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2026.08.29

デザイナーがコラボした‘ピカソ展’!

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  ‘読書’(1932年)

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  ‘腕を重ねて座る女’(1937年)

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  ‘人形を抱くマヤ’(1938年)

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  ‘コリーダ:闘牛士の死’(1933年)

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  ‘草上の昼食(マネに基づく)’(1960年)

現在、国立新美ではデザイナーのポール・スミスがディレクションした
‘ピカソ展’(6/10~9/21)がおこなわれている。作品はすべてパリ国立
ピカソ美が所蔵するもので、過去にやって来たものと数多く再会した。

入場すると若い人たちが大勢いた。そして、外国人も目立つ。今年は近現代
アートの企画展では‘テート美ーYBA&BEYOND’(2~5月)でも現在森美で
開催中の‘ロン・ミュエク’(~9/23)でも同じ光景をみた。日本の展覧会
シーンはインバウンドの数が増加しているのでこれが当たり前のようになっ
てきた。しかも、天才ピカソ(1881~1973)とくれば当然と言えば
当然の流れ。

見慣れた作品がセンスのいい明快な色彩と綺麗な装飾で整えられた舞台で輝
きを増している感じである。その最たるものがチラシに使われている‘読書’。
モチーフが直線的でねじれた形態が強い刺激となって迫ってくるピカソのキ
ュビスム全開の作品に較べると、連続する丸みが若い女性(モデルはマリー
=テレーズ)をリズミカルに浮き上がらせ美しい女神のように仕立ている。

‘腕を重ねて座る女’と‘人形を抱くマヤ’も角々したところが少なく、リラック
スして絵の前に長くいられる。これに対し、‘コリーダ:闘牛士の死’は馬の
悲鳴が聞こえてくるようでその激しい暴力性から緊張感を強いられる。この
絵の前だけは別空間だった。最後に登場するマネの絵に基づく‘草上の昼食’は
日本でみるのはこれがはじめて。バルセロナ・ピカソ美にある‘ラス・メニー
ナス’と比べると、こちらのほうが丸っこい人物描写と多用された緑により安
心して楽しめる。

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