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2021.01.11

美術館に乾杯! 千葉市美術館 その三

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        勝川春章の‘花下の遊女’(1787年)

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        鳥文斎栄之の‘朝顔美人図’(1795年)

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     喜多川歌麿の‘画本虫撰’(1788年)

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     小林清親の‘獅子図’(1884年)

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        鏑木清方の‘薫風’(1919年)

浮世絵の楽しみにどっぷりつかろうと思ったら、常時浮世絵が展示されてい
る美術館へ足を運ぶにかぎる。東京では東博、太田記念美、すみだ北斎美。
さらにまわりたいなら江戸東博、たばこと塩の博物館を加えてもいい。
では関心のある浮世絵師の回顧展を体験したいとなると、これらの美術館は
太田とすみだ北斎に絞られる。

そして、もう一館、企画展のスケジュールを定点観測しておきたいのが千葉
市美。1回目で述べたが、過去に歌麿、春信、清長といったビッグネームの
回顧展を行ってきた。こうした華々しい実績があるのでつい期待してしまうが、
最近はあまり出くわさないのが気になるところ。ひそかに願っているのは
2度目の歌麿展。果たして?

ここが所蔵している浮世絵ですぐ思い浮かぶのは勝川春章(1726~
1792)の肉筆画、‘花下の遊女’などぐっとくるのが数点ある。春章が描く
女性は顔がちょっと大きいのが特徴。そして、みるたびに魅了されるのが着
ている着物の紋様の精緻な描写。旗本出身の異色の浮世絵師、鳥文斎栄之
(1756~1829)の‘朝顔美人図’(肉筆、1795年)もなかなかいい。

喜多川歌麿(1753~1806)は美人画のイメージが強いが、その天才
ぶりは虫や花の絵でもいかんなく発揮されている。‘画本虫撰’は狂歌絵本のな
かで最も有名なもの。いつもリアルな写生を息を呑んでみている。これはとき
どき企画される館蔵のミニ浮世絵展にでてくる。

明治以降に描かれた作品で強く印象に残っているのは小林清親(1847~
1915)の‘獅子図’と鏑木清方(1878~1972)の‘薫風’。獅子の絵と
いうとこれと竹内栖鳳のものがすぐイメージされる。清方展の常連、‘薫風’をみ
るたびにフィギュアスケートの真央ちゃんがダブってくる。

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