2024.05.01

映画‘屋根の上のバイオリン弾き’!

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ブロードウェイやロンドンの劇場で公演されたミュージカルが大人気になり、
映画がつくられたものは数多くある。本場のミュージカルをみたのは3回し
かないので、世の中にたくさんいるミュージカル通には足元にも及ばないが、
映画になったものはずっと追っかけてきた。それがここ数年のブックオフ通
いで一気に増えてこれまで楽しんだのはトータルで20作品くらいになった。
なにか景気をつけたくなると、ご機嫌のミュージカル映画を観ている。

オペラと同様にミュージカルも心に響くいい歌がどれだけ多くでてくるかで
人気の有無が決まる。1年くらいのスパンで聴いたものでMy‘好きなミュー
ジカㇽナンバー’に加わったのが3曲ある。‘美女と野獣’の同名の主題歌、
‘ライオン・キング’の‘愛を感じて’、‘屋根の上のバイオリ弾き’の‘サンライズ・
サンセット’。‘ライオン・キング’はミュージカルも映画もみてないが、エㇽ
トン・ジョンが作曲した主題歌に200%痺れている。

2週間前、わが家のホームシアターに映画‘屋根の上のバイオリン弾き’
(1971年)が登場した。だいぶ前に手に入れたのに時間がとれず観るの
が延び々になっていた。ロシア映画シリーズのひとつとしてようやく観るこ
とになったが、劇中に歌われる曲はオムニバスCDとして購入した‘ボストン
・ポップス・スクリーン&ミュージカル・ベスト’(ジョン・ウイリアムズ指
揮ボストン・ポップス 録音1980~85年)でよく聴いていた。このな
かでもっとも好きなのが‘サンライズ・サンセット’。

この曲は前からときどき耳にしていたが、今回どんなシーンで歌われ奏でら
れるのかわかった。そして、バイオリンを弾いているのは名手アイザック・
スターンだった。手元にあるクラシックCDではスターンのチャイコフスキー
の‘バイオリン協奏曲’は絶品で心を癒されている。このユダヤ人バイオリ
ン奏者についてはおもしろい話がある。帝国劇場で上演された‘屋根の上の
バイオリン弾き’でテヴィエ役を900回にわたってつとめた森繁久彌が
高倉健との対談のなかでこんなことを語っている。

「楽屋にあのアイザック・スターンがやって来て、‘本当にあなたのテヴィエ
はすばらしい。一緒に食事でもしませんか’と誘われたんです。ですが、私は
彼が同性愛者であるということを知ってましたから、丁重にお断りしたんで
すよ」。へえー!そうなの?くすくすと笑いそうになる話だった。

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2024.04.30

映画‘ドクトル・ジバゴ’!

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現在、手元に揃った映画のDVDは全部で340本を超えた。ブックオフで
関心のある作品や価格の安いものはみつけたらすぐ購入しするので、気がつ
いたら結構な数になっていた。でも、お目当てのものがだいたい集まってき
たからピークは見えてきた感じ。そこで今は時間をとって,たとえば1週間
かけてまだみてないものを集中的にみている。60本近くあるうち、グル
ーピングしていくつかに括り観ていく作戦だが、2週間前はロシア関連の
映画を続けて楽しんだ。

そのひとつが1965年に製作された‘ドクトル・ジバゴ’。これは25年く
らい前、広島で仕事をしていたころレンタル店のビデオでみたが、どんな話
だったか記憶がまったく残ってない。唯一覚えているのが美しいメロディが
心の琴線にふれるテーマソングの‘ラーラのテーマ’。監督は‘アラビアのロレン
ス’のイギリスのデヴィッド・リーン。主演は医師ユーリ・ジバゴ役を演じた
オマー・シャリフ。上映時間は3時間30分。昔の大作映画は軽く3時間を
こえるから、途中に休憩が入る。これが懐かしい!

