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2020.11.20

美術館に乾杯! 松岡美術館 その五

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     ‘青花龍唐草文天球瓶’(明時代・15世紀)

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   ‘青花胭脂紅双鳳文扁壺’(清時代・18世紀)

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       ‘色絵唐人図大壺’(江戸・17世紀後半)

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     ‘色絵芭蕉柳図輪花鉢’(江戸・17世紀後半)

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        エミリオ・グレコの‘腰かける女’(1969年)

松岡美は絵画のほかにもうひとつ大きな楽しみがある。それは私立の美術館
ではトップクラスの質を誇る東洋陶磁のコレクション。日本、中国、朝鮮、
ベトナムでやかれた名品がずらっと揃っている。都内ではここと渋谷の戸栗
美へよく通ったおかげでやきも鑑賞の幅が広がった。

たくさんある中国磁器のなかで大収穫は明時代初期に景徳鎮‘窯でつくられた
‘青花龍唐草文天球瓶’。台北の故宮博物館でこういう見事な天球瓶をみた覚え
があるが、日本では松岡と畠山でしかお目にかかったことがない。だから、
エポック的な体験だった。これは名古屋にいるとき遭遇した‘東洋陶器名品展’
(1994年 愛知県陶磁資料館)にも出品された。

清時代・乾隆帝のときの‘青花胭脂紅鳳文扁壺’もみててうっとりする一品。
リズミカルな花模様の地に紅で色づけられた2羽の鳳凰が浮かび上がっている。
こういうのが登場すると故宮にいるような気分になってくる。横に飾ってある
皿に桃をいくつも描いた粉彩にも魅了される。

日本のやきもので印象深いのは柿右衛門様式の‘色絵唐人物図大壺’と口径45
㎝もある古九谷様式の‘色絵芭蕉柳図輪花鉢’。古九谷は5,6点あったような
気がする。青や緑、黄色の圧が強い古九谷がみれる美術館は限られているから、
これと対面するだけでも出かける価値がある。

ここは1階のホールに西洋の近代彫刻作品が展示されている。ムーア、イタリ
アのマリーニ、そしてエミリオ・グレコ(1913~1995)。グレコは
‘腰かける女’、‘水浴の女’、‘エイコ’と3点もある。箱根にでかけなくてもグレコ
に会えるのはありがたい。

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