2016.12.22

驚きの地球絶景!

Img_0003    NHKBSプレミアム ‘体感! グレートネイチャー’より

Img_0002      イグアスの滝

Img     エンロサディラがみられるイタリアのドロミテの場所

Img_0001     山塊を深紅に染める現象 ‘エンロサディラ’

2年くらい前からTVの大自然番組を熱心にみている。BSでは各チャンネル国内外の旅番組を多く制作しているが、毎月欠かさずみているのがNHKBSプレミアムの‘体感!グレートネイチャー’(土曜、午後7時30分~9時)、つい先週も‘アフリカ大地溝帯’をやっていた。印象深かったものをふたつばかり。

3月に放送されたのは迫力満点の‘イグアスの滝’、旅行会社から送られている南米のツアー案内には必ず入っているのでもう何年も前からインプットされている。北米の‘ナイアガラの滝’を1993年に体験したとき次は‘イグアスの滝’と大冒険旅行を夢見た。

でも、南米はいかんせん遠い。隣の方は以前は人気観光スポット‘マチュピチュへ行こうか’と乗り気だったが、今はその元気はなさそう。ここへ行かないのだからイグアスの滝もないというのはわが家の旅事情。

ブラジルとアルゼンチンの国境のところにあるイグアスの滝は意外にもTBSの‘世界遺産’でなぜか縁がない。そのため、‘体験!グレートネイチャー’が滝の誕生物語を火山活動や地殻変動の観点から詳しく斬りこんでくれたのでとてもおもしろかった。今世界中から滝を見に来る観光客は年間150万人だそうだ。真近でみたら感激するだろうな、ううーん、やっぱりみたい!

先月放送された‘エンロサディラ’は息を呑んでみていた。イタリア北部のミラノからクルマで3時間ほど走るとドロミテの山岳地帯にたどりつく。ここの山塊は日没が近づくと太陽光線のあたり具合によって岩壁の色が黄色からオレンジに変化し、最後には深紅に染まるという。この怪現象は‘エンロサディラ’と呼ばれている。

これは2億3500万年前におきた火山活動で石灰岩から変成したドロミアという岩石のなかにできた結晶が光を反射させるために起こる現象。番組の最後このエンロサディラのとき月が昇ってくるというダブルサプライズまでみせてくれた。世の中には多くいる‘山派’ではないが、こういう美しい光景をみるとにわか山派になってみたくなる。

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2016.10.31

訪日外国人旅行者 2000万人突破!

Img     川越で着物姿を楽しむ外国人旅行者

国土交通省の発表によると今年の訪日外国人旅行者が2000万人を突破した。あと2ヶ月あるので年間とみると2400万人くらいになるという。2013年に1000万人に達してわずか3年で倍になった。国別では中国と韓国、そして台湾の増加が顕著で全体の半分をこえる。

中国人の多さを実感するのはやはり銀座、今月の12日に美術館巡りをしたとき銀座の画廊で開かれた王子江さんの個展にも寄ったが、そのあと三越に入った。久しぶりなので勝手がのみこめず地下へ行くと化粧品売り場に中国人観光客がかなりいた。対応する店員も中国語でしゃべっている。おもしろいのは男性陣。女性は目を輝かせて商品のチェックに余念がないのに旦那は紙袋をいっぱい横に置いて長椅子に座っている。

銀座に行くたびに思うのはこの街が世界に誇れるショッピングゾーンだということ。衣服やバッグなどの有名なブランドはほとんど進出し、メイン通りにずらっと店を構えているので効率的な買い物ができる。つい先日、松坂屋銀座店の跡地に建設中の複合商業ビルは‘ギンザシックス’という名称で来年1月にオープンすることがアナウンスされた。9月に元日産ギャラリーがあったところが‘銀座プレイス’に生まれ変わり、その横に‘ギンザシックス’が加わる。銀座の魅力はますます高まり、アジアからの観光客をまたどっと呼び込む空間になっていきそう。

銀座のような華やかな街で多くの外国人をみかける一方で、例えば埼玉の‘小江戸’、川越のようなところにも旅行者は押し寄せているようだ。ここでは着物を着て日本文化を体験するサービスが人気だそうだ。これと同じようなのが三重で男性客に受けている忍者体験。地方の街では今自慢の観光資源をあの手この手で外国人にアピールしている。彼らはネットでこうした情報を得ているので市町村側が知恵を絞って情報を発信すると予想を超える反響があるかもしれないし、実際に観光客を増やしているところも多い。

毎年400万人平均で増加すると2020年には目標の4000万人に到達する。日本が観光先進国になるとはちょっと前には思ってもみなかったが、ここ数年で日本観光の状況は大きく変わった。これからは外国人観光客が日本のいたるところにいるという光景が当たり前になっていく感じ。

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2016.07.20

今年上半期 訪日外国人旅行者 最多の1171万人!

