« ミューズにとどけ追っかけ絵画! ホイッスラー サージェント | トップページ | ミューズにとどけ追っかけ絵画! マーティン ライト・オブ・ダービー »

2024.04.04

ミューズにとどけ追っかけ絵画! ミレイ ウォーターハウス

Img_0001_20240404225801   ミレイの‘シャボン玉’(1886年 ユニリーバ)

Img_0002_20240404225801   

‘メヌエット’(1886年 エルトン・ホール・コレクション)

Img_20240404225801    

‘落葉’(1856年 マンチェスター市美)

Img_0003_20240404225801    

ウォーターハウスの‘シャロットの女’(1916年)

Img_0004_20240404225801    

‘オフィーリア’(1894年 プレラファエライト・トラスト)

イギリスのラファエロ前派に焦点をあてた展覧会はこれまで国内ではいろい
ろな美術館で開催された。ざっとあげてみると西洋美、Bunkamura 、
森アーツセンターギャラリー、三菱一号館美。このほかにもテート美名品展
としては東京都美や国立新美でも行われたから、ここでもラファエロ前派
を楽しむことができた。図録を並べてみるとイギリスへ出かけなくとも、
こうした機会を見逃さなければロセッティ、ミレイ、バーン=ジョーンズな
どの名画がかなりの数みれることがわかる。日本はたいした美術大国だから、
西洋絵画が好きになれば鑑賞の楽しみは頻繁に生まれてくるといっても過言
ではない。

2008年、渋谷のBunkamuraでミレイ(1829~1896)の回顧展が
開かれ、主要作品がずらっと飾られた。この美術館は期待する画家によく応
えてくれるので高い満足度がずっと続いている。美術館との相性がいいこと
は夢をみれることだから、こういう美術館がいくつもあると絵画の楽しみは
尽きない。出品作に可愛い女の子の絵がいくつもあった。そして、図録に
参考作品として大変惹かれる子どもの絵が2点掲載されていた。男の子
の‘シャボン玉’と女の子の‘メヌエット’。子ども絵のトップランクにしている
のがこの‘シャボン玉’。モデルはミレイの孫でのちに海軍大将になったという。
この絵は大人気を博し、石鹸の広告にも使われた。いつか本物をみてみたい。

もう1点狙っているのはマンチェスター市美にある‘落葉’。描かれている少女たちの顔の表情はどこか沈んでいる。山のように積み上がった落葉を燃やしており煙がでている。綺麗な子たちなのにそこに流れている空気は味気なくその違和感が気になる。マンチェスター市美にはロセッティの‘アスタルテ・シリアカ’などもみれるので気がはやる。

ミレイの20年後に生まれたジョン・ウィリアム・ウォーターハウス(1849~1917)はミレイとは違った表現で‘オフィーリア’を制作した。気がふれたオフィーリアの感じがでており、物語性のある画面に引き込まれる。ウォーターハウスの代表作‘シャロットの女’は以前テート・ギャラリーと呼ばれていた頃お目にかかり、200%心を奪われた。当時は‘アーサー王の物語’はよく知らなかったが、今は映画をみたりテニスン詩集を読んだので絵にぐんと入っていける。3つヴァージョンがある‘シャロットの女’のうち最後の1916年に描かれたものに関心を寄せている。

|

« ミューズにとどけ追っかけ絵画! ホイッスラー サージェント | トップページ | ミューズにとどけ追っかけ絵画! マーティン ライト・オブ・ダービー »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ミューズにとどけ追っかけ絵画! ホイッスラー サージェント | トップページ | ミューズにとどけ追っかけ絵画! マーティン ライト・オブ・ダービー »