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2020.10.25

美術館に乾杯! サントリー美術館 その二

Img_0002_20201025223201      ‘佐竹本三十六歌仙絵 源順’(重文 鎌倉・13世紀)

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俵屋宗達の‘伊勢物語図色紙 水鏡’(江戸・17世紀)

Img_20201025223201      ‘祇園祭礼図屏風’(室町~桃山・16世紀)

Img_0003_20201025223201     狩野山楽の‘南蛮屏風’(重文 桃山・17世紀初)

Img_0001_20201025223201      ‘南蛮屏風’(江戸・17世紀)

昨年の10/24は京博で佐竹本歌仙絵をどどっとみた日。それから一年経っ
た今、美術館の展覧会シーンはコロナ禍で盛況というにはほど遠い状態。
世の中何が起ころかわからない。佐竹本三十六歌仙絵展の図録には37幅の
歌仙絵の所蔵の変遷が載っており、サントリーが所蔵している‘源順(みなも
とのしたごう)’は3人のコレクターをへてサントリーにおさまったことに
なっている。こういう話を裏事情まで含めて調べた本があったらすぐに
でも購入するのだが。

サントリーは出光同様、佐竹本と俵屋宗達の‘伊勢物語図色紙 水鏡’をもっ
ている。ブランド美術館はだいたい琳派を揃えているが、ここには
ほかにも光悦と宗達がコラボした‘鹿下絵新古今集和歌断簡’や光琳の‘秋草図
屏風’がある。

2007年に開催された‘BIOMBO 屏風ー日本の美’は東博がおこなう
ような一級の特別展だった。サントリーの企画力は本当にスゴイ。こういう
ものができるのは自分のところにもいい屏風がいくつもあるから。‘日吉山
王祗園祭礼図屏風’は近江坂本の日吉大社山祭礼と京都八坂神社の祗園祭を
組み合わせ異色の屏風。見応えがあるのが左隻の山鉾巡行の場面。祭りの
活気がびんびん伝わってくる。

狩野山楽(1559~1635)の‘南蛮屏風’は絵の出来映えに見惚れるば
かりでなく、当時の南蛮交易の様子がよくわかる文献資料としても価値が
ある。歴史本とこうした絵画で得られる情報を合わせると実態をかなり把
握することができる。宣教師も含めて南蛮人の身長がやはり高く描かれて
いるところがおもしろい。

江戸・寛永期(1624~44年)に登場した‘舞踊図’はお気に入りの美人
画。もとは屏風だったが、現在は六面の額装になっている。目が自然に
寄っていくのが身につけている小袖のハッとさせる文様。いつまででもみ
ていたくなる。

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