2008.01.03

ラトル指揮ベルリンフィルの「展覧会の絵」

149元旦未明、がんばってベルリンフィル恒例のジルベスター・コンサートを最後まで聴いた。

ここ数年、過去十分に楽しんだウィーンフィルのニューイヤーコンサートよりもこちらのほうを熱心に見ている。これは指揮するのがサイモン・ラトルというのも大きく影響している。

ところが、例年そうなのだが、手元のTV番組情報誌にも新聞のTV欄にも演奏される曲が載ってないので、演奏前の期待度はいつもあるような無いような感じ。

で、オープニングで紹介される曲目次第では、ベッドへ直行することもあるのだが、今回は願ってもないロシア音楽。なかなかいいのが並んでいる。その中にお気に入りの曲が3つあった。ボロディンの歌劇“イゴール公”から名曲“ダッタン人の踊り”、ムソルグスキーの歌劇“ホヴァンシチーナ”・前奏曲と組曲“展覧会の絵”。前二つの前菜のあとメインディッシュが“展覧会の絵”とくれば、これは極上のロシア音楽。存分に楽しんだ。

“ダッタン人の踊り”はオーボエが奏でる美しいメロディが心を和ませてくれる。最後の曲、“展覧会の絵”はなんと1/23にはCDが発売されるという(左の画像)。速い!ラトル指揮ベルリンフィルの“展覧会の絵”なら、かなり売れるのではなかろうか。実際、すばらしい演奏だった。この曲はこれまでショルティが指揮したシカゴ響のもの(10年くらい前の日本公演)をMyクラシックビデオで頻繁に聴いていたが、これで待望のベルリンフィルのものが加わり最強の演奏が2つになった。ご機嫌!

ご承知のようにムソルグスキーが作曲したこの曲は展覧会に飾られた10枚の絵が音楽的に描写され、絵と絵の間はトランペットによる“プロムナード”と称する短い間奏曲で結ばれている。その絵は“小人”、“古城”、“チュイレリー宮殿の花園”、“牛車”、“かえらぬ雛の舞踊”、“サムエル・ゴールデンベルクとシュミーレ”、“リモージュの市場”、“墓地”、“鶏の脚のついた小屋”、“キエフ市の大門”。

気分が最も高揚するのがラストの“キエフ市の大門”。カメラは終盤になり何回もでてくるシンバルの音を演奏者の後ろからとらえていた。自分で経験がないからわからないが、全神経を集中させてさせて目一杯シンバルを両手で打ち鳴らしている感じ。トランペットは鳴り響き、ドラやシンバルの音が腹にずしんずしんとこたえる演奏は最高!夜遅くまで起きていた甲斐があった。これからはショルティとラトルの名演奏を交互に聴こうと思う。

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2007.10.20

ギル・シャハム バイオリン・リサイタル

24昨日夜10:45から放送されたNHK教育の“芸術劇場、ギル・シャハム バイオリン・リサイタル”は番組情報誌・太郎を購入した3週間くらい前から大変楽しみにしていた。

ギル・シャハムはとても気に入っているバイオリニスト。現在37歳のイスラエル人。

アメリカで生まれ、3歳のとき、両親とともにイスラエルに移住し、7歳からバイオリンをはじめた。

この天才、バイオリニストを知ったのは98年、“スコットランド幻想曲”(ブルッフ)でN響と共演したとき。親しみやすいスコットランド民謡が入った美しい曲をシャハムはうたうように弾く。なんて上手いバイオリニストだろう!もう大感激だった。以来、定期的にビデオをまわし、このときの感動を再現している。

今回のリサイタルは今年7月、王子ホールであったもの。曲目は
★バイオリン・ソナタ二長調 (モーツァルト)
★無伴奏バイオリン・ソナタ第2番イ短調 (バッハ)
★ソナタ・ピンパンテ (ロドリーゴ)
★スペイン舞曲から サパテアード&アンダルシアのロマンス (サラサーテ)
★チゴイナーワイゼン (サラサーテ)

