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2021.02.03

美術館に乾杯! 濱田庄司記念益子参考館

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     ‘ガレナ釉蓋壺’(1922年)

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     ‘青釉黒白流描大鉢’(1970年代)

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     ‘絵刷毛目皿’(1963年)

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        ‘赤絵糖黍紋花瓶’(1940年)

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     ‘琉球窯呉須赤絵銅鑼鉢’(1968年)

やきものフェアが行われると多くの陶芸ファンが集まる栃木県の益子町に
出かけたのはずいぶん前のことだが、ここに民藝派に濱田庄司(1894~
1978)の屋敷のなかにつくられた濱田庄司記念益子参考館がある。どうい
うルートでクルマを走らせ到着したかもう記憶がほとんど残ってないのにTV
のニュースにやきものフェアの賑わいが映しだされると、もう一度訪問するの
も楽しいかなと思ってしまう。

陶芸家の回顧展がデパートなどでよく開かれるのが民藝派の作家たち。河井
寛次郎と濱田庄司、バーナード・リーチ。とくに汐留のパナソニック館は民藝
派と相性が良く3人みんな回顧展をやってくれた。濱田については川崎市市民
ミュージアムと宇都宮の栃木県美にも足を運んだ。島根県の安来にある足立
美や京都の河井寛次郎記念館を訪問し、益子で濱田庄司の仕事場もみることも
できた。幸せな陶芸ライフを噛みしめている。

濱田はこんなことを言っている。‘私の仕事は京都で道を見つけ、英国で始ま
り、沖縄で学び、益子で育った’。‘ガレナ釉蓋壺’は英国人のリーチに誘われて
1920年から3年間滞在したセント・アイヴスでつくられたもの。英国伝統
のスリップウェアの技法がおもしろい。濱田というと柄杓で釉薬を勢いよく流
し掛ける瞬間芸が魅力の一つになっている。見事な出来栄えの‘青釉黒白流描
大鉢’を息を呑んでみていた。そして、自由な筆さばきで描かれた3本の曲線が
アクセントになっている‘絵刷毛目皿’もなかなかいい。

河井も濱田も生来のカラリスト。その色のセンスが良く発揮されているのが
沖縄旅行が刺激になってうまれた‘赤絵糖黍紋花瓶’と‘琉球窯呉須赤絵銅鑼鉢’。
生き生きとした青、緑、赤の力はまるでフォーヴィスムのマティスの色彩を
彷彿とさせる。

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