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2020.10.04

美術館に乾杯! 静嘉堂文庫美術館 その二

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     国宝‘曜変天目茶碗’(南宋時代・12~13世紀)

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    ‘大井戸茶碗 越後’(重文 朝鮮時代・16世紀)

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   野々村仁清の‘色絵法螺貝香炉’(重文 江戸・17世紀)

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    ‘色絵牡丹文水注’(江戸・17~18世紀)

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    ‘色絵鶴亀松竹梅菊花形大鉢’(18~19世紀)

中国・南宋時代につくられた曜変天目茶碗で日本に伝世した3碗のひとつを
静嘉堂文庫が所蔵している。大阪の藤田美と京都の龍光院にあるものはみる
機会が少ないのに対して、ここにある‘稲葉天目’は定期的(1年半くらい?)
に公開される。また、国宝展が開催されるときは主催者からは欠かせない
特別なピースとしてお声がかかる。だから、これまで片手をこえる回数ほ
ど鑑賞することができた。最近は宇宙のことを考える時間が多くなっている
から、以前にも増してこの茶碗が放つ星々の輝きに魅了されている。小さな
茶碗から広大な宇宙に想像が膨らんでいくなんてすごくロマンチックな美術
鑑賞である。

静嘉堂のやきものコレクションは唐物や朝鮮のものをふくめて質が高い一品
がたくさんそろっている。館蔵品のやきもの展はこれまで3回くらい遭遇し
たので、そのとき制作された図録をみると主要なものはだいたいみたことに
なる。‘大井戸茶碗 越後’は大変有名で2013年根津美で開かれた井戸茶碗
展にも出品された。

野々村仁清の‘色絵法螺貝香炉’はじつにユニークなやきもの。法螺貝が香炉に
変身するとは。この飛んだ発想は現代オブジェにも通じるものがあり、仁清
の革新的な創作は茶道具の絵付けを絵画のイメージでおこなうだけでなく、
法螺貝と香炉をむすびつけることにまで及んでいる。まったくすばらしい!

2008年、コレクションの柱のひとつとなっている肥前磁器のなかから古
伊万里・金襴手様式の作品にスポットをあてた‘岩崎家の古伊万里’展が開かれ
た。ここで目が点になるすごい名品に出会った。鍋島の‘色絵牡丹文水注’と
金襴手様式の‘色絵鶴亀松竹梅菊花形大鉢’。鍋島も金襴手も目は慣れていたが、
これには参った!流石、岩崎家という感じ。

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