福田美術館 ‘若冲にトリハダ!野菜もウリ!’
京都で美術館まわりをするとき、ここ数年足を運ぶことが多くなった美術館
がある。それは嵐山、渡月橋のすぐ近くにある福田美。JR山陰本線の嵯峨
嵐山駅から徒歩15分くらいで到着する。その途中で目にする人々の光景は
8割が外国人観光客。渡月橋は外国人には人気の観光スポットのようで今回
も大賑わいだった。
福田美では現在、‘若冲にトリハダ! 野菜もウリ!’(4/25~7/5)が行
われている。作品の数は全部で43点。館内はスマホ撮影OKだから、皆
バシバシ撮っている。これほど多くの伊藤若冲(1716~1800)を楽
しむのは久しぶり。ここはいつも図録はつくらないから、スマホで一枚残ら
ず撮ったが、ミュージアムショップに寄ると今年の4月にできた図録2冊、
‘福田コレクション 伊藤若冲’と‘果物蔬図巻と菜蟲譜’がどっと積まれていた。
美術館にとって若冲のコレクションはたくさんの人を呼び込む‘キラーコンテ
ンツ’。若冲ファンにはこれはビッグなお宝図録、即購入した。
彩色画で特に惹きこまれたのが雄鶏の頭が異様な曲がり方をしている
‘蕪に双鶏図’、可愛い雛たちの姿に肩の力がぬける‘群鶏図’。若冲というとす
ぐ鶏がイメージされるので、この2点が鶏図グループに加わったのは大きな
喜び。そして、2023年ベルギーで見つかったという‘果蔬図巻’が今回の
訪問目的である意中の作品。若冲が76歳以前の作で50種類の果物や野菜
が明るい色彩で描かれている。この絵のあとに描かれたのが佐野市立吉澤記
念美が所蔵する‘菜蟲譜’(重文)。2点が並んで展示される期間が2回あり、
1回目は終わり、2回目は6/20~7/5となっている。
墨の絵で思わず足がとまったのがS字曲線が躍動感を生んでいる‘鳳凰図’と
ボリューム感のある二匹の鯉が描かれた‘鯉魚図’。これから、この自慢の若冲
コレクションは公開の回数が増えてくるような予感がする。京都での楽しみ
のひとつになった。

































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