シャハムは今、ニューヨークに奥さん子供二人と住んでおり、同じくNY在住のピアニスト、江口玲とは仲がよく、定期的にリサイタルツアーを行っているらしい。道理で息の合った耳にここちいい演奏である。このバイオリニストの音楽はとても明るくて楽しい。まるでモーツァルトがうたってるよう。

また、バッハはバッハですごく心にしみる。なんでも豊かに弾く。難しい曲なのに、重厚にそして心のひだにやさしくふれるように弾くところがすごい!最後は定番、サラサーテの名曲“チゴイナーワイゼン”。我が家は今年、スペインイヤーだから、名手の演奏にノリがいい。

これでMyクラシックビデオコレクションのシャハムは3本になった。02年、アバド指揮ベルリンフィルと共演したブラームスの“バイオリン協奏曲”でもシャハムは情感豊かにうたっている。久しぶりに聴いてみたくなった。

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2007.10.08

小澤征爾指揮 ベルリオーズ「幻想交響曲」

3今日は3時から6時までBS2の“サイトウ・キネン・フェスティバル2007”
(9/8)を聴いていた。

この番組は“TV太郎”をみて前から楽しみにしていたのではなく、朝刊で偶然見つけたもの。

演目がお気に入りのベルリオーズ作曲の“幻想交響曲”だったので、長時間、TVの前にいることになった。で、予定していた散歩は無し。

3時間もクラシック音楽を聴いたのは本当に久しぶり。長野県の松本市で毎夏行われる“サイトウ・キネン・フェスティバル”は今年で16回目になるという。最初の5年間くらいはNHKの音楽番組でよく観たが、最近はほとんど聴いてない。

番組の冒頭に流されたのがこのフェスティバルがはじまった92年に演奏されたブラームスの“交響曲1番”(3、4楽章)。当時、今より随分若かった小澤征爾が指揮するこの演奏を“すごい、すごい!”と大感激して聴いたの思い出した。カール・ベームの1番も心に響くが、サイトウ・キネン・オーケストラのすばらしい演奏も胸に深い感動がこみあげてくる。これでクラシックモード全開になった。

今年の最初の曲はラヴェル作、“なき王女のためのパヴァーヌ”。これは大好きな曲。この曲とかサティの曲が“哀愁の○○”といった映画のバックに流れると脳からα波がどっとでて、いい気持ちになるのだが。でも、今はこんな甘美で夢幻的な音楽は古典すぎて使われないだろう。

後半に“幻想交響曲”が演奏された。これは何度も聴いているが、小澤征爾の指揮ははじめて。昔から小澤征爾はこの曲が得意らしい。リハーサルのとき、“これは狂気のベルリオーズがつくったのだから平板にならず、のびのびと変化をつけて演奏してください”と言っていた。いつ聴いても心が浮く浮きしてくるのが2楽章の“舞踏会”。耳慣れたワルツにうっとり。4楽章の“断頭台への行進曲”には懐かしい思い出がある。

この“幻想交響曲”をはじめて聴いたのは昔、スイスのジュネーブに1年間住んでいたとき、クラシック好きの知人に誘われて出かけたスイスロマンドの演奏会。3楽章が終わったとき、“これから面白いことがおきるからよく聴いていて”と隣の知人からささやかれた。それは夢の中で恋人を殺めた青年の首が最後ギロチンで飛ぶところで使われる“キィーン!”という大きな金属音。それまでの音楽鑑賞では経験したことのない衝撃的な音だった。今回はすでに免疫ができているからそれほど驚かない。

4楽章、5楽章“魔女の夜宴の夢”における聴きどころは、ティンパニのずっしりとそして歯切れのよい音とトランペットやトロンボーンなど金管楽器パートが繰り広げる音の乱舞。流石、小澤征爾の指揮はのびやかで華麗な演奏をひきだしている。久しぶりの“幻想交響曲”を腹の底から楽しんだ。小澤征爾のことは一度拙ブログ04/12/8に書いた。

