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2024.04.05

ミューズにとどけ追っかけ絵画! マーティン ライト・オブ・ダービー

Img_0002_20240405225501   

マーティンの‘忘却の水を探すサダク’(1812年 サウサンプトン市美)

Img_0001_20240405225501    ‘ケルトの吟遊詩人’(1817年 レイング・アート・ギャラリー)

Img_20240405225501   ‘エジプトの7番目の呪い’(1823年 ボストン美)

Img_0004_20240405225501  ライト・オブ・ダービーの‘サンタンジェロ城の花火’(1775年 バーミンガム市美)

Img_0003_20240405225501   ‘空気ポンプの実験’(1768年 ナショナル・ギャラリー)

Img_0005_20240405225501   ‘鍛冶場の仕事場’(1771年 イェール英国美術センター)

昨年の夏、国立新美で開催された‘テート美術展’には過去に披露された作品に
はほとんど含まれていなかったイギリスの画家が登場した。マーティン
(1789~1854)とライト・オブ・ダービー(1734~1797)。
イギリスでは有名な画家でも、日本では馴染みがないから二人がヴェスヴィ
オ山の噴火という同じテーマで描いた壮大な作品を息を呑んでみた人が多く
いたにちがいない。

崇高な世界を描いたマーティンの絵の本物をみたのはほんの数点。大きな衝撃
を受けたのはテートブリテンに飾ってあった縦1.96m、横3.02mの大画
面に描かれた‘神の怒りの日’。この絵に一発でKOされてしまい、ほかの作品
をもっと見たいと強く思うようになった。でも、鑑賞の機会は限られていて
テートでもう1点、ワシントン国立美で1点お目にかかっただけ。だから、
国立新美で2点でてきたときはつい‘マーティンがあるの!’と唸ってしまった。

作品の数をもっと増やさないとその崇高で神秘に満ちた表現の凄さに近づけな
いので、イギリスの美術館をいろいろまわることを夢見ている。当面のターゲ
ットは燃えさかる炎に目が釘付けになる‘忘却の水を探すサダク’と‘ケルトの吟遊詩人’。アメリカではボストン美に何度行っても遭遇しない‘エジプトの7番目の呪い’。こんなインパクトのある絵をどうして展示しないのだろう。

ライト・オブ・ダービーにはマーティンがこの画家を意識したのではないかと思わせる作品がある。日本で披露されたヴェスヴィオ山の噴火もそうだが、‘サンタンジェロ城の花火’のすさまじい炎が大音響とともに飛散する光景。バーミンガム市美はすでにラファエロ前派の追っかけ画を登録しているから訪問する計画になっている。ライト・オブ・ダービーのイメージで先行していたのはラ・トゥールの光の表現を彷彿とさせる夜景画。ただし、描かれているのは実験部屋とか鍛冶屋、鉄工場。狙っているのはナショナルギャラリーでなぜかみたという実感がない‘空気ポンプの実験’とアメリアにある‘鍛冶場の仕事場’。

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