリープ)は息子のヤンと娘のエヴァのどちらをガス室送りにするか、ナチス親衛隊の軍医から選択を迫られる。‘わたしには選べません’と苦しむが、選ばなければ子どもは二人とも殺されてしまう。‘小さい子を、娘を連れて行って!’と泣きながら答える。

もうひとつ、手に入れたい映画がある。NHKのBS2で放送されたのを観たと記憶している台湾映画の‘非情城市’(1989年)。メガホンをとったのは台湾を代表する映画監督,ホウ・シャオシェン。1989年のベネチア国際映画祭でグランプリを受賞した名作で香港の人気俳優トニー・レオンが耳が聞こえず、言葉が不自由な林家の四男役(画像)で好演している。台湾は昨年台北へ30年ぶりに訪問し、ますます好きになったので、なんとしてもゲットしたいが、DVD化されている? 

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