2017.03.21

モーツァルトの♪♪‘フルートとハープのための協奏曲’!

Img_0001    ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756~1791)

昨年の12月からYou Tubuでクラシックの名曲を聴いている時間が多くなった。聴いているのはもっぱら30分以内で終了する協奏曲やソロ曲。前回はバイオリン協奏曲の話をしたが、チャイコフスキーとブルッフの2曲とともに楽しんでいるのがモーツァルトの♪♪‘フルートとハープのための協奏曲’。

モーツァルト(1756~1791)が22歳のとき作曲したこの協奏曲はパリに滞在中、外交官の公爵から依頼されたもの。クラシックにはいろんなタイプの音楽があるが、このフルートとハープのテンポのいい響き合いは‘元気のでるクラシック’の典型ともいえるもの。はじめて聴いて200%心を奪われて以来、魅了され続けている。

もし南海の孤島に住むことになり持っていけるクラシックのCDが10枚だとすると、どの曲にするか。モーツァルトはこの‘フルートとハープのための協奏曲’と‘交響曲第41番ジュピター’がすぐ決まる。それほどフルートとハープの美しい音色はわが人生を支えてくれている。

クラシックの通ではないのでよく知らないが日本の演奏者でフルートとハープの名手が誰だろう?世界中をみわたしてフルートの第一人者はフランスのエマニュエル・パユが今も君臨している!?そしてハープの現役の名演奏家は?

生の演奏を聴く機会が今はほとんどないが、フルートとハープの掛け合いは一度聴いてみたい。そのためクラシックの情報を少しずつ集めることにした。

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2017.03.14

スメタナの ♪♪交響詩‘モルダウ’!

Img_0003     スメタナ(1824~1884)

Img_0002 プラハの街を流れるモルダウ川 手前から二本目がカレル橋 左側が旧市街

Img     手前の旧市街からみたカレル橋、橋を渡り丘を登るとプラハ城

Img_0001     チェコの南から北へと流れプラハに流れ込むモルダウ川

‘チェコ国民音楽の父’といわれたスメタナ(1824~1884)が作曲した♪♪交響詩‘わが祖国 モルダウ’(1874年)は日頃よく口ずさむクラシック音楽のひとつだが、じっさいにプラハに来てモルダウ川の流れをみるとこの曲のすばらしさをいっそう実感する。絵画好きにはミュシャが楽しめ、そして音楽好きにはスメタナがやさしく心をつつんでくれるプラハ、つくづくこの街を旅してよかったなと思う。

クラシックを頻繁に聴いていた頃、毎年5月12日からプラハで開催される‘プラハの春音楽祭’をNHKがBSで放送してくれ2回くらいビデオ収録したことがある。お楽しみはやはり6曲からなる交響詩‘わが祖国’、その1曲としてスメタナが作曲したのが‘モルダウ’。曲名はチェコに豊饒な大地をもたらす母なる川、モルダウ(ヴルタヴァ)川に由来している。

この曲がつくられたのは1874年、オーストリア=ハンガリー帝国の統治下ににあったチェコに民族独立の気運が吹き荒れた時代、この聴く者の心を揺り動かす美しいメロディにはチェコの民衆が願った祖国独立への熱い思いが込められている。

モルダウ川はチェコの南から北へ流れて首都プラハに流れ込む。冒頭のフルートのころころするような音色はモルダウの源流を表しており、一滴々の水滴が集まってひとつの流れをなしていく。スメタナはこの曲について、‘最初に2つの源流が現れる。これらの支流はやがて合流して広大な牧草地と森を通り抜ける’と言っている。

プラハ国立美をとりあげたのでこのところ‘モルダウ’を聴くことが多く、音楽にも大きな力があることをかみしめている。

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2017.02.11

心に響くパールマンの演奏!

Img    You Tube パールマン チャイコフスキーの‘バイオリン協奏曲1番’

ピアノ協奏曲とバイオリン協奏曲をYou Tubeで聴くとき、どのくらいの割合かというとバイオリンが7でピアノが3。バイオリンの音色はピアノとちがい音がつながっているため耳ざわりがよく、歌に聴き惚れているときみたいにいい気分にさせてくれる。

ピアノ協奏曲同様、ベートーベン、ブラームス、チャイコフスキーはすばらしいバイオリン協奏曲も作曲している。ほかにもシベリウス、メンゼルスゾーン、ブルッフなど名曲は数多くある。今回久しぶりにYou Tubeでめぼしいものをいろいろ聴いてみた。

