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2020.10.10

美術館に乾杯! 畠山記念館 その三

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       ‘染付龍濤文天球瓶’(重文 明時代・15世紀)

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     ‘金襴手六角瓢形花入’(重文 明時代・16世紀)

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     ‘唐物肩衝茶入 銘 油屋’(重文 南宋時代・13世紀)

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    ‘大井戸茶碗 銘 細川’(重文 李朝時代)

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    ‘割高台茶碗’(李朝時代)

やきもの展をよく開催する美術館というとすぐ思いつくのは五島、根津、
出光、プラス銀座の松屋、ここでもいい企画展が定期的に行われる。
また、やきものを含めた工芸展が得意なのがサントリー。畠山でこういう
作品がたくさん並ぶやきもの展が開かれることはないが、所蔵の名品を
ローテーションして披露している。これをみるためよく足を運んだ。

・2007年 ‘染付・呉須・祥瑞ー青と白のやきものー’
・2008年 ‘赤のやきものー金襴手・万暦赤絵・古赤絵・南京赤絵ー’
・2010年 ‘織部が愛した茶碗ー高麗 割高台ー’

こうした展示でチラシに載っているのは多くが重文指定。この目玉に遭遇
したときの感動は半端じゃないものがある。‘染付龍濤文天球瓶’はその堂々
とした風格に圧倒される。龍が描かれたこのタイプの天球瓶はほかでもみ
たことがあるが、青の輝きといい大きさといいこれがベストワン。生涯の
思い出である。翌年に遭遇した‘金襴手六角瓢形花入’にも吸いこまれる。
瓢箪形をきれいに六角にする造形センスがすばらしい。

そして、その2年後に登場したのが李朝時代につくられた‘割高台茶碗’。
これは古田織部が所持していたもの。圧倒的な存在感を発揮しているのが
一部が大きく切り落とされた高台。これほど大胆にカットされた高台はほ
かにみたことがない。こういう茶碗は異形の部類にはいるかもしれないが、
一度みてしまうとこの立ちすぎるキャラに病みつきになる。

茶人に愛される茶道具がまだある。南宋時代につくられた‘唐物肩衝茶入 
銘 油屋’と大井戸茶碗の名品‘銘 細川’。小さいが胴がぷくっと膨れたこげ
茶色の茶入に大変魅了されている。なかでも‘油屋’はお気に入りの茶入。
いつまでもみていたくなる。‘天下三井戸’といわれてきたのが‘喜左衛門’
、‘加賀’とこの‘細川’。お椀形の茶碗は普段これでご飯を食べているからとて
も親しみやすい。そして、枇杷色の釉薬と梅花皮のぶつぶつにも目が寄って
いく。

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