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2024.04.16

ミューズにとどけ追っかけ絵画! ウェイデン メムリンク

Img_0004_20240416231401   ウェイデンの‘最後の審判’(15世紀中頃 ボーヌ施療院)

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‘聖カタリーナ’(1430~32年 ウィーン美術史美)

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メムリンクの‘バテシバの湯浴みを盗み見るダビデ王’(1485~90年 シュツトガルト美)

Img_20240416231401   ‘聖母の七つの喜び’(1480年 アルテ・ピナコテーク)

Img_0002_20240416231401   ‘父なる神の奏楽の天使たち’(1489年 アントワープ王立美)

フランドル絵画の画家の名前は今ではなんとかでてくるようになったが、
西洋絵画の鑑賞にのめり込みだした頃は知っているダ・ヴィンチやラファエ
ロらに比べると遠い存在で画風をはっきり確認するのはとても無理だった。
そのため、海外の有名な美術館にでかけても作品が目にとまることがなく、
‘見れど見ず’の状態だった。それが解消されるのは何かが作用して心を奪われ
る傑作と遭遇する機会が生まれたとき。‘最高の瞬間!’が訪れ画家との距離が
一気に縮まっていく。

ウェイデン(1399~1464)に仰天したのはプラドで代表作の‘十字架
降下’をみたとき。気絶した聖母マリアの迫真の人物描写が衝撃的で息を呑ん
でみていた。ウェイデンはこんなスゴイ絵を描いていたのか!以後、軽々に
はみれなくなり、美術本に載っている作品への思いが強くなった。もっとも
みたいのが大作の‘最後の審判’。そして、ウィーン美術史美ではみたという
実感がない‘聖カタリーナ’のリカバリーも叶えたい。

第二世代のメムリンク(1435~1494)に開眼したのはベルギーのブリュージュを訪れたことが大きく関係している。この美しい街に2度目の縁があったとき、ハンス・メムリンク美にでかけた。そこで出会った代表作‘聖カタリーナの神秘なる結婚’に200%KOされた。優しくて品のある聖カタリーナをみてしまったら、どうしてもドイツのシュツットガルトにある‘バテシバの湯浴みを盗み見るダビデ王’にも心が奪われてしまう。

ミュンヘンのアルテ・ピナコテークにでかけたのはかなり前のことだが、1480年に描かれた‘聖母の七つの喜び’は記憶のどこにもない。当時はメムリンクって誰れ?なので、有名なルーベンスやデューラーに全部の鑑賞エネルギーが注がれていた。今、この絵を図版でみるとブリューゲルの風景画を連想させるほど魅力に溢れている。そして、アントワープ王立美にある‘父なる神と奏楽の天使たち’はファン・エイクの‘ヘントの祭壇画’を彷彿とさせる傑作。メムリンクはまだまだ終わらない。

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