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2007.09.08

インバル指揮 マーラー「交響曲1番・巨人」

1027昨日のNHK教育でインバルが指揮するマーラーの交響曲を放送していた。

大好きなマーラーをあのインバルが指揮するとなると見逃すわけにはいかない。

最近とんとクラシックを聴いてないので、演奏自体がすごく新鮮に感じられた。マーラーを最も得意とするインバルが率いるのはロンドンのフィルハーモニア管弦楽団。西池袋にある東京芸術劇場で
今年7/4に行われた演奏会である。

交響曲1番はこれまで数えきれないほど聴いたから、1楽章から4楽章までの演奏内容は体のなかに沁みこんでいる。何度もビデオに収録し、そのつど手元にあるものと演奏の出来栄えや録音状況を比較し、いいほうを残してきた。今あるのはアバド指揮によるベルリンフィルの演奏(89年)。これを今回のインバルのマーラーは上回ったか?

聴き終えて体が熱くなるほどすごい演奏だった!会場では“ブラボー!”があちこちから飛び交い、大きな拍手が長く続いた。TVで聴いていても言葉がでないくらいだから、会場に居合わせた観客は感激も極に達し、アドレナリンが出っ放しだったのではなかろうか。

名手が揃ったベルリンフィルの金管楽器パートは過剰なくらい大爆発するという感じだが、フィルハーモニアのトランペット、トロンボーン、ホルンも鳴り響いていた。マーラーの交響曲の場合、弦楽器が演奏する美しい旋律にもうっとりするが、聴きごたえがあるのはなんといっても金管楽器の感情を外へばっと出すような力強い演奏。なかでもこの“巨人”の最終章の圧倒的なフィナーレは感動的。

演奏を一層盛り上げるため、ティンパニの前にいる8人のホルン奏者と1人のトランペット奏者は終わりに近づいたところで一斉に立ち上がる。これがなかなかカッコいい。マーラーの演奏にはこれくらいのパフォーマンスが必要。ベルリンフィルでも“巨人”のときではないが、“5番”の演奏のとき、主席ホルン奏者がホルンを高く上げていた。

マーラーの“巨人”というと、すぐ頭の中に流れるのが3楽章の古いボヘミア民謡の旋律。まずコントラバス、ついでチェロといくのだが、これをマイクが拾ってくれない。オーボエが加わったところでやっと聴こえてきた。残念だが、これはよくあること。会場で聴いている人には関係ない。ベルリンフィルのように小さなマイクを沢山置いてないのだろう。

“巨人”はアバド、インバルともにいいので両方残すことにした。インバルのマーラーは本当にしびれる。フランクフルト放送交響楽団が演奏した“5番”(00年)に続き、この“巨人”も二重丸。会場へ足を運べばよかった。

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2007.06.24

ラヴェルのバレエ組曲“ダフニスとクロエ”とシャガール

896本日午後、NHK教育で放送していた“思い出の名演奏”を聴いた。

最近はクラシック音楽をじっくり聴くことが少ないので、久しぶりのラヴェルやチャイコフスキーに心が洗われた感じ。

演奏しているのはワレリー・ゲルギエフが指揮するサンクト・ペテルブルグにあるマリインスキー劇場管弦楽団で、95年11月の来日公演VTRである。当時、BSで放映されたのを聴いたはずだが、ビデオ収録しなかった。理由はちょっと言いにくいが、ゲルギエフのあの宣教師禿げとむさくるしい顔の髭がビジュアル的に耐えがたかったから(ゲルギエフのファンの方、ご勘弁を!)。

クラシック音楽とオペラは300本くらいあるBSやN響アワーを収録したビデオで楽しんでいるのだが、演奏されるのがたとえ名曲でも姿勢が悪かったり、ビジュアル的にNGな指揮者の時は録画をしないことにしていた。これは今でも続いている。ゲルギエフの指揮者としての実力はよく知っていたが、勝手な“Myビデオコード”にひっかかり、ビデオコレクションのなかにゲルギエフ指揮のものは一本もない。

現在、サイモン・ラトルとともに最も人気のある指揮者となったゲルギエフの12年前の指揮は、やはりすばらしい。曲がまたいい。ラヴェルのバレエ組曲“ダフニスとクロエ”第二組曲とチャイコフスキーの“交響曲6番 悲愴”である。“ダフニスとクロエ”と好きなラヴェルの曲については拙ブログ05/2/3で書いた。今回は“シャガール展”(千葉市美、6/19)をみた後だったので、ここに出ていた“ダフニスとクロエ”をモティーフにした多色リトグラフ(1961)の図版を眺めながら、演奏を聴いた。これぞ音楽と絵画のハッピー・コラボレーション!