Img    浅草を楽しむ外国人観光客

観光局の発表によると、今年上半期に日本を訪れた外国人はこれまでの最高の1171万人を記録した。これは前年同期比28.2%増。この伸び率が後半も続くとすると、年間では2560万人、まったく予想を上回るペースで訪日客が増えている。

国別にみるとトップは中国で307万人(41.2%増)、韓国がこれに次ぎ238万人(31%増)、3位は台湾215万人(20.3%増)、この3国で全体の65%を占めている。中国人の爆買いばかりは取り上げられるが、韓国や台湾からも大勢の人がやって来ている。台湾人もこれほどの数だから、この人たちと中国人が一緒になって、中国人がすごくたくさんいるいうイメージになっているのだろう。

銀座で目立つのが中国人だが、浅草の賑わいがTVで映しだされるときは圧倒的にアメリカ人とかヨーロッパの人、あるいはオーストラリア人が多い。人気の乗り物が人力車。この人力車、‘美の巨人たち’のフェルメール特集をみていたら、若い男性がデルフトの観光案内にこれを使っていた。オランダ人もおもしろいことを考える。フェルメール人気で日本から大勢の人がここを訪れる、人力車をみたらつい日本語で‘旧教会まで行ってくれる?’と声をかけるにちがいない。

ヨーロッパからの観光客が多いことを実感したのは5月末スペインへ出かけたとき。出発便はイタリアのアリタリア航空、搭乗手続きのためこの航空会社のカウンターへ行ったら、信じられないくらい多くの人が並んでいた。その2/3は日本に観光に来てこれから帰国するイタリア人、前にいた老夫婦に得意のイタリア語で話しかけたら(ウソです!)、2週間日本に滞在していたという、東京、日光、京都、、、そして広島まで足をのばしている。

何年か前アリタリア航空に乗ったときはカウンターにはこれから出国する日本人が大半だった。その光景が様変わり、あのおしゃべり好きのイタリア人が大挙日本観光にやって来るとは! この二人にはほかの観光名所をPRしておいた。また来てくれるだろうか?

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2016.07.13

活気づく銀座!

Img_0002    ソニービルの向かい側の‘東急プラザ銀座’

銀座へ頻繁に出かけているわけではないが、ここで親睦会が定期的にあったり、汐留ミュージアムで行われる展覧会へ出かけたり、また王子江さんや友人の個展が開催されることがあるので街全体の位置関係はだいたい頭に入っている。

銀座は今再開発がどんどん進み街がおおいに活気づいている。最近つい立ち止まってみたのが、3月末にオープンした‘東急プラザ銀座’、江戸切子のイメージをコンセプトにしたという外観がなかなかいい。時間がなくて中には入らなかったが国内最大級の免税店があるという。次回のぞいてみたい。

この夏には4丁目の日産ギャラリーがあったところが‘銀座プレイス’に生まれ変わる。そして、来年1月に完成するのが松坂屋銀座店の跡地にできる商業施設、注目しているのが地下につくられる‘観世能楽堂’。渋谷にあった能舞台がここに移ってくると、銀座では伝統芸能の歌舞伎と能が楽しめ、さらに新橋演舞場で芝居もエンジョイできる。ショッピングや食事だけでなくこうした観劇が厚みをますと銀座はますます人を楽しませるホットゾーンになっていく。

街を歩いていると相変わらず多くの中国人観光客と出くわす。これほど有名なファッションブランドや宝飾店が数多く並んでいると買い物が楽しくてたまらないだろう。それにしても、世界にその名が知れている店が多いこと。歩行者天国のときに銀座を訪れたらいっぺんにこの街の魅力の虜になるにちがいない。

