追っかけラストピース! ミレイ
‘メヌエット’(1866年 エルトン・ホール・コレクション)
‘エーリアル に惑わされるファーデイナンド’(1849年 メイキング・コレクション)
西洋絵画と長く付き合っていると名画のなかでも特別扱いにしたくなる名画
があることに気づく。たとえば、イギリスの画家、ミレイ(1829~
1896)が描いた‘オフィーリア’。ミレイはこの絵を23歳のとき描いたと
いうのだから、恐れ入る。いつもはロンドンのテート・ブリテンに飾られて
いるが、日本にも確か2度やって来た。2008年のときはBunkamuraで開
催された‘ミレイ展’の超目玉作品として、多くの人々の目を楽しませてくれた。
ここで3度目の‘オフィーリア’とともに出品を期待していたのが、‘シャボン玉’。でも、これは欲張りすぎだった。欧米で描かれた子ども絵のなかではこれが一番いいのでないかと思っている。モデルはのちに海軍大将になった孫のウィリーで雑誌に掲載され大人気を博したという。2回目の回顧展があるなら、運よく遭遇したいが、、、
1866年に描かれた女の子の絵‘メヌエット’のモデルをつとめているのはミ
レイの娘。Bunkamuraでお目にかかった‘初めての説教’があまりに可愛くて忘
れられないので、この子にも会いたくてたまらない。
そして、マンチェスター市美が所蔵する女の子が4人も登場する‘落葉’やシェークスピアの夢幻劇‘テンペスト’に想を得て、見えない妖精の歌声に耳を傾けている王子の姿を描いた‘エーリアルに惑わされるファーディナンド’にも心は向かう。また、ミレイがラファエロ前派のスタイルで描いた最初の作品‘ロレンツォとイザベル’にも強く惹かれる。

































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