全42点あるうち右は千葉市美のではなく、別の回顧展でみた“扉絵”(左)と“泉のほとりのダフニスとクロエ”(右)。このリトグラフが出来上がる2年前の1959年、シャガールはこのバレエ組曲がフォーシキンの振り付けによりオペラ座で演じられた際、衣装と舞台衣装を手がけている。色使いはこのリトグラフの色彩をベースにしたにちがいない。

昨日の“美の巨人たち”では、シャガールの“彼女を巡って”、“町の魂”、“妻に”(いずれもポンピドー・センター蔵)が取り上げられ、今日は大好きなバレエ組曲“ダフニスとクロエ”とシャガールつながりの音楽を聴いた。シャガールのモノグラフを読む機が熟しているような気がする。

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2007.06.18

もっと知りたいスペイン! その一 スペインを扱った名曲

8893月上旬のスペイン旅行以降、スペインの歴史、文化に対する感度が格段と上がっている。

で、わが家は今年を“スペインイヤー”にしようと、スペイン大好き人間の方と食事会をして、観光談義に花を咲かせたり、ゴヤやベラスケスのモノグラフを読んだり、またスペインの名がつくいいクラシック音楽を聴いたりして、“もっとスペイン!”状態。

当分、心の中をスペインものが占領するので、拙ブログで不定期にスペインの歴史や文化について感じたことや整理できたテーマを綴ることにした。題して“もっと知りたいスペイン!” 一回目はスペインを扱った名曲。

これまで収録したクラシック音楽や歌劇のビデオの中から、スペインの名のつく曲をピックアップして集中的に聴いてみると、α波をビシビシ放出させてくれる名曲がいくつもあり、その気持ちのいい曲想に酔いしれる。

昔からよく聴いているのがロドリーゴ作曲の“アランフェス協奏曲の2楽章”。若い頃、トランペット奏者のマイルス・デイビスが管弦楽団とコラボしたジャズ&管弦楽の傑作、“スケッチ・オブ・スペイン”を数えきれないくらい聴いたから、サビのメロディラインが体の中に沁みついている。最近もっぱら聴いているのは、クラシックギターの名手、ジョン・ウイリアムスがベルリンフィルと共演したもの。

ギター演奏ではこの曲とおなじくらい好きなのが“アランブラ宮殿の思い出”(タレガ作曲)。ツアーで一緒した男性の方は弟さんが弾いていたこの曲を聴いてスペインに行きたくなったと話しておられた。たしかに、この曲もスペインの哀愁が漂う名曲である。

スペイン人が作曲したものでお気に入りはファリアがつくった、ピアノおよび管弦楽のための“スペインの庭の夜”。全曲は1.ヘネラリーフにて 2.はるかな舞踏 3.コルドバの夜 の3部からなる。グラナダのアルハンブラ宮殿の近くにある夏の別荘、ヘネラリーフ(右の写真)を思い出させてくれるピアノと管弦楽による夜想曲にうっとり。

そして、小さい頃からなじんでいるのが、大バイオリニスト、サラサーテが作曲したあの“チゴイネルワイゼン”。スペインというと、闘牛、フラメンコとともに、このジプシーの激しい情熱と哀愁が切々と伝わってくる“チゴイネルワイゼン”が浮かんでくる。

スペイン人以外ではフランス人がスペインを扱った曲を多くつくっている。ラヴェルの“スペイン狂詩曲”、シャブリエの“狂詩曲・スペイン”、ラロがサラサーテのために作曲した協奏曲風の大組曲“スペイン交響曲”もいい曲。また、メロデイメーカーのリムスキー=コルサコフの“スペイン奇想曲”は何度聴いても痺れる。