活気づく街の姿を目の当たりにして先月滞在したスペインのマドリッドのことが思い出された。ティッセン・ボルネミッサを見終わったあとマドリッドのファッションストリートである‘グラン・ビア’を散策した。ところが、銀座ほどブランド店が目白押しという感じではなく‘ロエベ’など有名ブランドがぽつぽつでてくるだけ。そして、この通りはゆるい傾斜になっているのでスペイン広場のほうへ向かっていくとちょっとしんどい。

バスでここを通ったとき添乗員さんが近々進出するユニクロの場所を指し示していたが、実際自分の足で歩いてみるとアップダウンのことばかりが気になった。マドリッドに比べると銀座の魅力はパリやNY並みだなとつくづく思う。これから出かける回数を増やそうかなという気になっている。

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2016.06.15

期待のコルドバのメスキータ!

Img      コルドバの象徴 メスキータ

Img_0002      圧巻の‘円柱の森’   

Img_0001     セビージャの大聖堂

Img_0003    コンスエグラの白い風車

今回想定外のアクシデントがあった。原因がよくわからないのだが、愛用のデジカメが何かの拍子で壊れグラナダの後のミハス観光から使えなくなった。これは痛い!幸いこのスペイン黄金ルートを回るのはじめてではないので、写真を撮らなくても名所スポットの記録には困らないが、こういう感想記にライブ感のある画像を載せられないのは歯がゆい。

アルハンブラ宮殿とともに期待していたのが、コルドバの象徴、メスキータ、2007年にこのモスクのなかに入り、2連アーチの‘円柱の森’に200%心を奪われた。2度目だから導線はだいたい覚えており、現地ガイドさんの話を興味深く聞きながらこのすばらしい空間を楽しんだ。

柱の材料は最初のレンガや石灰岩から建築のステージが変わるごとに別のものが使われたりしているが、その数は全部で850本。航空写真で見ると何か物をつくっている工場のようにみえるが、そのなかはシンプルかつエレガントな円柱で埋め尽くされていた。

セビージャの見どころは大聖堂、そのでっかさに仰天する。そして、双眼鏡が必要になる高さ98mの‘ヒラルダの塔’、イスラム支配時代はミナレットだったが、16世紀にカセドラルの鐘楼塔に変わった。今回は大聖堂に入らなかったので黄金に輝く祭壇衝立はみれなかった。惜しいことをした。

マドリッドのスペイン広場にドン・キホーテと従者のサンチョ・パンサの像があるが、その舞台となったのがラ・マンチャ地方、コンスエグラにはドン・キホーテが巨人とまちがえて突っ込んでいった風車がある。平日はあまり人がいないようだが、この日は土曜だったので子ども連れの家族が大勢いた。何人かの子どもは強い紫外線から目を守るため黒のサングラスをかけていた。日本では見かけない光景。

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2016.06.14

心を奪われるアルハンブラ宮殿の鍾乳石装飾!

Img

Img_0001      アルハンブラ宮殿からのシエラ・ネバダ山脈の眺め

Img_0002      ライオンの中庭

Img_0003      二姉妹の間

Img_0004     へネラリーフェのアセキアの中庭

アンダルシア地方には人気の観光スポットが数多くある。まず訪れたのがグラナダ、ここで心を虜にするのは珠玉のイスラム建築、アルハンブラ宮殿、幸運なことに今回で4度目。またあの鍾乳石飾りの天井がみられると思うとわくわくしてくる。

はじめてグラナダに来たときビックしたのが雪の積もったシエラ・ネバダ山脈、高さ3478mあり冬のシーズンにはスキーの大会も開かれるという。アンダルシアはスペインの南にあり暖かい所というイメージがあるので、高い山と雪にはちょっと面食らう。

アルハンブラ宮殿は外からみると色彩的にも造形的にも地味な感じのためそれほど高揚感はない。ところが中に入るとだんだんイスラム建築のすばらしさに心が震えてくる。写真をばしばし撮りたくなるのが王以外の男性は入れなかったハーレムの‘ライオン宮’、中庭の中央には12頭のライオン像に囲まれた噴水がある。そしてその周りには124本の精緻な装飾が施された白大理石の列柱が並んでいる。

圧巻は相対している‘アベンセラヘスの間’と‘ニ姉妹の間’の天井、目をこらしてみると窪みや鍾乳石模様の突起によって装飾された八角形の星の形になっている。この色ガラス越しの光によって照らされた鍾乳石飾りがえもいわれず美しい。この鍾乳石装飾に遭遇して以来、その感動を友人や知人に熱く語ってきた。また、その人数が増えそう。

