« 美術館に乾杯! 永青文庫 その一 | トップページ | 美術館に乾杯! 永青文庫 その三 »

2020.10.29

美術館に乾杯! 永青文庫 その二

Img_20201029222901
    狩野元信の‘細川澄元像’(重文 室町・1507年)

Img_0004_20201029223001
        宮本武蔵の‘鵜図’(重文 江戸・17世紀)

Img_0001_20201029223001
    谷文晁の‘東海道勝景図巻’(江戸・19世紀)

Img_0002_20201029223001
        白隠の‘乞食大燈像’(江戸・18世紀)

Img_0003_20201029223001
    仙厓の‘花見図’(江戸・19世紀)

美術館とのつきあいが長くなると、ひとつのコレクションをまるごとみせ
てくれる企画展に遭遇することがある。2010年に東博で‘細川家の至宝
 珠玉の永青文庫コレクション’が開催された。これによって永青文庫の
お宝をみるために足を運ぶ回数が大幅に減少した。そのなかにはまだお目
にかかってない日本絵画がどどっと姿を現した。

狩野元信(1477~1559)の‘細川澄元像’は見事な武将画。小さい頃、
強い武将の姿は馬に乗っているというイメージがうめこまれたので本物を
前にすると戦国時代にタイムスリップしたような気分になる。歴史に名を
残す武将は大勢の武士たちのヒーローといえる存在だが、剣豪は相手は多数
で自分はひとりという不利な状況でも生きのびてきた剣の達人。宮本武蔵
(1582~1645)が水墨画でもすごい腕前をもっていたことを知った
のは絵画が趣味になってからのこと。武蔵と縁の深い細川家には‘鵜図’など
ぐっとくる絵がいくつもある。

谷文晁(1763~1840)の風景画で馴染みのあるのは東博の平常展に
通っていたときよくみた‘公余探勝図’。これは相模・伊豆の光景を描いたもの
だが、ここが所蔵する画巻は品川から大津までの東海道の勝景。全部で20
図ある。これは‘富士川 自岩渕望渡口’。奥行き感があり富士山をゆったりみ
れるのがいい。

永青文庫は白隠(1685~1768)を数多く所蔵していることで知られ
る。2,3回ミニ白隠展を体験しリラックスモードで白隠の水墨画を楽しん
だ。‘乞食大燈像’はほかの作品とちがいちょっと緊張を強いられる人物画。
この乞食の目力は半端ではない。また、仙厓(1750~1837)の‘花見
図’もおもしろい絵。肩の力が抜け一緒に酒を飲みたくなる。

|

« 美術館に乾杯! 永青文庫 その一 | トップページ | 美術館に乾杯! 永青文庫 その三 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 美術館に乾杯! 永青文庫 その一 | トップページ | 美術館に乾杯! 永青文庫 その三 »