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2020.11.16

美術館に乾杯! 松岡美術館 その一

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Img_0001_20201116221701      山口蓬春の‘山湖’(1947年)

Img_0002_20201116221801     伊藤小坡の‘麗春’(20世紀)

Img_20201116221801         鏑木清方の‘蛍’(1917年)

Img_0003_20201116221801         伊東深水の‘仕舞熊野’(1962年)

美術館とのつきあいは一枚の絵からはじまることが多い。白金台にある松岡
美術館へ出かけたのは山口蓬春(1893~1971)の‘山湖’をみるため
だった。現在、ここは建物のメンテナンスや作品の修復のため長期休館
(2021年10月まで)に入っている。美術館へのアクセスは地下鉄の
都営三田線か南北線の白金台で下車して歩くかJR目黒駅からちょっと長く
歩くかのどちらか。以前よく通っていたときはだいたい地下鉄を利用してい
た。10分くらい歩くと到着する。

‘山湖’を知ったのはわが家の日本画のバイブル‘昭和の日本画100選’展
(1989年 朝日新聞主催)の図録。これは蓬春の西洋画に対する旺盛な
吸収欲のかたまりのような作品で刺激された絵はスイス人画家ホドラーの
風景画。この絵に描かれているのは裏磐梯の五色沼のひとつ。明快な色彩の
よるモダンな風景表現は新しい日本画をきりひらいた。

ここへ何度も訪問して大変惹きこまれたのは美人画のコレクション。京都で
上村松園に次ぐといわれた女流画家伊藤小坡(1877~1968)の‘麗春’
もその一枚。この桃山風俗の花見姿で小坡の名前がインプットされた。

さらに嬉しい絵があった。贔屓にしている鏑木清方(1878~1972)が
3点も登場した。‘蛍’、‘菖蒲湯’、そして‘保名’。‘蛍’は小首を傾けるしぐさが
浮世絵師の鈴木春信のアンニョイ美人画を彷彿とさせる。そして、伊東深水
(1898~1972)の‘仕舞熊野’に200%KOされた。じっとながめて
いると松園の‘序の舞’が重なってくる。

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