花が好きな人、とくに女性は夏の王族の別荘として建てられた‘へネラリーフェ’は楽しい場所にちがいない。だから記念写真はいつも隣の方のみ。咲き乱れる花の色と涼しげな噴水に心が洗われる思い。たくさん花が咲いている時期に来れたことを心から喜んでいる。

5年前は中国人観光客はみなかったが、今回は大勢いた。中国人は今やどこへ行っても見かけるようになった。そして、いたるところで自撮りしている。これがおもしろい。日本のツアーでは誰かが撮ってあげましょうか、といってくれる。中国人たちはそんなおせっかいはしない感じ。

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2016.06.13

こだわりのマサパン!

Img      トレドの名物お菓子 ‘マサパン’

Img_0001       スペイン風オムレツ ‘トルティージャ’

Img_0002      朝食の揚げ菓子 ‘チュロス’

Img_0003     タパス ‘魚介類のフライの盛り合わせ’

旅行の楽しみのひとつが食べ物、スペインツアーの夕食にでてくる定番料理はなんといってもパエリャ、初日のバレンシアでこのサフランで黄色く色づけされた名物料理にありついた。炊き込みご飯にのっている具は前回は鶏だったが、今回はシーフード、このほうが食欲をそそる。日本のご飯とちがってちょっと芯がある感じだから、熱いうちに食べないと口にスムーズにはいらなくなる。

ホテルの朝食は毎日だいたい同じようなメニューが並ぶ、今回はいつも美味しいクロワッサンがあったのでご機嫌だった、ジャムの種類もイチゴやマーマレードなど揃っているのも好感がもてる。フランスパンやクロワッサンのほかに甘そうな菓子パンがいろいろあるのはアメリカでもスペインでも同じ。でも、朝からこういう口の中が砂糖だらけになるのはパス。

何日目かしてスペインの朝食の定番であるチュロスがでてきた。このスティックポテトのような揚げ菓子はチョコラーテ(ホットチョコレート)につけて食べるのがスペイン流、チョコレートがみるからに甘そうなのでチョコレートをつけないで食べた。これがなかなか美味しい。ちょっと甘くサクサクした食感、2,3本はすぐいく。

飲み物ははじめにまずミルクとオレンジジュースを一気に飲みほす。そのあとコーヒー。家にいるときはモーニングコーヒーを飲む習慣がないが、海外旅行にいったときはどういうわけは朝からでもコーヒーの重さが気にならない。だから、コーヒー好きの隣の方に同調して2杯も飲んでしまう。

スペイン料理にもオムレツのようなものがある。朝、2回くらいでていたのがジャガイモをふんだんに使い低温でたっぷり塗ったオリーブオイルでゆでたトルティージャ、

アンダルシアに入り昼食にでてきたメニューでダメなものがあった。それは名物のトマトベースの冷たい野菜スープ、ガスパッチョ、まわりは美味しいという人が多かったが苦みのある味がどうも合わない。前も一口食べてスプーンを置いたことを思い出した。

スペイン人が毎日行っているバル(立ち飲み居酒屋)で食事をする機会が二度あった。メニューには様々なタパス(小皿料理)が載っており、ついあれもこれもつまみたくなる。お気に入りはフライにしたイカやエビなどの盛り合わせ、レモン汁をかけて美味しくいただいた。

最後にタイトルのマサパン、トレドの名物お菓子のマサパンは2011年のときわが家では大いに盛り上がった、またお土産として配った人にも喜ばれた。だから、今回も購入することをはじめから決めていた。これはアーモンドの粉をハチミツと砂糖で練ったもの。元々ギリシャ周辺でつくられたお菓子でイスラム諸国にも伝わり、さらに8世紀ころスペインにも持ち込まれた。日本の饅頭のようなもちもちした食感にすぐニコニコ顔になった。

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2016.06.12

タラゴナの水道橋の上を歩いた!