オペラでは、なんといってもいい曲が次から次に出てくるビゼーの“カルメン”と底抜けに楽しいロッシーニの“セビリアの理髪師”。琴線にふれる名曲をこれからもずっと愛していきたい。

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2005.12.24

庄司紗矢香のブラームスバイオリン協奏曲

253本日未明、BS2で庄司紗矢香の演奏を聴いた。先週からNHK音楽祭を放送中で、最初が五嶋みどりで今週が庄司紗矢香。

16歳の史上最年少でパガニーニ国際バイオリンコンクールで優勝し、世界の注目をあびてからはや6年がたち、はにかみやの天才少女もいまや光輝く大人の演奏家へと成長。

これまで彼女の演奏で聴いたのはチャイコフスキー、ショスタコービッチ、シベリ
ウスのコンチェルト(拙ブログ04/12/15)。今回演じるのはブラームスで、東洋人の
血をひいてるのかと思わせるギルバート率いる北ドイツ放送響との共演。パガニー
ニコンクールで評価されたということはテクニックは超一流であることは誰もが認め
るところ。歴史に名を残すバイオリンの名手になれるかどうかは作曲家の曲想をよく
心に刻み、聴く人に強く訴えられる演奏を行うことが出来るかで決まる。

ブラームスが45歳のとき作曲したこのバイオリン協奏曲は交響曲のようなコンチェルト
で、ほかの曲と較べ、演奏がはじまってからソリストが弾きだすまでかなり間隔があく。
1楽章での聴かせどころである透明な美しい旋律を庄司はめりはりよく弾いている。
のびのびとした手の動きは演奏するのが楽しくてしょうがないという感じ。管弦楽の髭を
はやしたオーボエ奏者はかなりの名手。

歌のような旋律が心に響く2楽章はソリストの腕の見せどころ。ちょっと気になったの
はティンパニの音が大きいこと。しかも、どろん々している。よく聴くパールマンの演奏
ではオーケストラの音量は押さえ気味で、目をつむるとパールマンのバイオリンの
音色がまるで歌ってるように心地よく伝わってくる。庄司紗矢香の腕は確かでも管弦楽
との関係で演奏全体の印象が随分変る。最後に盛り上がる3楽章に入ると、ブラーム
スの魅力が全開。バックと庄司のバイオリン演奏が小気味よく掛け合い、こちらの
テンションも上がっていく。

演奏を終えた庄司紗矢香の顔はさわやかで、その表情からは自信のようなものが
窺がえる。まだ、二十代の前半なのにこれだけの演奏をし、観衆を魅了するのだから
すごい。また、あの笑顔に吸い込まれそうになり、拍手をしてしまった。五嶋みどりと
このバイオリニストの演奏だけは早く生で聴きたいと願っている。

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2005.05.20

シカゴ交響楽団の展覧会の絵

ロシアの作曲家、ムソルグスキーの作品に展覧会の絵というのがある。
この組曲のなかで最も迫力のある“キエフ市の大門”のさびのところを
使ったTV、CMを最近よく聴く。で、久しぶりにこの好きな組曲を
Myクラシックビデオで楽しんだ。

手元にあるベストの演奏は90年、シカゴ交響楽団が来日し、ショルティ
の指揮で演奏したときのもの。当時、この楽団はトランペットとホルン
の世界的名手をかかえていた。特に何回も出てくる有名なプロムナードを
演奏するトランペットの音色は天下一品。トランペット奏者の名前は
知らないが、顔を真っ赤にして吹く様は赤鬼のようであった。

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2005.03.19

ピレシュが弾くモーツァルトピアノ協奏曲

N響アワーでやっていたピレシュのピアノ演奏を聴いている。1944年リスボン
生まれのこの女流ピアニストはモーツァルト弾きの大家だそうだ。先週流されたの
は83年と92年とちょっと昔の演奏会。ビデオ収録したのは2度目。このポルトガル人
ピアニストの演奏をはじめて聴いたのは、99年のベルリンフィルとの共演で
弾いたモーツァルトピアノ協奏曲ホ長調K271。指揮はハイティンク。

