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2020.11.29

美術館に乾杯! 太田記念美術館 その一

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        石川豊信の‘二代目瀬川吉次の石橋’(18世紀)

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       鈴木春信の‘鉢の木の暮雪’(1767年)

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     鳥居清長の‘三囲参詣の往来’(1778年)

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     歌川豊国の‘子供の戯れ’(1800年)

現在、東京で浮世絵を専門に展示している美術館は表参道の太田記念美、
すみだ北斎美、たばこと塩の博物館。通った回数が多いのは太田記念美。
今年はコロナ感染の影響で一度も出かけてないが、企画展の情報はHPでし
っかり定点観測している。昨年、歌川豊国展をみたときは以前は靴を脱い
でスリッパにはき変えていたが、それがなくなり鑑賞がよりスムーズに
なった。

ここの展示室は1階、2階、地下の3ヶ所。浮世絵は大きな絵ではないので
これくらいのスペースでもかなりの数をみることになる。回顧展の場合は、
前期、後期の2回興行だから存分に美人画、役者絵、風景画を楽しむこと
ができる。一時期、ギメ美など浮世絵コレクションで定評のある美術館
の所蔵する作品の里帰り展が開催されて好感度をぐんとあげたが、来年あ
たりからまた期待したい。

石川豊信(1711~1785)という浮世絵師に開眼したのはここで
‘二代目瀬川吉次の石橋’をみたから。その後ヨーロッパ、アメリカから
の里帰り展でもちょくちょく愛嬌のある丸い顔で微笑んでいる女性に遭遇
しますます豊信が好きになった。

鈴木春信(1725~1770)の‘鉢の木の暮雪’は風流うたい八景‘’シリ
ーズの一枚。八枚全図を揃えているのは太田記念美だけ。すばらしい!
鳥居清長(1752~1815)の‘三囲参詣の往来’はとても気に入って
いる。どこがいいかというと上の土手を人々が歩いている光景。手前の女
性たちの行列と向こうの往来が呼応している感じで参詣の賑わいが伝わっ
てくる。

歌川豊国(1769~1825)はライバルだった写楽とおなじくらい
役者絵で評判をとった人気絵師。得意の人物描写は子どもにもみられ‘子供
の戯れ’というおもしろい作品ができあがった。3人の子が障子の腰板にふ
ざけた顔やポーズを映して遊んでいる。見た瞬間びびっときた。子供の無
邪気な悪ふざけがこれほどおもしろく真に迫っている絵をほかにみたこと
がない。

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