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2021.02.12

美術館に乾杯! 福島県立美術館 その三

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     関根正二の‘姉弟’(1918年)

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     関根正二の‘神の祈り’(1918年)

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     岸田劉生の‘静物’(1918年)

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     村山槐多の‘庭園の少女’(1914年)

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     松本竣介の‘駅’(1942年)

はじめて福島県美へ行ったとき白河に生まれた関根正二(1899~1919)
の絵が‘自画像’や‘風景’など7点展示されていた。だが、関根の主要作品として
必ず美術本に載っている‘姉弟’と‘神の祈り’はお休み中だった。そして、そのあと
何かの企画展でお目にかかった。2019年の秋から2020年の2~3月に
かけて、福島県美、三重県美、神奈川県近美で待望の‘関根正二展’が開催された。

ところが、コロナ感染がおきたため神奈川県近美は1ヶ月弱で中止になった。
出かける予定だったので大ショック。で、欲しかった図録を後で手に入れるこ
とで気持ちを落ち着かせた。図録をみると福島県美からの出品がじつに13点
もあった。バーミリアン(朱色)で知られる関根の絵は洋画のなかでは強い輝
きを放っている。だから、関根のコレクションはこの美術館にとってはお宝中
の宝にちがいない。

岸田劉生(1891~1929)の‘静物(白き花瓶と台皿と林檎四個)’は2年
前東京ステーションギャラリーでお目にかかった。麗子像のみならず静物画に
も200%参っているので、この林檎と白の陶器も息を呑んでみていた。もっ
とも魅了されている静物は‘土瓶とシュスの布と林檎’だが、これはそれに次ぐ
出来映えと直感した。大収穫である。

関根、岸田のほかに村山槐多(1896~1919)の‘庭園の少女’と松本竣介
(1912~1948)の‘駅’も揃っているのだからすばらしい。もし青木繁
(1882~1911)があればいうことなしだが、このピースは欠けている。
この5人は皆ヨーロッパへ留学していない。でも、彼らは短い画業人生におい
て絵画史に残るスゴイ絵を描いた。

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