お気に入りに最後まで残ったのは2曲、やはりこのふたつが最も心に響く。
★チャイコフスキーの‘バイオリン協奏曲1番’
   イツァーク・パールマン 1990年ズビン・メータ指揮イスラエルフィル
★ブルッフの‘スコットランド幻想曲’
   ダヴィッド・オイストラフ 1962年ロンドン響
   パールマン 

この2曲に昔から惹かれているのはさびのメロディが口ずさめるから。そして最初から最後までずっと琴線にふれる曲想が続くため、30分くらいの演奏の間ずっと心を洗われ鎮められる。だが、とびきりの名曲とはいえ誰の演奏を聴いても感動するというわけではない。そこはバイオリニストの腕前次第。

チャイコフスキーの1番は以前録画したビデオを楽しむときは五嶋みどりがアバドの指揮するベルリンフィルと共演したものをよく聴いていた。が、今回パールマン(1945~)の演奏(当時45歳)と出会い、おおげさにいうと五嶋みどりはもう聴けなくなった。どうしてパールマンはこんなに上手く弾けるのだろうか、という感じ。

You Tubeには嬉しいことにパールマンのスコットランド幻想曲もある。これをオイストラフ(1908~1974)の54歳のときの演奏と交互に聴いている。そして、大きな幸せを感じている。

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2017.02.10

ご機嫌な You Tube ピアノ協奏曲!

Img_0001    You Tube キーシン ラフマニノフの‘ピアノ協奏曲2番’

Img    You Tube ブーニン ショパンの‘ピアノ協奏曲1番’

最近はYou Tubeでクラシック音楽を聴くのが日課のようになっている。相当長い期間クラシックから遠ざかっていたので、どの曲もすごく新鮮!

今You Tubeで聴いているのは比較的短い時間で楽しめる協奏曲などで交響曲はパソコンの前に1時間近くもいるのはしんどいのではずしている。そのなかでピアノ協奏曲のお気に入りを演奏者をいろいろ替えて聴いてみた。

世の中に大勢いる筋金入りのクラシックファンは演奏会に度々足を運び、また同じ曲のCDを交響楽団や指揮者、あるいはピアニストを替えて何枚も揃えているだろうから、誰の演奏がベストかわかっているはず。こういう人たちにはとてもかなわないのだが、今回同じようなことをYou Tubeで少し体験し、名の知れたピアニストの演奏でも出来映えには歴然とした差があることがよくわかった。これはYou Tubeの大きな効用。

これまで主だったピアノ協奏曲はだいたい聴いているが、集中的に聴いてやはりこれが一番いいなというのは次の3曲。
★ラフマニノフの‘ピアノ協奏曲2番’
  エフゲニー・キーシン 2000年BBCプロムス
★ショパンの‘ピアノ協奏曲1番’
  スタニスラフ・ブーニン 1986年N響
  エフゲニー・キーシン ズビン・メータ指揮イスラエルフィル
★ベートーベンの‘ピアノ協奏曲5番 皇帝’
  マウリツィオ・ポリーニ 1993年アバド指揮ベルリンフィル

キーシン(1971~)は今年46歳、若い頃から知っているが、別格扱いのポリーニ(1942~)とアルゲリッチ(1941~)を横におくと今はこの人が最高のピアニストではないかと思う。ラフマニノフの2番もショパンの1番もじめて聴いたが腹の底からしびれている。

昔ビデオ録画したN響との共演を何度も聴いたブーニン(1966~)のショパンの1番、これがYou Tubeで楽しめるのは有り難い。ブーニンはこのとき20歳、うっとりしながら聴いている。

元気がでるのがベートーベンの皇帝、これをポリーニ(当時51歳)が弾いてくれるのだからたまらない。もう完璧な演奏。毎日聴いている。

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2016.12.30

クラシック音楽 復活!

Img     You Tube オイストラフ ブルッフのスコットランド幻想曲

Img_0001     You Tube パールマン チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲

12月に入りひょんなことからYou Tubeでクラシック音楽を毎日を聴くようになった。これまで音楽関連のYou Tubeでお気に入りに登録していたのは
演歌とかミュージカル‘オペラ座の怪人’、そして今年嵌った‘パワーオブラブ’などが中心でクラシック音楽は外していた。

それはほかのことに忙しくて長いクラシック音楽の曲を聴く時間的な余裕がなかったから。そのためもう何年の手持ちのクラシックやオペラのビデオコレクションを聴いてないし、NHKのクラシック番組もニューイヤーコンサートもとんとご無沙汰している。