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Img_0001     タラゴナのローマ水道橋(紀元1世紀)

Img_0005     ポン・デュ・ガール(フランス 紀元前19年)

Img_0004     アンダルシア地方のひまわり

スペインの黄金ルートをまわるのは3度目、だから主要観光地の何が目玉かはおおよそ頭の中に入っている。バルセロナから南西に100㎞行ったところにあるタラゴナは市内まで入りローマ時代につくられた円形闘技場をみた。もうひとつの見どころが紀元1世紀に架けられた水道橋。

この2層アーチの水道橋は2011年のときは高速道路のバス停のところからながめただけだった。今回は嬉しいことにそこから10分くらい山道を歩いて真近まで行った。水道橋には昔から強い関心をもっているからこれは楽しい。添乗員Mさんの情報によると高さは21m、長さは217m、そしてアーチの数は下が11で上が17、スペインにある水道橋としてはセゴビアにあるもの(高さ29m、長さ728m)に次ぐ規模を誇っている。

すぐ近くでみるだけでなく橋のトップの水が流れていたところを実際に歩くことができた。その幅は2mくらい。思っていた以上に狭かった。2000年前ここに水が流れていたのか!という感じ。貴重な体験に感動した。この橋は別名‘悪魔の橋’、こんな立派な橋は人間にはとても手におえず、きっと悪魔がつくったのだろうというわけ。悪魔の魔術をもってしないとできない橋を出現させるのだからローマの建築技術は驚異的に高かったことがわかる。

スペインをまた旅行することがあったら、セゴビアの水道橋まで足をのばしたいのだが、スペイン以外では南フランスにある‘ポン・デュ・ガール’に大きな関心を寄せている。これは紀元前19年頃、アウグストゥス帝の腹心であったアグリッパの命令でつくられたもの。3層アーチからなり高さは49m、上層の長さは275m。タラゴナのものより2倍以上の高さがあるので見ごたえがありそう。

このツアーではスペイン内の移動はすべてバス。2時間くらい走って30分のトイレ休憩&買い物タイムをとる。トイレがちかい人はこの2時間でも心配、隣の方もこのなかに入るので旅行期間中は好きなコーヒーを飲むのを控えめにしている。年をとってくるといろいろ気をつかうことがでてくるのは仕方がない。

クルマを運転するのは好きだから、バスのなかで眠りこけることはせず車窓から風景をみていることが多い。今回もオリーブの木をたくさんみたが、収穫だったのはコルドバからラ・マンチヤへむかっている途中に畑に咲き乱れていたひまわり。ちょうどいい時期アンダルシアに来てひまわりの出迎えを受けたことは生涯の思い出になる。

バスの横を通り過ぎていく乗用車をみていてあることに気がついた。それは追い越し車線をずっと走っているクルマがいないこと。このドライブマナーの良さには感心した。どんなにとばしているベンツやBMW,アウディでも追い越しをするとすぐ通常のレーンに戻って走る。

日本で追い越し車線を走っていて後ろからベンツがやってくるとすぐどかなくてはという心理がはたらく。ベンツを運転している人は追い越し車線を走るのは当たり前みたいにどんどんとばしていく。ところが、ここスペインではベンツもVWもルノーもトヨタも日産も本田もみな一緒、同じように普通のレーンを走り、追い越すときだけレーンチェンジをする。日本のようにベンツに乗り特権意識をもって運転している光景はみられない。これが民主主義だなと思った。

     


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2016.06.11

ガウディとモンタネールの競演!

Img_0003     

Img_0002    ガウデイの‘カサ・ミラ’(1906~1912)

Img  ガウデイの‘カサ・バトリョのバルコニー’(1904~1907)

Img_0001     モンタネールの‘サン・パウ病院’(1902~1930)

バルセロナへ来て圧倒的な存在感のある‘サグラダ・ファミリア’をみたら、多くの人がガウデイ(1852~1926)の建築の魅力にひきこまれこの街にあるほかの建築物もみたいと思うだろう。旅行会社も当然それにこたえようと見学プランを考えるが、その行先で以前と比べて残念なことがひとつある。

それはサグラダ・ファミリアとともに人気のある‘グエル公園’へ行かなくなったこと。その理由としてここが有料化(8ユーロ)され時間予約制になったことが影響している。サグラダ・ファミリアもグエル公園も時間指定されると行程のつくりかたが厳しくなるのでグエル公園のほうはどうしても割愛されてしまう。

これははじめてバルセロナを訪れる方の楽しみを奪っているようなもの。公園内で最も人気の高いのが口から水を出しているドラゴンの像、前は誰もがここで記念写真を撮りニコニコ顔になった。そしてガウデイとの距離がぐっと縮まりその親しみやすいキャラクターが心の中に入ってきた。スペインを観光する人の数が大幅に増えているため、団体ツアーの場合ここでの楽しい時間が無くなってしまった。残念!