このオマー・シャリフは‘アラビアのロレンス’にも出演していたから知っては
いるが、これまで抱いていたイメージはあくの強い顔をした人物。だから、
この映画ではイメージががらっと変わり医者という役柄にぴったりな誠実で
信念の人に映った。この俳優がもっとも目に焼きついているのが数限りなく
みている西部劇の‘マッケンナの黄金’(1968年)。この映画でオマー・
シャリフは保安官マッケンナ(グレゴリー・ペック)を捕らえ黄金探しに躍
起になる悪党の役で出演していた。

ユーリ・ジバゴが生涯愛した女性ラーラに扮したジュリー・クリスティはこ
の映画でしかお目にかかったことがない。イタリア人の感じがするが、あた
っている?ほかにどんな映画に出演しているのだろうか、一方、意外な男優
がでていた。若いラーラに惚れてしまうやり手の弁護士コマロフスキー役の
ロッド・スタイガー。嫌な奴だが、‘夜の大捜査線’で主演のシドニー・ポワ
チエと共演したロッド・スタイガーがこんな役ででていたとは。南部の州で
働くでっぷりした警官役の姿がこびりついているので、エンドロールで名前
を確認するまで気がつかなかった。

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2023.12.23

2023年 心を揺すぶった戦争映画!

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今年、第一次世界大戦ならびに第二次世界大戦を題材にした戦争映画は全部
で11本みたが、そのなかでとくに心を揺すぶられたのが次の3本。
☆‘U・ボート’(西ドイツ 1981年 208分)
☆‘ナバロンの要塞’(イギリス・アメリカ 1961年 157分)
☆‘大いなる幻影’(フランス 1937年 113分)

ブックオフへ定期的に足を運びたくさんの映画をチェックしていると、映画
のタイトルがどうもこびりつく作品がある。でも、世の中に大勢いる映画ファ
ンによる評価に関する情報がない場合はそれを購入するかどうかはそのとき
の気分次第できまる。果たして、いい選択だったかは半分々といったところ。
ここに挙げた3本は記憶に長く残るいい映画だった。

第二次大戦中の1941年の秋、ナチス・ドイツの占領下にあったフランス
大西洋岸のラ・ロシェル軍港(地図を参照方)から1隻のUボートが出航す
る。任務は大西洋を航行する連合国護送船団への攻撃だった。3時間以上も
ある長い映画の大半のシーンが潜水艦の中のウナギの寝床みたいな細長い圧
迫された密室。だから、閉所恐怖症の人には無理かもしれない。敵の護送船
団を沈没させるが、駆逐艦から発射された魚雷が命中し、乗組員たちの極限
の恐怖が続く。絶望的な状況を冷静沈着な艦長の的確な判断と指示と部下た
ちのがんばりでなんとか乗り越え、Uボートは奇跡的に浮上していく。この
ハラハラドキドキ感が半端でない。こんないい脚本はそうはない。いい戦争
映画をみた。

グレゴリー・ペックやデヴィッド・ニーブン、アンソニー・クインらが出演
している‘ナバロンの要塞’は以前観てノートに二重丸をつけていた映画なの
に、あらすじはまったく覚えていなかった。エーゲ海はドイツ軍の制圧下に
あり、ナバロン島は強力な大砲2門によって難攻不落の要塞と化していた。
この大砲を爆破する任務をまかされたのがグレゴリー・ペック扮する大尉を
リーダーとする精鋭部隊。最後に大砲が大爆発するのでスカッとする。

‘大いなる幻影’は興味津々でみたが、おもしろかった。1937年につくら
れたモノクロ映画だが、それはまったく気にならない。ジャン・ギャバンの
若い頃の映画ははじめてみた。第一次世界大戦でのフランスとドイツの戦い
を背景にドイツ軍捕虜となったフランス軍人たちの物語。この映画でもお決
まりの脱走作戦がひそかに進行する。スティーブ・マックイーンが主演した
‘大脱走’はこの映画が原点だったのではと直感した。

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2023.12.12

映画‘プライベート・ライアン’と‘リンカーン’の関連性!

