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2021.02.21

美術館に乾杯! 青森県立美術館

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     シャガールの‘月光のアレコとゼンフィラ’(1942年)

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     シャガールの‘カーニヴァル’(1942年)

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   シャガールの‘サンクトペテルブルクの幻想’(1942年)

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      奈良美智の‘あおもり犬’(2006年)

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          棟方志功の‘御吉祥大辨財天御妃尊像図’(1966年)

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         工藤甲人の‘夢と覚醒’(1971年)

青森県美は2006年7月に開館した。これを記念して開催されたのが
シャガール展。なんとこの美術館はシャガール(1887~1985年)がア
メリカに亡命しているときに描いたバレエ‘アレコ’の背景画の3点を所蔵して
いるのである。フィラデルフィア美にあるもう1点も一緒に展示するという大
イベントが繰り広げられることになった。これは見逃せない。9月、東北自動
車道を走り青森をめざした。

この舞台装飾画は高さ9m、幅15mの大画面、‘月光のアレコとゼンフィ
ラ’(1幕)、‘カーニヴァル’(2幕)、‘ある夏の午後の麦畑’(3幕)、‘サンク
トペテルブルクの幻想’(4幕)。青森でこんなすばらしいシャガールがみれる
とは!日本は本当に美術大国、いつか国立新美に飾ってくれないかと心から願
っている。

ここではサプライズがまだあった。弘前出身の奈良美智(1959~)の立体
作品‘あおもり犬’が屋外トレンチに設置されていた。ディズニーのアニメにでて
くる犬のように愛嬌があり、ずうたいも高さ8.5mと超特サイズだから見る
者は大きく癒され心配事がふっとんでいきそう。棟方志功(1903~
1975)の弁財天を描いた肉筆画にも大感激。これまでみた志功の仏画では
これがNO.1。やはり地元にはいいのがある。

青森県出身の工藤甲人(1915~2011)の‘夢と覚醒’は以前から目をつけ
ていた作品。シャガール展のおかげで対面が実現した。これは‘昭和の日本画
100選’(1989年、朝日新聞社主催)に選ばれており、画家の代表作。
ぱっとみてすぐ浮かぶ西洋の画家がいる。シュルレアリストの元祖ボスとマッ
クス・エルンスト。枯木のほこらにいる半身の女性はボスの‘快楽の園’を連想
させる。枯木のインパクトのあるフォルムに視線が集中するが、その上をみる
と蝶々が2羽飛んでいる。このあたりは日本画伝統の花鳥画のアレンジ。

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