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2021.01.26

美術館に乾杯! 茨城県近代美術館 その三

Img_0003_20210126221501      鏑木清方の‘汐路のゆきかひ’(1959年)

Img_0004_20210126221501         安田靫彦の‘源氏若紫図’(1933年)

Img_0002_20210126221501      小林古径の‘壺’(1950年)

Img_0001_20210126221501      奥村土牛の‘仔馬’(1937年)

Img_20210126221501      片岡球子の‘春の富士(梅)’(1988年)

2年前、東近美で鏑木清方(1878~1972)の幻の名画‘築地明石町’が
公開された。念願の美人に会えてぼーっとしていたが、会場のパネルか何か
で案内されていたビッグニュースもしっかりキャッチした。2023年?
あたりにここで清方の回顧展が予定されているとのこと。コロナ感染により
開催時期に影響が出ないか心配だが、予定通りに開かれることを切に願って
いる。そのときは元気に遊ぶ子どもたちを描いた風俗画‘汐路のゆきかひ’と
再会したい。

源氏物語をはじめてとする平安絵巻の再現に取り組んだ日本画家で深く心を
揺すぶられたのが4人いる。上村松園、松岡映丘、中村岳陵、そして安田靫彦
(1884~1978)。靫彦の‘源氏若紫図’をみると日本画のルネサンスも
いいものだなとつくづく思う。オリジナルの源氏物語絵巻にみられる豊かな
色彩表現とはちがいこちらは濁りのない明快な色使いが目に優しい。

気になる画家の回顧展を2回体験するのが理想。でも、これが実現したのは
そう多くない。小林古径(1883~1957)はまだ1回組に入っている。
東近美で2005年に開催されてから、だいぶたったのでそろそろ2度目を
期待たいところだが、いい話はとどいていない。予想外に大きな絵だった‘壺’
をもう一度みたいが、望みが叶うだろうか?

特別展のあと足を運んだ平常展示に奥村土牛(1889~1990)の‘仔馬’
が飾ってあったのは大きな収穫だった。土牛の作品は多くが山種におさまって
いるので、ほかの美術館でお目にかかるとなにか得をしたような気分になる。
仔犬、猫、鹿、兎、山羊、軍鶏、牛、鯉などの生き物画のラインナップに仔馬
が加わった。

片岡球子(1905~2008)の2枚看板が‘面構’と‘富士山’シリーズ。9月
訪問したフジヤマミュージアムでもドカ―ンと描かれた富士に出会ったが、
ここにある‘春の富士(梅)’は球子展の常連。棟方志功の版画同様、自由奔放
に使った色彩が富士の生命力、雄大さをひきだしているのがすばらしい。

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