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2021.01.16

美術館に乾杯! 市川市東山魁夷記念館

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       ‘雪野’(1992年)

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       ‘夏に入る’(1968年)

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      ‘緑の微風’(1985年)

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      ‘ツェレの家’(1971年)

明治以降に活躍した日本画家で回顧展が開かれる回数が多いのは横山大観と
東山魁夷(1908~1999)。ふたりとも生涯つきあっていこうと思っ
ている画家なので、図録や関連美術本をどんと積み重なるほどため込んで
いる。東山魁夷の作品を堪能できる美術館は東京では東近美と山種がすぐ
思い浮かぶが、東山専門の美術館としては長野市の長野県信濃美術館・東山
魁夷館と市川市の東山魁夷記念館がある。こういう画家の記念館が複数ある
のは竹久夢二と棟方志功と東山魁夷くらいなものだから、魁夷の絵が多くの
人に愛されていることの証かもしれない。

東山魁夷が50年近く住んでいた市川市に記念館ができたのは2005年の
11月。その開館記念展をみるため出かけたが、どういうルートで行ったか
記憶がすっかり消えている。たぶん、JRの西船橋駅の手前の下総中山駅で降
りてバスに乗ったと思われる。着いたところは住宅街の一角で住んでいた
家の隣に美術館が誕生した。

過去に体験した4度の回顧展によく出品されていたのが晩年の連作テーマ
‘冬の旅’のひとつ‘雪野’。与謝蕪村や菱田春草の作品とどこか相通じるような
印象があり、とても魅了されている。‘夏に入る’は山崎の竹林を描いたもの
で‘京洛四季’シリーズの一枚。ぱっと見ると平板な風景画のようにうつるが、
よくみると緑のグラデーションにより竹と竹には前後左右の間隔が表現され
ており、体を柔軟に曲げないと前に進めない感じになっている。

さわやかなイメージにつつまれる‘緑の微風’は市川市文化会館大ホールの緞帳
原画。横に長いプロポーションはそのため。長野市の記念館にある‘緑の窓’と
同様、ドイツで目にした風景をもとにして構成されている。東山は1969年
にドイツとオーストリアを訪れ、ドイツ北部の町ツェレの古い木組みの家を
描いた。この家をみるとドイツのビアホールを思い出す。また、サッポロビア
ガーデンも重なる。早くみんなと美味しいビールを飲みたい!

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