大英博蔵浮世絵の里帰り展がスゴイ!
喜多川歌麿の‘文読む遊女’(1804~06年)
大英博が所蔵する江戸絵画のコレクションがどういうラインナップで披露さ
れるのか。東京都美のHPにでている出品作を事前にみてないので、イメー
ジができなかったが、浮世絵のコーナーに足を踏みいれると一気にテンション
があがった。この特別展にもうひとつ‘タイトル’をつけるとすれば、‘二度と
みれない大英博所蔵の大浮世絵展!’。浮世絵ファンには大げさに言うと涙
がでるほど嬉しい里帰り展。これは絶対に見逃せない。
のっけから喜多川歌麿(1753~1806)の‘百千鳥図巻’が姿をあらわし
た。こんないい木兎(みみずく)はなかなかみれない。流石、大英博、スゴ
イのをもっている、といった感じ。チラシで期待が膨らんでいた肉筆画の‘文
読む遊女’、2011年イギリスで発見されたという。綺麗に表装されて里帰
りしてくれた。歌麿狂にはたまらない美人画である。さらに、お気に入りの‘鮑取り’がまたやって来てくれた。2014年、江戸東博で開催された‘大浮世絵展’に出品されたときは、いい気持でながめていた。今回全部で16点でている。まるでミニ歌麿展のよう。すばらしい。
鈴木春信(1725~70)も大英博の浮世絵コレクションでは世界的に知られている。2002年、山口県萩美・浦上記念館であった‘青春の浮世絵師 鈴木春信ー江戸のカラリスト登場’になんと23点出品された。今回はそこにでていたもっとも有名な‘雪中相合傘’と‘萩と男女’などを含む10点が目を楽しませてくれた。‘雪中相合傘’では細かい空摺で表現された白い着物の地模様を再度目に焼きつけた。
先月、丸の内の静嘉堂文庫美で菱川師宣(?~1694)の‘十二ヶ月風俗図巻’にはじめてお目にかかった。その余韻がまだ強く残っているなか、また師宣の‘職人尽図巻’と‘芝居茶屋遊樂図巻’に遭遇した。とてもいい流れ。お陰で師宣に‘済みマーク’をつけられそう。大英博に感謝!ほかには鳥居清長、写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳、歌川豊国、歌川国貞、鳥文斎栄之、、、浮世絵オールスターのお馴染みの浮世絵が極上の摺りで目の前にあらわれ、‘最高の瞬間!’を連続的に体験するという幸わせにつつまれる。みてのお楽しみ!
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