このときは、ショートカットの髪をした柔らかい感じの中年の女性が弾くモーツアルトは
とてもすがすがしく、いい演奏だったという印象だった。

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2005.02.06

癒しのモーツァルト

普段は見ない“題名21”というテレビ朝日の朝の番組で“癒しのモーツァルト、
人気ランキングベスト20”というのをやっていた。音楽療法が最近盛んに
行なわれているという。どういう効果があるのか、専門的なことは分からないが
、番組ではモーツァルトが作曲した音楽の中から、癒し系の曲に注目し、上位
20曲を披露していた。そして、お医者さんが選ばれた曲が健康の促進に
どう影響してるかを解説していた。好きなモーツァルトの曲がどんな順位に
なるのかというのに興味を覚え、熱心に見た。

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2005.02.03

サイモン・ラトルのダフニスとクロエ

最近はサイモン・ラトルが指揮するベルリンフィルの演奏をよく聴く。
そのなかで、ビデオをまわす回数が一番多いのが03年の
ジルベスターで演奏されたラヴェル作曲のバレエ組曲“ダフニスとクロエ” 
第二組曲。出だしの“夜明け”を目をつぶって聴くと気分がほわーんとなる。
ドイツ人にこんな曲はつくれない。フランス生まれの作曲家らしいラヴェルの
傑作である。

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2005.01.21

カルミナ・ブラーナ

ベルリンフィルの04年ジルベスターコンサートで演奏されたオルフの
カルミナ・ブラーナのCDが今月末に発売されるという。人気の指揮者
サイモン・ラトルが振ったカルミナ・ブラーナなのでかなり売れるのではない
かと思う。収録したビデオもMyベストコレクションの1枚になった。

この劇場カンカータ、“カルミナ・ブラーナ”ができたのは1936年。20世紀
に入ってからの作品だ。ややもすると難解な現代音楽と較べると、きわめて
シンプルで聴きやすい曲である。

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2005.01.15

指揮者サイモン・ラトル

先週の日曜、NHK教育で放送されたサイモン・ラトル指揮のベルリンフィル
の演奏をビデオで楽しんでいる。恒例のヨーロッパコンサートが昨年5月、
アテネ、パルテノン神殿の下にあるヘロド・アティクス音楽堂で行なわれた。
指揮はサイモン・ラトル。演奏されたのブラームス作曲、
シェーンベルク編曲の“ピアノ四重奏曲1番、管弦楽版”。ブラームスの音楽には
好きな曲が多いが、この曲ははじめて聴いた。ブラームスが28歳の時、
つくった曲だ。

我が家のクラシックコンサートはいつも収録ビデオの再生。ビデオだと演奏
会場にいる雰囲気になれるのと指揮者の顔や表情をみれるのが大きな
メリットだ。

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2004.12.24

シャルロット・チャーチ

クリスマスの24、25日は我が家では例年、クラシックのクリスマスコンサート
を聴いている。天使の歌声が入ったビデオだ。天使はシャルロット・チャーチ
ちゃん、シセル・シルシェプーさん、フィリッパ・ジョルダーノさん。。です
みなさん、天空より特別出張していただきました。

まず最初はシャルロット・チャーチちゃん、 1曲目“天使のパン”(フランク作曲)
つかみは上々。クリスマスモードにはいってきた。。。。。。。。
4曲目は“ピエ・イエス”(ロイド・ウェーバー作曲)天使のお相手をする
ボーイソプラノがどっかから入ってきた。ううーん。なんといい曲だ。二人
のハーモニーが絶妙。ウェーバーは現代のモーツァルトだな。
クリスマスイブも佳境に入ってきた。冷えた吟醸酒もうまい。楽しい。
。。。もう最後の曲か“ハーレックの兵士たちよ”(ウェールズ伝承歌)
歌のおわりは“。。。。。ウェールズ万歳”か。バックで歌っている合唱団
の面々は頭の薄いひとや、白髪のおじさんだ。閉めの歌としては
きっちりきめている。1部の終了。あの天使は15歳?

