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2021.01.20

美術館に乾杯! 遠山記念館 その一

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  ‘佐竹本三十六歌仙絵 大中臣頼基’(重文 鎌倉・13世紀)

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     英一蝶の‘布晒舞図’(部分、重文 18世紀)

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        長澤芦雪の‘山姥図’(18世紀)

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        鈴木其一の‘業平東下り図’(19世紀)

埼玉県川島町にある遠山記念館を訪問したのはここにある有名な絵をみるた
めだった。出かけたのは15年以上前のことなので、東武東上線、JR埼京線、
西武新宿線どれに乗ったかよく覚えてない。その後バスで乗り継いでようや
く到着したのだと思う。記念館に駆り立てた絵は英一蝶(1652~
1724)の‘布晒舞図’。代表作のひとつで美術本には必ず載っている絵だが、
予想外に小さな絵だった。でも、新体操のリボンの演技を連想させるさらしの
リズミカルな動きが舞妓の姿を大きくみせている。

ここにはもうひとつ心に強く刻まれた作品がある。あの‘佐竹本三十六歌仙絵’
の一枚‘大中臣頼基’(おおなかとみのよりもと)、これまで2006年、
2018年と2回縁があったが、どちらもほかの美術館(出光美と京博)で
の鑑賞。京博の大佐竹本歌仙絵展に出品された掛け軸のなかに遠山記念館蔵の
ものをみつけると、コレクターの熱い思いというのはやはりスゴイもんだな
と感心する。

長澤芦雪(1754~1799)の‘山姥図’というと広島の厳島神社にあるも
のが脳裏に強烈に沁み込んでいるが、ここにも別ヴァージョンがあった。
2011年MIHO MUSEUMで開催された芦雪展で突然現れた山姥は波打ち際の
岩の上に座り怖い顔であたりをじっと眺めている。暗い部屋でみたら体がちじ
こまりそう。

鈴木其一(1796~1858)が得意とした装飾豊かな描表装の‘業平東下
り図’はついつい息を呑んでみてしまう。最近、髙樹のぶ子の‘小説伊勢物語 
業平’(2020年5月 日経新聞出版本部)を読んだので、前より業平に
ぐっと接近している。

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