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   ‘プライベート・ライアン’(アメリカ 1998年)

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映画の楽しみ方は絵画鑑賞と同様で作品の数が増えていくと関心のある映画
が別の映画とひょんなことでつながってきて、映画の見方がすこしレベルア
ップしたかな思えるようになる。そして、それが同じ監督によるものだとそ
の関連性の理解が深まる。今年観たスピルバーグ監督の‘プライベート・ライ
アン’(1998年)と‘リンカーン’(2012年)には心に響くつながりが
あった。

トム・ハンクスが主演した‘プライベート・ライアン’は一度観たはずなのに
あらすじがしっかり記憶されてなく、‘プライベート’はどういう意味なの?が
ずっと続いていた。映画をみたあとのルーテイン、ウキぺディアのチェック
と映画ファンの感想記サーフィンにより、ようやく意味がわかった。プライ
ベート(Private)はアメリカ陸軍の階級名称で‘二等兵’のこと。だから、この
映画は‘ライアン二等兵’をめぐるお話。

ライアン家の4人兄弟のうち3人が第二次世界大戦のノルマンディー上陸作
戦中に戦死した。だが、4男のジェームズ・ライアンだけはノルマンディー
上陸作戦の前日、パラシュート部隊として上陸したまま、行方が分からなく
なっていた。その情報がアメリカ陸軍参謀総長の元に届き、参謀総長は帰り
を待つ母の心情を思い、ライアン二等兵の保護、帰還を軍に命じた。そして、
その任務を遂行するためにミラー大尉(トム・ハンクス)は7人の部下を連
れてライアンの救出に向かう。

参謀総長が命令するとき16代大統領エイブラハム・リンカーンが登場した
ので、この映画の1ヶ月前に観た‘リンカーン’がすぐ重なって来た。映画の
冒頭に名優ダニエル・ディ=ルイスが扮するリンカーンが北軍の兵士たちを
ねぎらうシーンがでてくる。ユーモアをたやさず黒人を含めたすべての兵士
たちと気さくに接し彼らの話をよく聞いている。こういうリンカーンをみる
とアメリカでもっとも愛された大統領というのが腹にストンと落ちる。この
リンカーンの兵士を思いその家族たちの気持ちをしっかりうけとめる姿勢を
参謀総長は受け継いでいるのである。いい映画を観た!

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2023.11.08

中国もの映画に加わった‘砲艦サンパブロ’!

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美術とのつきあいを長く続けていると絵画や彫刻のモチーフとなった歴史上
の人物とか事件に遭遇し、それによって国の成り立ちや民族の興亡について
の話が点としてインプットされる。昔から歴史好きなので、西洋絵画でも
日本画でも文字による情報では歴史の実相をつかみきれないところをカバー
してくれる歴史画の効用を強く認識している。そして、絵画よりもっと立体
的に歴史のことが心に焼き付けられるのが映画。今年は中国もの映画でひと
つ収穫があった。それはスティーブ・マックイーンが主演した‘砲艦サンパ
ブロ’(アメリカ 1966年 179分)。

これまで中国ものでお気に入りDVDコレクションに入っていたのは、
☆‘北京の55日’(アメリカ 1963年 160分)
☆‘ラストエンペラー’(伊・英・中 1987年 163分)
どちらも映画の良さは音楽によってさらに増幅されている。‘北京の55日’
はアメリカの人気フォークソンググループのブラザース・フォアが主題歌を
唄って大ヒットした。‘ラストエンペラー’は今年亡くなった坂本龍一の作曲
したテーマ曲がアカデミー賞をとった。これは真に映画音楽の宝ともいえる
名曲。

さて、‘砲艦サンパブロ’は情報はまったくなかったが、名優スティーブ・
マックイーンの水兵姿をみて購入した。3時間もある大作。‘北京の55日’
が1900年、激動の清朝時代にあって‘義和団の変’の勃発によって北京の
外国人居留区にいた11ヶ国の居留民が籠城して55日間を戦った物語で
あるのに対し、‘砲艦サンパブロ’は中国人の排外思想が激しくなりデモが
暴徒化した1920年代の中国が舞台。列国は揚子江沿岸の権益と人命を
守るため艦艇を出動させていた。アメリカの砲艦サンパブロもそのひとつ。
スティーブ・マックイーンが扮するのは仕事のできる1等機関兵。仕事が
できるといつものパターンで上官といろいろ衝突する。そうすると仲間う
ちでも浮いてくる。驚いたことにあの美貌の女優キャンディス・バーゲン
が伝導学校の教師役として出演していた。そして、スティーブ・マックイ
ーンの唯一の友人水兵としてリチャード・アッテンボローも大事な役どこ
ろを演じている。最後にスティーブ・マックイーンが敵弾をうけて死ぬ
のは意外な展開だった。

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2023.11.07

映画‘クラッシュ’、‘イングリッシュ・ペイシェント’に乾杯!

