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2021.01.27

美術館に乾杯! 茨城県近代美術館 その四

Img_20210127221901      岸田劉生の‘路傍秋晴(大連風景)’(1929年)

Img_0001_20210127221901      佐伯祐三の‘靴屋(コルドヌリ)’(1925年)

Img_0002_20210127221901      堂本尚郎の‘1959-5’(1959年)

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マンズーの‘椅子にかけるエミー’(1974年)

Img_0005_20210127221901          グレコの‘エストレリータ’(1973年)

洋画家のなかで回顧展が開催される回数が多いのが麗子像で知られる岸田劉生
(1891~1929)。2019年にも没後90年を記念した大回顧展が
東京ステーションギャラリーで行われた。回顧展がいいのは過去の図録や美術
本に載ってない作品がどっと目の前に現れること。劉生が中国の大連を旅行し
たときに描いた風景画‘路傍秋晴(大連風景)’が4点出品され、そのなかに
茨城県近美のものがあった。

佐伯祐三(1898~1928)の‘靴屋(コルドヌリ)’はアーティゾンにある
のとほとんど同じ作品でゴッホの‘ひまわり’のようなもの。パリの街角で祐三の
目にとまったは店屋は靴屋のほかにレストラン、バー、酒場、運送屋、人影は
なくても店の名前を示す文字が強く印象に残るので人々の日々の営みや飲食の
楽しみが容易にイメージできる。

草間彌生が2,3前に文化勲章をもらったが、抽象画家として世界的に知られ
た堂本尚郎(1928~2013)がスルーされたのには違和感がすごくある。
画家の才能をみるセンスのなさには呆れてしまう。現代アートの一体どこをみ
ているのだろうか。その点‘1959-5’を所蔵しているこの美術館は好感度
が加点される。

イタリアで美術館巡りをしていると絵画だけでなく彫刻の分野でもイタリア人の
太い系譜があることに気づく。ドナテッロ、ミケランジェロ、ベルニーニ、カノ
ーヴァ、20世紀以降のマリノ・マリーニ(1901~1980)、ジャコモ
・マンズー(1908~1991)、エミリオ・グレコ(1913~1995)。マンズーの‘椅子にかけるエミー’とグレコの‘エストレリータ’が美術館のホールに飾られているのをみたときは真にスゴイじゃないかと思った。

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