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2021.01.09

美術館に乾杯! 千葉市美術館 その一

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        曽我蕭白の‘虎渓三笑図’(1976年頃)

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     長澤芦雪の‘花鳥蟲獣図巻’(部分 1795年)

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     円山応挙の‘秋月雪峡図屏風’(1786年)

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     伊藤若冲の‘寿老人・菊図’(1768年頃)

数多くある美術館のなかで美術ファンに何度も足を運ばせる美術館は実施さ
れる企画展が期待値を上回ることが多いから。大きな美術館でいうなら京博、
そして府中市美や千葉市美もその例にもれない。千葉市美は横浜からだと
JR千葉駅に到着するまでかなり時間がかかる。でも、そのあとはバスに5分
も乗っていれば近くまでくるからアクセスは楽。

ここはテーマで作品を集める特別展より回顧展を得意としている。ざっとあ
げてみると、喜多川歌麿、鈴木春信、鳥居清長、岩佐又兵衛、曽我蕭白、
伊藤若冲、浦上玉堂、酒井抱一、中村芳中、田中一村、北野恒富、思い出に
残る回顧展を連発するその企画力は称賛に値する。

所蔵作品については江戸絵画にいいものがある。とくに印象深いのが曽我蕭白
(1730~1781)の‘虎渓三笑図’、長澤芦雪(1753~1799)の
‘花鳥蟲獣図巻’。蕭白はもう一回くらい回顧展を体験したいが、そのときには
必ず含まれそうなのが垂直にのびるラインが墨の濃淡で力強く刷り込まれる
この水墨山水画。そして、群れる雀たちに心が和む芦雪の花鳥画も忘れられな
い。雀を描かせたら芦雪と菱田春草の右にでるものはいない。

3点くらいある円山応挙(1733~1795)は‘秋月雪峡図屏風’に魅了さ
れている。川の流れの描写と奥行き感のつくり方が秀逸。思わず立ち止まって
みた。正月のNHKの番組に伊藤若冲(1716~1800)が登場したが、
その人気は不動のものになりメジャー街道を驀進している感じ。‘寿老人・
菊図’は頭が異様にデカい寿老人と筋目描きの菊に目が点になる。

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