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映画を観たあとはいつものルーチン作業をおこなって、My映画ファイルに
情報をごそっと詰め込んでいる。その情報はウキペディアから得られるその
映画に関するものと世の中にたくさんいる映画好きの人たちが下した評価や
感想記。つくづく思うのはそういう人たちの熱のこもった話がとてもおもし
ろく、レベルが高いこと!本職の映画評論家のブログかと錯覚するほど情報
が詰まっているものがでてきたりするから、それらを集めるとそこそこの内容のファイルが出来上がる。

これは映画をみた後のまとめの話だが、ではいい映画に遭遇するようになに
かいい情報チャネルをもっているかというと、特別の映画情報に定期的に
アクセスしていることはない。かつて観たとか古い映画ならYouTubeでも
たとえば、‘アメリカ映画ベスト50’といったものがいろいろあるからそこか
ら名作にたどりつける。だが、こうした定番のランキングには新しい映画の
秀作が入ってこないことがある。普段映画館に足を運ぶことがないから、
今年のアカデミー賞は‘〇〇‘が作品賞に選ばれたとか、‘△△’が監督賞、主演
女優賞、、を受賞したといった話にまったく入っていけない。そうすると、
どうしていい映画にぶちあたるのか、それはたまたま手に取ってみたら‘〇〇年
のアカデミー賞作品賞’と記されていたので購入した。すると、大当たりだ
った!ことが多い。

今年、それが起こったのが‘クラッシュ’(アメリカ 2004年 112分)
と‘イングリッシュ・ペイシェント’(アメリカ 1996年 162分)。
‘クラッシュ’は刑事ものだが、脚本のつくり方が所謂‘グランド・ホテル様式’で進行していく。舞台はロサンゼルス。刑事役が‘ホテル・ルワンダ’の主人公で出演していたドン・チードルだった。よくできたシナリオに感心した。観てのお楽しみ!‘イングリッシュペイシェント’も秀作で同じくアカデミー賞の作品賞に輝いている。第二次大戦末期のイタリアで看護婦がある患者を世話するが、重い火傷を負った患者が過去の出来事の断片的に甦る記憶を看護婦に伝える。なぜ、この男はこんな大けがをしたのか?、、、サハラ砂漠で何をしていたのか。作品賞受賞は即納得!

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2023.10.30

ヒッチコックのサスペンス映画ベスト10!

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コレクションの数が300本を超えた映画DVDのなかで数が圧倒的に多い
のが刑事もの、探偵もの、サスペンス。はじまりはBSプレミアムでみた
‘シャーロック・ホームズ‘シリーズ(イギリス制作)。41本全部購入し、
そのあと‘オックスフォードミステリー ルイス警部’(イギリス制作、
16本)も手に入れた。イギリスづいてしまうと次はサスペンス映画の
天才といわれるヒッチコックへという流れはとめられない。そして、秀作
を何本もみているうちに1966年に出版された’定本 映画術 ヒッチコ
ック/トリュフォー’(1990年 山田宏一 蓮實重彦訳 晶文社)にまで
手を出してしまった。

これまでヒッチコックのサスペンスは20本くらいみたが、手元に残して
いるのは10本。
☆めまい
☆北北西に進路を取れ
☆サイコ
☆ダイヤルMを廻せ
☆バルカン超特急
☆海外特派員
☆三十九夜
☆白い恐怖
☆レベッカ
☆マーニー

このなかで以前みたことがあった(プロットはほとんど忘れていたが)のは
‘サイコ’だけで、ほかは初物。それらの作品がどういうふうに製作されてい
たかは‘定本 映画術’に詳しく書かれているので脚本のおもしろさはどうやって練りこんでいったのか、アイデアのもとは何だったのかなどいろいろな情報にふれることができた。映画の評価はシナリオがいいものかどうかで決まるから、関心はそこにいく。

この10本が何度もみたい作品だが、ベスト3は最初の3つ。ネタバレにな
るので詳しくはふれないが、1位の‘めまい’は秀作中の秀作。高所恐怖症の
刑事(名優ジェームズ・スチュアート)というアイデアが意表をつく。それ
が殺人事件とどう関係してくるのか、観てのお楽しみ!
以前からタイトルが気になっていた‘北北西に進路を取れ’はラストのハラハラ
ドキドキの舞台が4人の大統領の巨大な彫刻が露頭に彫られていることで知
られる‘ラシュモア山’(アメリカサウスダコタ州)だったのがおもしろかった
。この彫刻を知ったときいつかでかけてみたいなと思っていたから、のめり
こんでみた。

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2023.10.28

映画の楽しみ方 ‘グランド・ホテル形式’!

