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2020.10.01

美術館に乾杯! 五島美術館 その三

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    ‘佐竹本三十六歌仙絵 清原元輔’(重文 鎌倉時代・13世紀)

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     ‘寸松庵色紙’(重文 平安時代・11世紀)

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    尾形光琳の‘紅葉流水図’(江戸時代・18世紀)

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      牧谿の‘叭々鳥図’(南宋時代・13世紀)

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    馬麟の‘梅花小禽図’(重文 南宋時代・13世紀)

五島でも根津でも静嘉堂でもお目当ての所蔵品が一度にみられるわけではな
いので何度も足を運ぶことになる。訪問を重ねるにつれ美術館への親近感が
増し美術館通いが本当に楽しいものになっていく。つくづく美術品の鑑賞を
趣味にして良かったなと思う。

五島へは何度も出かけたので図録に載っている絵画、やきもの、書などはお
およそ目に入った。ときどきそれらをながめているが、コレクションの質の
高さにはほとほと感心させられる。‘佐竹本三十六歌仙絵 清原元輔’はここに
来た最初の頃にみた覚えがあるが、2年前逸翁美とのコラボ展で久しぶりに
再会し、昨年も京博の‘佐竹本三十六歌仙絵展’でみた。大集結した歌仙絵をみ
るために大勢の人が集まるのだから、‘清原元輔像’は美術館にとっては特別な
お宝にちがいない。

西本願寺に‘本願寺三十六人家集’(国宝)という装飾料紙の限りを尽くした
美しい冊子本があるが、これと同じくらい唐紙の綺麗な雲母摺りにうっとり
するのが‘寸松庵色紙’。この雲母の磁力はとても強く、顔をくっつけるように
してみてしまう。こうした雅なイメージにつつまれた和歌の世界と自然とつ
ながるのが尾形光琳(1658~1716)の‘紅葉流水図’。はっとさせる
大胆な画面構成だが、その優れたデザイン感覚は歌に詠まれた竜田川の紅葉
にぴったりあっているような気がする。

高い人気を誇る牧谿の‘叭々鳥図’は自慢の一品だろう。これはもともと三幅対
で織田信長が所持していた。ほかの二幅はMOAと出光にある。そして、思わ
ず足がとまるのが馬麟の‘梅花小禽図’。画面を対角線で切る太い梅の枝が印象
的でそこにとまる二羽の小鳥が可愛い。

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