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2020.11.13

美術館に乾杯! 東京都現代美術館 その一

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    小野竹喬の‘奥入瀬の渓流’(1951年)

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    東山魁夷の‘彩林’(1949年)

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    五姓田義松の‘清水富士’(1881年)

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         松林桂月の‘秋壑暮雲’(1947年)

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      山本丘人の‘流水のうた’(1973年)

2年くらい前?、新装オープンした東京都現代美術館へはまだ足を踏み入れ
ていない。以前はときどきでかけてていた。もっとも印象に残っているのが
1997年にあったポンピドー・コレクション展。なにしろ、現代アートの
殿堂であるポンピドーの名画がどどっとやって来るという奇跡的な展覧会だ
った。これを体験しているのでここの企画展は定点観測の対象となっている。
最近では5年前のガブリエル・オロスコ展がおもしろかった。

時間があると常設展示の部屋にもまわるのだが、ほとんどの作品は海外の
作家か日本の現代ア―ティストのもの。だから、これですべてかと思うが、
ここは日本画のいい絵も所蔵している。でも普段は展示されてないので、
その作品に接するのは描いた画家の回顧展のことが多い。お気に入りは
小野竹喬(1889~1979)の‘奥入瀬の渓流’。実際にここへ行ったから
この渓流が目に沁みる。宝石のような柔らかい色彩をみると竹喬はつくづく
カラリストだなと思う。そして、東山魁夷(1908~1999)の‘彩林’に
も魅了されている。ふと菱田春草の‘落葉’が目の前をよぎる。

五姓田義松(1855~1915)の‘清水富士’に遭遇したのは2007年
神奈川県近美葉山であった展覧会。当時、五姓田の名前は知ってはいたが、
どこかオールド洋画家というイメージがつきまとっておりまあみてみるか、
というぐらいの画家だった。ところが、このすばらしい出来映えの富士を
みて評価が変わった。もうひとつのサプライズはこれを所蔵しているのが
東現代美だということ。こんな絵をもっていたとは!

松林桂月(1876~1963)の‘秋壑暮雲’は浦上玉堂の水墨画を彷彿と
させるが光の表現が強く印象づけられるところは桂月独自のもの。こういう
作品まであるのだから、幅の広い日本画コレクションである。山本丘人
(1900~1986)はあの加山又造の師匠。‘流水のうた’はメルヘンチ
ックな花鳥画。白い野ばらの花と上から段々と流れ落ちてくる水がやさしく
響き合っている感じ。

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