そんな中、You Tubeにある‘癒しのクラシック音楽’にどんな曲が入っているのか試しに聴いてみたりしているうちに30分ぐらいの協奏曲なら気分転換に聴けるのではないかと思うようになった。いくつか好きな曲を聴いてみたら、予想外にいい曲がずらずらとでてきた。ビデオと違いYou Tubeはクリックするだけで好きな名曲が流れてくる。これはスピーデイでいい。

じつはヴァイオリン協奏曲で最も好きなのはブルッフのスコットランド幻想曲とチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、それぞれギルシャハムと五島みどりの演奏で数え切れないほど聴いた。この二つを検索するといいのがでてきた。

ソ連が生んだヴァイオリンの名手、オイストラフ(1908~1974)がスコットランド幻想曲を弾いていた。そして、チャイコフスキーはあのパールマン(1945~)の演奏があった。こんなすばらしい演奏があったのならもっと早くから聴いておけばよかった。ヴァイオリンは上手な人が弾くと本当に心が安まる。

この2曲につられてお気に入りの曲のYou Tubeラインアップをつくった。
★チャイコフスキー 弦楽四重奏曲第1番ニ長調 作品11番 第2楽章
★チャイコフスキー 三重奏曲‘偉大なる芸術家の思い出’
★ブラームス    ヴァイオリンソナタ第1番ト長調‘雨の歌’
★ブラームス    ハイドンの主題による変奏曲
★モーツアルト   フルートとハープのための協奏曲
★パッヘルベル   カノン
★ボロディン    ダッタン人の踊り

★チャイコフスキー 1812年(序曲)
★ラフマニノフ   ピアノ協奏曲第2番
★ラフマニノフ   パガニーニの主題による狂詩曲
★ショパン     ピアノ協奏曲第1番

来年はクラシックを聴く時間がぐんと増えそう。

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2014.01.22

ベレゾフスキーのラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番!

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Img_0001     N響と共演するボリス・ベレゾフスキー

今週の日曜日久しぶりにN響の演奏会を聴いた。お目当てはボリス・ベレゾフスキー(45歳)が弾くラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、期待通りの素晴らしい演奏で名曲の力を今しみじみ味わっている。

ベレゾフスキーのピアノを聴くのは確か今回が2度目。ここ10年以前ほどクラシック音楽を楽しんでないが、Eテレのクラシック番組とBSプレミアムシアターはさらさらとはチェックしており、好きな曲が演奏されるときとか注目の指揮者や演奏家が出演するときはみることにしている。

例えば、2日前亡くなったアバドとか現在のベルリンフィルの常任指揮者ラトル、そしてピアニストのポリー二やバレンボエム、キーシンが登場するような場合なら心はハイテンション。今回のベレゾフスキーもTVガイドで出演を知ったときから楽しみにしていた。

6、7年前だったかはじめてベレゾフスキーの演奏を聴いたとき、いっぺんにファンになった。その背の高さ、顔をみて瞬時に頭をよぎったのがロックギタリストの大御所、エリック・クラプトン。なにか雰囲気が似ている。テクニックがスゴイのは折り紙つきだが、もうひとつ魅せられるのがピアノを弾く姿、背筋がぴっとのび、指は力強くリズムよく動く。こういう姿勢のいいピアニストはいそうでいない。

これまでラフマニノフの2番は数限りなく聴いてきた。ピアノ協奏曲のなかではこれを最も愛している。チャイコフスキーのあのポピュラーなピアノ協奏曲1番にも感動するが、何度も何度も聴きたいと思うのはラフマニノフの2番のほう。その哀愁漂うスケールの大きな曲想は悲しく切ない愛の物語をテーマにした映画にはもってこいの音楽。ベレゾフスキーの演奏を聴いてまた惚れ直した。

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2014.01.21

指揮者クラウディオ・アバド 死去!

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Img_0001     ベルリンフィルを指揮するアバド(2011年5月18日)

今日はイタリアからとても悲しいニュースが入ってきた。指揮者のクラウディオ・アバドが胃がんのため亡くなった。享年80、大好きな指揮者だったので残念でならない。心からご冥福をお祈りしたい。合掌!

