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2020.11.25

美術館に乾杯! 東京富士美術館 その三

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     ターナーの‘嵐の近づく海景’(1804年)

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     クールベの‘水平線上のスコール’(1873年)

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         モネの‘海辺の船’(1881年)

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     カイユボットの‘トルーヴィルの別荘’(1882年)

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         マグリットの‘観念’(1966年)

印象派やポスト印象派の絵が日本の美術館にあってもそう驚くことはない。
モネは結構な数の美術館が所蔵しているし、マネ、ルノワールやセザンヌ
らはアーチゾン美(旧ブリジストン美)へ行けばみれるし、ゴッホやゴー
ギャンは損保ジャパン、大原へ足を運ぶと楽しめる。だが、それ以前の
作品となるともし美術館で出会うとちょっとびっくりする。

東京富士美にはターナー(1775~1851)が2点ある。若い頃描か
れた‘嵐の近づく海景’と脂がのりきった50代の‘ヘイヴーツリュイスから
出航するユトレヒトシティ64号’。ターナーらしい緊張感のある海景画が
ここでみれるというのは大原のエル・グレコの絵と同じようにヨーロッパ
で美術館巡りをしているような気分になる。

2008年、パリでクールベ(1819~1877)の大規模な回顧展に
遭遇したのは生涯の思い出。そこに数多く描いた波の絵が9点集結してい
た。このシリーズは大原にある作品で目が慣れていたが、‘水平線上のスコ
ール’はこれらと波のパワーに遜色なく砂浜にドドーンと打ち寄せている。

モネ(1840~1926)の‘海辺の船’はなかなかいい絵だが、国内で
開かれるモネ展にはあまりでてこない。また、カイユボット(1848~
1894)の‘トルーヴィルの別荘’は2013年ブリジストン美であった
回顧展ではじめてお目にかかった。この展覧会でカイユボットの画業全体
がわかりこの画家の才能に惚れ直したが、この絵もそれに一役買っている。

予想外だったのがマグリット(1898~1967)の‘観念’。スーツ姿の
男性の頭が林檎に変わっている。マグリットの作品にちょくちょく登場す
る林檎が頭に変容するところが意表を突かれる。でも、のけぞるほどの
怪奇さはないからニヤニヤしてみてしまう。これぞマグリットマジック!

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