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わが家では三度の食事のほかに音楽を聴くこと、絵画など美術品をみること、
読書、そして、体操、散歩が毎日のルーチンになっている。もちろTVで
ニュースをみたりYouTubeを楽しんでいるがこれは呼吸をしているようなも
のだから、とくに意識するようなことでもない。もうひとつ、こちらは毎日
の楽しみとはなっていないが、気になる映画をDVDでみることはいつも頭
のなかにある。コレクションは今320本。映画鑑賞は読書と同じで少なく
ない時間とエネルギーを要するので、他との兼ね合いのつけかたが悩まし
いところ。買い込んだのにまだ観てないのが65本もある。

ここ2年くらい過去に観たもので好きな映画をもう一度みて、名作の力を
存分に感じている。これに味をしめるとまだ観てないのにタイトルはインプ
ットされている作品にも関心が広がっていく。好きなジャンルたとえば、
刑事ものやサスペンスだったりモノクロの古い映画にも手を出してみたくな
る。期待ほどではなかったな、というのも含まれているが、いい映画にめぐ
りあったという思いを強くする作品も数多くある。‘グランド・ホテル’
(アメリカ 1932年 112分 モノクロ)もそのひとつ。

アカデミー賞の作品賞を受賞しているのは観終わって即納得。ベルリンにあ
る超一流の‘グランド・ホテル’が舞台となり、様々な人物がホテルにつどい
それぞれの人生模様が同時進行で繰り広げられる。高貴な生まれだが、じつ
はギャンブルで身を滅ぼしホテル専門の泥棒に成り下がった男爵。その男爵
に恋する落ち目のロシアバレエ団のプリマドンナ、、、話がいろいろ交錯し
ながら進行するのをみて、これはアガサ・クリスティの‘ナイル殺人事件’と
かパニック映画の‘タワーリングインフェルノ’と同じ形式の脚本ということに
気づいた。こういう形式を‘グランド・ホテル形式’と呼ぶらしい。そうだった
のか!この映画以降、ホテル、空港、駅、災害などのモチーフを元に同じ
手法で映画が製作されるようになった。

この手法は映画にとどまらない。NHKの‘ドキュメント72時間’も同じ発想で
ファミレス、居酒屋などにカメラをずっと固定しやって來る人たちの話をさ
らっと聞き出している。そして、‘駅・空港・街角ピアノ’でも老若男女、腕
自慢のピアニストが気軽に鍵盤をたたき名曲を気持ちよさそうに演奏してい
る。そのあとピアノとのかかわりや好きな曲についてしゃべっている。こう
いう普通の人の行動や話はすごく親しみを覚えるし共感できる。

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2023.10.22

画家・作曲家の伝記映画に心が動く!

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レンブラント物語を深堀りするのに伝記映画‘レンブラント 描かれた人生’
(イギリス 1936年)が大変役立った。これに味をしめ、今ブックオ
フで画家や作曲家の映画DVDをゲットしようと躍起になっている。画家の
映画で‘レンブラント‘のほかに手元にあるのはチャールトン・ヘストンが
ミケランジェロを演じた‘華麗なる激情’のみ。このミケランジェロ物語は昔
レンタルでもみたことがあり、DVDをなんとかコレクションしたいと思っ
ていた。ところが、探せどなかなか遭遇しないのでレアものかなと、諦め
ていた。あるとき、‘華麗なる激情’が目にとまり手に取ったら、これがずっ
と求めていたものだった!タイトルにミケランジェロの名前がついている
と勝手にインプットしたので、長い時間がかかってしまった。