この十年くらい美術の鑑賞に多くの時間を割いているため、クラシック音楽やオペラを聴く機会がぐっと減っている。だから、アバドが指揮する演奏会をTVでみたのはルツェルン音楽祭と2011年5月にあったベルリンフィルのマーラー没後100年記念演奏会の3回くらいしかない。

このマーラーの演奏会は運よく2012年10月BSプレミアムシアターに登場した。アバドがベルリンフィルを指揮し、演目がアバド得意のマーラーとくれば高いクオリティは保障されているから見逃すわけにはいかない。ぬかりなくビデオ撮りし、拙ブログでもアップした(12/10/30)。このころのアバドは元気そうだったので、2000年に手術した胃がんからはもう十分に回復したように思えた。でも、実際は癌との戦いは続いていた。

世の中に大勢いる筋金入りのクラシックファンほどモーツァルトやベートーベンなどの音楽に精通しているわけではないが、20年くらいNHKのクラシック番組をビデオ収録し大変な数のテープを保有しているので有名な名曲はおおよそインプットされている。

そのビデオテープで再生回数が最も多いのは指揮者ならカルロス・クライバーとアバド。とにかくこの二人が別格の指揮者。アバドはオペラを指揮したものも数本あるが、もう数えきれないほど聴いたのはマーラー、社会人になってからのめり込んだマーラーをアバドの指揮で聴く、これは最高の楽しみだった。

クラシックは生の演奏を聴くのが最もいいことはわかっているが、そこまでのクラシック通ではないので通常はCDかビデオで楽しむ。マーラーを聴きはじめたころはCDを沢山集めた。それがクラシックの第一ステージ、次はN響アワーのビデオ化。この第ニステージからCDは聴かなくなりクラシックは収録ビデオコレクションを聴くことが習慣になった。

演奏会をビデオ化したものはCDに比べると音質は落ちるが、演奏に臨場感があり指揮者の身振り手振りや奏者の渾身の演奏ぶりがじかに伝わってくるからクラシックを体全体で楽しむことができる。アバド指揮ベルリフィルの演奏するマーラーの交響曲1番、2番‘復活’、5番はお宝ビデオのひとつ。これからはこれを聴いて大指揮者アバドを偲びたい。

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2012.10.30

アバド&ベルリンフィルの‘大地の歌’!

4397     アバド指揮ベルリンフィルハーモニー

4399     アバドとコンサートマスター樫本大進

4398     ヨナス・カウフマン(テノール)

先週に引き続き‘BSプレミアムシアター’(日曜深夜0時)でご機嫌な演奏会があった。マーラー没後100年を記念したアバド指揮ベルリンフィルによる‘大地の歌’。

マーラーを聴くのは本当に久しぶり。マーラーの大ファンで30代の頃交響曲シリーズを夢中になって聴いた。だから、1番から10番まで聴かせどころのところは耳に心にそして体中に沁みこんでいる。中国的な曲想が深く感情を揺すぶる‘大地の歌’もよく聴いた。

この演奏会が行われたのは2011年5月18日。指揮者のアバドはもう80歳くらいになっただろうか?大病のあと復活したときはすっかり爺さん顔になったという印象が強かったが、もうその表情にも慣れてきた。といっても、そんなアバドの指揮ぶりをみたのは2年前のこと。

コンサートマスターを務めているのは樫本大進。2010年12月にソリストからベルリンフィルのコンサートマスターになったことはニュースで知っていたが、その演奏を目にするのははじめて。この席に日本人が座るのは二人目だが、やっぱりこれはスゴいこと。才能豊かなヴァイオリニストが日本から次々でてくるとなにか誇らしい気分になる。

イケメンのテノール歌手、ヨナス・カウフマンはどこかでみた感じ、あとで調べてみると2年前に聴いた歌劇‘トスカ’(拙ブログ10/4/18)に出演していた。最近オペラはとんと縁がなくなっているのだが、このカウフマンは相当な人気歌手になっているにちがいない。これほどの容姿とすばらしい歌唱力があればヨーロッパにあるブランド歌劇場からひっきりなしに出演依頼があることは容易に想像できる。

ベルリンフィルの演奏会から遠ざかっているので、知っている人が少なくなってきた。名前はチェックしてないが相変わらずいい演奏をしているオーボエとチェロ奏者、そして大物フルート奏者パユが大映しになったときは耳をすまして聴いた。ベルリンフィルの質の高い演奏をを200%楽しんだ。

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2012.10.24

バレンボイムのショパン生誕200年ガラコンサート

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NHKの‘BSプレミアムシアター’(日曜深夜)は普段はみないのだが、21日は床につくのを大幅に遅らせてショパン生誕200年を記念してワルシャワで行われた‘ガラコンサート’(10年2月)を聴いた。演奏は大御所ダニエル・バレンボイム(1942~)。