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2004.12.18

ドレスデン国立管弦楽団

昨夜、BS2でハイティンク指揮のドレスデン国立管弦楽団の演奏会を
聴いた。演奏されたのは2年前の02年9月。ハイティンクの指揮をみる
のも久しぶり。曲目は歌劇“オベロン”序曲、ベートーベンのヴァイオリン
協奏曲、最後がブラームスの交響曲1番。豪華なプログラムだ。
ドイツ音楽の好きな人にはたまらない演目。ヴァイオリニストがまた
ビッグネーム。ドイツが今、世界に誇るツィマーマンである。

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2004.12.16

ピアノ協奏曲

ピアノはコンサート会場で聴くのが一番いいのはわかっているが、
仲々これが実現しない。とくに、人気ピアニストのチケットはすぐ売り切れ
になる。で、32型TVで収録ビデオを楽しむことになる。今のTVは音質
も良いので、我が家のミニ々ホールにもピアノは鳴り響く。
音量を上げると、ご近所の迷惑になるので程々の音にしておくのが
節度ある住人の心得とわきまえているが、時々身内からチェックが入る。

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2004.12.15

バイオリン協奏曲

バイオリンとピアノの協奏曲を較べたとき、どちらをよく聴くかと
なると、、なぜかバイオリン協奏曲である。バイオリンのほうが歌って
いるように聞えるからかもしれない。

クラシック音楽は専らBS2やN響アワーを収録したビデオで聞いている。
Myコレクションは現在200本位ある。CDやDVDに比べ音質は劣る
かもしれないが、ビデオの良いところは指揮者や演奏者の表情、どの楽器
から音がでているかがわかるのと、感動を指揮者、楽団員、
観客と共有できることだ。

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2004.12.08

小澤征爾とベルリンフィル

12/6、小澤征爾が顧問をつとめる水戸室内管弦楽団の一行が長岡
市の中学校を訪れ、中越地震で被害にあった人たちを元気づける
演奏会を行ったことが報じられた。ウィーンフィルの指揮者である
小澤征爾が日本に来ることがもともと決まっていたのか、わざわざ
時間を割いてかけつけたのかはわからないが、フットワークがいい。

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2004.12.01

ホルストの惑星・木星

N響アワーに宇宙飛行士の毛利さんが出演し、宇宙で聞いて良かったクラシック音楽
を披露していた。番組の最後は視聴者が期待したホルストの惑星から水星、木星が
毛利さんが宇宙で撮影したハイビジョン映像をバックに演奏された。

最近、平原綾香という音大の歌手が木星に歌詞をつけて歌う“ジュピター”をよく聴く。
すばらしい歌声だ。この歌手は来年日本で公演されるフランスの「十戒」の日本語
テーマソングを歌うそうだ。紅白歌合戦にも出場するらしい。拍手。

クラシック音楽、オペラとの付き合いもだいぶ長くなってきたが、数ある名曲から
つい口ずさみたくなるのはこの木星とヴェルデイのナブッコで歌われる
“ゆけ、わが思いよ、黄金の翼にのって”、マスカーニのカヴァレリア・ルステイカーナ
である。

ホルストの木星にはちょっとした思い出がある。ひとつは横浜に引っ越した頃
近くの家電店が閉店の音楽にこの木星を流していたので、ひどく感激して以後この
センスのいい店で電気製品を買うようになったこと。もうひとつは、この曲の原曲が
讃美歌であることを交通事故で亡くなったあのイギリスのダイアナ妃の葬儀で知った
ことである。このとき海外旅行中でホテルのCNNを見ていたら、ウェストミンスター
寺院の合唱隊がこの讃美歌を歌っていた。

ナブッコの“黄金の翼にのって”は本当にいい曲だ。これを歌うミラノスカラ座合唱団の
歌声は天下一品。この曲を聴くたびにオペラに接して良かったなと思う。

マスカーニの“カヴァレリア・ルステイカーナ”は結構頻繁に聴いている。とにかくこの曲を
目をつぶって聴いているときが一番気持ちがいい。α波が目一杯出ているのだろう。
ゴッドファーザーⅢにもこの歌劇が使われていた。

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