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2026.06.09

若冲 意表を突くおもしろい絵!

Img_0001_20260609220501   ‘河豚と蛙の相撲図’(18世紀 京博)

Img_0004_20260609220501   ‘雨龍図’(18世紀)

Img_0003_20260609220501   ‘月に叭々鳥図’(18世紀 岡田美)

Img_20260609220501   ‘布袋唐子図’(18世紀)

Img_0002_20260609220501   ‘達磨図’(1751~64年 ギッターコレクション)

伊藤若冲(1716~1800)が描く水墨画のなかには漫画チックな表現
だったり、意表を突く構図により思わず笑いがこぼれるものがある。最高に
おもしろいのは京博が所蔵している‘河豚と蛙の相撲図’。蛙は‘鳥獣戯画’に登
場して笑いをとってるからすぐ納得だが、相手の河豚(ふぐ)は??? 
こんな組み合わせを若冲はどこから思いついたのか。太っている相撲取りの
イメージと河豚のぷくっとふくれた腹が重なったのだろうか。

‘雨龍図’は赤塚不二夫の漫画をみているよう。逆S字形に体をくねらせた龍の
顔はついゲラゲラ笑ってしまう個性的なゆるキャラそのもの。筋目描きが使わ
れた体を全部見せないで、画面の中央に口を大きく開けた顔を正面に向かせ
てみせる。なんともとぼけた龍ちゃんである。若冲はニヤニヤしながら筆を
走らせたにちがいない。

叭々鳥が羽を三角形のように広げて大きな月をバックにして垂直に降下して
いる姿を描いた‘月の叭々鳥図’は忘れられない一枚。叭々鳥はどんな鳥なのか
わからないが、ほかの作品に描かれていればこの絵がすぐ浮かんできそう。縦長
の画面の特徴を十分生かした意表を突く画面構成がスピード感を生み出して
いる。

肩の力が自然とゆるんでくる‘布袋唐子図’は愛すべき作品。3人の唐子が優し
い布袋さんと遊んでいる。その一人は布袋の大きな頭の上に乗って元気いっ
ぱいはしゃいでいる。‘十分遊んだから、もういいだろう。降りてくれない’と
いいたげな布袋の表情がじつにおもしろい。‘達磨図’は突き出た額と大きな目
は強いインパクトがある。こんな親しみを感じる達磨ははじめてみた。

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コメント

伊藤若冲さんは
どの角度から切り取ってみても素敵です

投稿: かなたはるか | 2026.06.12 20:59

to かなたはるかさん
若冲に心底惚れています。
思わず笑ってしまう絵があるから、より親しみ
を感じます。本当にスゴイ画家です。

投稿: いづつや | 2026.06.12 23:40

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