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2024.04.24

大倉集古館の‘浮世絵の別嬪さん’!

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   菱川師宣の‘馬上若衆図’(1688~94年)

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   勝川春章の‘青楼遊宴図’(1788年頃)

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   喜多川歌麿の‘蛍狩り美人図’(1801~04年)

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  鳥文斎栄之の‘立美人図’(1804~18年 摘水軒記念文化振興財団)

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   歌川広重の‘三美人図’(1818~30年 似鳥美)

今日は予定していた美術館巡りのほかに1館が加わったので忙しくまわって
きた。最初に向かったのはその追加となった大倉集古館。ここで今‘浮世絵の
別嬪さん’(4/9~6/9)が開催されており、展覧会情報でいつもお世話に
なっているみどりがめさんから新たに発見された歌麿の絵が展示されている
ことを教えてもらった。この展覧会のことはアバウトにインプットされてい
たが、関心の外にはじき出されていたので、この話にすぐとびついた。

出品されているのはすべて肉筆画。喜多川歌麿(1753~1806)は
前期(4/9~5/6)に‘嶋台持つ娘立姿図’と新発見の‘蛍狩り美人図’、その
あと後期(5/8~6/9)にもう2点でてくる。この4点はいずれもまだ縁
がないのでMy歌麿図録にとって貴重なピースになりそう。なんだか降って
わいたような幸運に遭遇した気分である。

ところで、この特別展につけられているタイトル‘別嬪さん’(べっぴんさん)
のことを若い方はわかるだろうか?シニアから高齢者にとってこの言葉は
すごく響きがよくて美人を話題にするときはピッタリの感じがして、話が
弾むのだが。その別嬪さんが続々登場する。大きな収穫だったのが菱川師宣
(?~1694)の‘馬上若衆図’、なかなかみれない師宣が今回会期中に3点
でてくる。

肉筆の美人画でもっとも人気があったのが勝川春章(1726~1792)。
今は‘青楼遊宴図’と‘立姿美人図’だが、後期になると傑作中の傑作が飾られる。
それはMOA美が所蔵する‘雪月花図’(重文)。運がいいことに全部お目にか
かっているが、‘雪月花’は2016年出光美であった肉筆画に絞った‘勝川春章
展’に出品されなかった。まさか、大倉集古館で再会が果たせるとは。本当に
楽しみ、お見逃しなく!

今年は鳥文斎栄之(1756~1829)の当たり年!千葉市美で開かれた
回顧展は最高にすばらしかったし、現在、東芸大美の‘大吉原展’にも大英博か
ら回顧展に里帰りしたものがずっと日本に居残り出品されている。そして、
大倉に集結した‘別嬪さん‘のなかで‘立美人図’が強い輝きを放っている(前期)。
サプライズの肉筆美人画は歌川広重(1797~1858)。まったくイメ
ージできなかった‘三美人図’を息を呑んでみていた。広重がこんな菊川英山風
の美人画を描いていたのか!

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コメント

いづつやさん、ご覧になったのですね!
お役に立てて、嬉しいです。それも書き込んだ当日。お出掛け直前のタイミングに読んでいただけて良かったです。

1日冷たい雨だったので、移動も大変でしたね。お疲れ出ませんように。
自分も観に行くのが楽しみです♪

投稿: みどりがめ。 | 2024.04.25 02:47

to みどりがめさん
以前ホテルオークラで行われてたチャリティー
展覧会がなくなったので、大倉集古館でこれか
らこういう他館やコレクターから出品してもら
う特別展を開催することになったのかもしれま
せんね。入場券の半券をみせると次は500円
引きとのこと。ここはやはりブランド美術館で
好感がもてます。

後期にはMOAがもっている北斎の肉筆美人画
(これも重文)も出てきますから、充実したラ
インナップです。本当にありがとうございまし
た。お陰で見逃さずにすみました。

投稿: いづつや | 2024.04.25 10:32

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