にぎやかなグラシア通りのある‘カサ・ミラ’と‘カサ・バトリョ’はいつもバスの窓からの見学、ちょうどうまい具合に信号待ちになったとか渋滞でのろのろ運転のときはよくみえ印象に残るのだが、その確率は半分くらい。今回現地ガイドさんが‘ミラ邸’についておもしろい話をしてくれた。富豪のミラ氏は門をロールスロイスが通れる広さにして車を地下の駐車場に入れたとのこと。

‘バトリョ邸’のバルコニーはドラゴンとの闘いで亡くなった騎士たちの骸骨がイメージになっている。この邸宅の間口はミラ邸より狭いがタイルやガラスを使った装飾豊な造形は魅力にあふれている。2002年から内部が見れるようになっているのでいつか足を踏み入れてみたい。

ガウデイと同様モデルニスモの建築様式に創造力を発揮したのがモンタネール(1850~1923)、5年前はその最高傑作の‘カタルーニャ音楽堂’にお目にかかり、今度は幸運なことに30年かけて建てた‘サン・パウ病院’をみる機会に恵まれた。これはグエル公園へ行かなくなったための対応と思われるが、まだ訪問してなかったので大きな収穫だった。

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2016.06.10

サグラダ・ファミリアは2026年に完成!?

Img      建設が進む栄光のファサード

Img_0002     生誕のファサードの彫刻

Img_0003      棕櫚の木をモチーフにした聖堂内部の天井

Img_0001     美しいステンドグラス

5年ぶりにスペインを旅行してきました。しばらく名所観光の話や美術館感想記が続きます。お付き合い下さい。

今回参加したA社のスペインツアーはバルセロナ観光からはじまる。この後タラゴナ、バレンシア、グラナダ、ミハス、セビージャ、コルドバ、コンスエグラ、そして最後が首都のマドリッド、これはスペインの黄金ルート、だから人気があり参加者は35人もいた。

バルセロナ観光のハイライトはなんといってサグラダ・ファミリア(聖家族教会)、ご存じ天才建築家アントニ・ガウディ(1852~1926)の代表作、2011年にみたときと大きく違っていたのは大聖堂の正面にあたる‘栄光のファサード’がだいぶ出来ていたこと。

現在ここは時間予約制をとっており、それに合わせて‘生誕のファサード’側にある入場口に集まることになっている。前もあったかどうか覚えてないが、警備員によるバッグのチェックをへてようやく写真タイムになる。すぐシャッターを押したくなるのが愛徳の門扉の彫刻‘子供の天使たちの合唱隊’、これは有名な日本人彫刻家外尾悦郎(1953~)がガウデイの石膏製のオリジナルを石でつくったレプリカだからなにか誇らしい気分になる。

聖堂の内部は2010年の11月に完成しているので、テンションの上がり方は2011年のときほど大きくはない。でも、内にいる人の数はものすごく多いから、その熱気にあおられてアドレナリンがどどっとでてくる。お気に入りは棕櫚の木をイメージした天井のデザイン。天井を支える柱は枝をのばす大きな木の感じ、まるで森の中にいるよう。こんな聖堂はほかにどこにもないから強く記憶に残る。

そして、心が晴れ晴れするのが赤や黄色、青、緑が美しく輝くステンドグラス、窓の絵柄をよくみると現代感覚にあふれるものが多くあり、その抽象的な幾何学模様は天井や柱のモチーフとなった自然のものと親密に融合している。天国にいるガウディもきっと喜んでいるにちがいない。

前回エレベーターで鐘楼の上のほうに登っていきバルセロナ市街の光景を楽しんだが、今は事前に予約しないとダメらしい。横でみていると数人ずつエレベーターのなかに入っていく。年間に300万人をこえる観光客がここへ押し寄せるのだから、予約をとるのも大変だろう。今となっては簡単に上がれた以前の体験がいい思い出になる。

さて、この大人気のサグラダ・ファミリア、完成の予定はガウディ没後100年となる2026年とのこと、あと10年かかるが資金力が豊かになり、多くの人材が登用されていることからなんとか竣工にたどり着けそうな気がするが、はたして。

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