この番組は2年前だったか一度聴いたのだが、地デジ対応前のTVだったのでビデオ収録し直した。クラシックを録画する時は演奏がすぐ聴けるようにするため予約録画はしない。だから、演奏がスタートするまで待っていなければならない。時計をみると3時になっていた。演奏されたのはアンコールを含めて11曲。

★幻想曲 へ短調 作品49
★ノクターン 変二長調 作品27第2
★ピアノ・ソナタ2番 変ロ短調 作品35
★舟歌 嬰へ長調 作品60
★華麗な円舞曲 へ長調 作品34第3
★ワルツ イ短調 作品34第2
★ワルツ 嬰ハ短調 作品64第2
★子守唄 変二長調 作品57
★ポロネーズ 変イ長調 作品53‘英雄’
★マズルカ へ短調 作品7第3
★小犬のワルツ 作品64第1

ショパン(1810~1849)の生誕200年を祝う特別の演奏会だから、ビッグネームのバレンボイムが演奏する曲は代表的な傑作曲が次から次とでてくる。スタートは‘雪の降る街を’でお馴染みの‘幻想曲’、次がノクターンのなかではとくにいい‘変二長調’、そして3番目の‘ピアノ・ソナタ2番’は第3楽章の‘葬送行進曲’があまりにも有名。

そのあともいい曲が続く。とても優雅な‘舟歌’、美しすぎる‘ワルツ嬰ハ短調’。晴れがましい気分にさせられる‘ポロネーズ 英雄’や小気味のいい‘小犬のワルツ’を聴いているともう完璧にショパンワールドにはまり込み体中に‘ショパンはいいね!’がエコーしまくっている。

大ピアニストの風格が漂うバレンボイムの最高の演奏が聴けてこれほど幸せなことはない。

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2011.10.19

ラヴェル‘亡き王女のためのパヴァーヌ’の王女は誰?

3181_2          ベラスケスの‘王女マルガリータの肖像’(1654年 ルーヴル美)

3182_2     ルーベンスの‘王妃アンヌ’(1622年 プラド美)

2ヶ月ほど前からBSプレミアムの音楽番組‘名曲探偵 アマデウス’に完全に嵌っている。はじめてみたラフマニノフの‘ピアノ協奏曲2番’のあと毎週あるのかなと思っていたがそうでもなく、今日放送されたラヴェルの‘亡き王女のためのパヴァーヌ’が6曲目。放送時間は10/12から毎週水曜の午後6時に変わった。

ラヴェルが24歳のとき作曲した‘亡き王女のためのパヴァーヌ’はお気に入りの曲。これまで数えきれないほど聴いたアシュケナージの演奏でその美しい旋律が心に沁みこんでいる。でも、ピアニストや音楽家が通じている専門的な音楽知識はゼロに等しい。

わが家では講談社学術文庫からでている‘クラシック音楽鑑賞辞典’(83年11月)がクラシックのバイブル。ここに書かれていることが名曲についての唯一の情報だが、悲しいかな音符や長調、短調といった音楽理論は??なので、いつ作曲されたことくらいしか頭に残らない。

その状況がこの番組で一気に変わった。毎回、曲の専門的な解説を貪欲に吸収している。1年くらい観続けたら、クラシックの音楽理論が普通レベルくらいまで引き上げられるかもしれない。いい番組に出会った。

‘亡き王女のためのパヴァーヌ’には興味深い話がでてきた。‘亡き王女’は誰か?に関していろいろ説があるという。そのひとつがベラスケス(1599~1660)が描いた3歳の王女マルガリータ。件の‘音楽辞典’には‘この曲はパリのルーヴル美にあるスペインの画家ベラスケスの描いた若い王女の肖像にヒントを得て作曲したと伝えられている’と書かれている。

もうひとり歴史上の人物としてとりあげていたのがルーベンス(1577~1640)が描いたルイ13世の王妃アンヌ・ドートリッシュ。この絵は今年の一月プラドで開催された回顧展でみたものだか、番組では1625年に描かれたものが使われていた。

王妃アンヌはスペイン王のフェリペ3世の娘で弟がフェリペ4世。色の白いなかなかの美人。ルイ13世とは同い年で二人は14歳のとき結婚した。長い間子どもができなかったが、アンヌは37歳のときやっと男の子を産む。この王子が後の太陽王ルイ14世。

‘亡き王女’が誰かは決め手がないようだ。今回は音楽理論とお馴染み絵画のセットで楽しませてもらった。

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