今、気持ちをこめて探しているのは
☆ゴッホの‘炎の人’(アメリカ 1956年)
☆モディリアーニの‘モンパルナスの灯’(フランス 1958年)
☆‘カラヴァッジョ 天才画家の光と影’(イタリアなど4ヶ国合作 2007年)

カーク・ダグラスがゴッホ役になった‘炎の人’は以前みたことがあるが、
レンブラントの例があるので、気づかない情報にふれられることを期待して
手に入れたくなった。店に出てくるだろうか?同じく古い映画、‘モンパル
ナスの灯’はレンブラントを買う前はみたことがあったが、まあ、これはい
いかと、レジにもっていかなかった。2007年銀座テアトルシネマでみた
‘カラヴァッジョ’についても同じでパスしていた。でも、気が変わった。

クラシック音楽の作曲家ではモーツァルト物語の‘アマデウス’(1984年)
をときどき聴いている。アカデミー賞8部門受賞した作品だから作曲家の
伝記映画としては群を抜く一級の作品である。また、昨日は1974年に
製作された‘マーラー’を購入した。これは今まで見たことなかったDVDだが、
マーラー狂だから見逃すわけにはいかない。どんなマーラー像になるのだろ
うか、興味津々である。

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2023.01.22

ヒッチコックのスリラー映画!

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今年に入りヒッチコックが監督したスリラー映画への関心が一気に増し、
4本立て続けに観た。
☆‘めまい’(1958年)
☆‘サイコ’(1960年)
☆‘白い恐怖’(1945年)
☆‘北北西に進路を取れ’(1959年)

刑事もの、殺人もの、スリラーは好きなジャンルなのでいい作品がある
とブックオフで追い求めている。刑事(ジェームズ・ステュアート)が
主役の‘めまい’は先月購入しちょっと寝かせていたが、先にみた同じ刑事
もののスティーブ・マックイーンの‘ブリット’(1968年)がおもしろ
かったので、間をあけずこれもみた。映画がスタートすると舞台はなん
と同じ坂の街、サンフランシスコ。だから、すっと街に入ってい
けた。あらすじはネタバレになるので詳しくはふれないが、最後のとこ
ろで‘ああー、そういう話だったのか!’となる。あとで興奮するくらいよ
くできたシナリオ。

刑事は友人が仕組んだ妻殺しに利用されていた。おかしな行動をすると
いうので行動調査を依頼された友人の妻が自殺した後、刑事は街で亡く
なった女性ととてもよく似た女性に出会う。この二人は似ているが、まあ、
別の人物でこのあとどんな展開になるのだろうと思っていたら、なんと
二人は同じ人物で殺人犯に妻役として雇われた女性(キム・ノヴァク)。
YouTubeの映画ランキングものでチェックすると‘めまい’はベスト30の
‘5位’にランクされていた。即納得!もっと早く購入すればよかった。

‘めまい’が予想の3倍よかったので、ランキング8位の‘サイコ’をみつける
ためブックオフに駆け付けた。この映画は以前みたことになっているが、
どんなあらすじだったか、まったく覚えていない。殺人鬼役のアンソニー
・パーキンスは目にやきついているが、彼が自分自身と母親の二人の人格
をもっており、女装して(母親の人格)お金を持ち逃げしてモーテルに
やってきた女性を殺したことは忘れていた。精神科医から殺人の顛末を聞
いていると同じ仕事をしている友人のことを思い出した。‘白い恐怖’も
記憶を喪失した精神科医院の新しい病院長(グレゴリー・ペック)がでて
くる。この人物のみた夢の分析から記憶をよみがえらす女性博士(イング
リッド・バーグマン)のプロセスが興味津々、ダリのシュルレアリスム絵
が目の前をよぎった。

スパイスリラー映画の‘北北西に進路を取れ’は以前から映画のタイトルは知
っていた。はたして、これもよくできたシナリオだった。CIAでもFBI
でも敵のスパイ組織にすべりこませた二重スパイを守るために架空の人物
をつくりあげる。こんな話ははじめて知ったのでとてもおもしろかった。
やっとタイトルの意味がわかったことがなりよりの成果。はらはらドキドキ
の連続、最後の舞台が4人の大統領が彫刻されたラシュモア山(サウス・
ダコタ州)とは。

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