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2020.10.30

美術館に乾杯! 永青文庫 その三

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    菱田春草の‘落葉’(重文 1909年)

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        菱田春草の‘黒き猫’(重文 1910年)

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    小林古径の‘鶴と七面鳥’(1928年)

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    梅原龍三郎の‘紫禁城’(1940年)

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    安井曾太郎の‘承徳の喇嘛廟’(1937年)

明治以降に活躍した日本画家の作品で重文に指定されているものが全部で
24点ある。描いたのは狩野芳崖、橋本雅邦からはじまって福田平八郎まで
17人。それぞれ1点ないし2点だが菱田春草(1874~1911)だけ
は4点と突出して多い。その2点を永青文庫が所蔵している。‘落葉’と‘黒き
猫’、現在熊本県美に委託されており、特別展が目白台で開かれるときでない
とお目にかかれない。

横山大観(1868~1958)同様、生涯つきあっていこうと思っている
春草はまさに天才画家。多くの作品に魅了され続けているが、とくに心に響
くのが‘落葉’。長谷川等伯の‘松林図’をみているとき感情が深く沈んでいくの
を体験するが、この屏風の前でも似たようなことがおきる。世の中にたくさ
んいる猫好きには曲がった柏の幹にうずくまってこちらをじっとみている
黒猫はどううつるのだろうか。

小林古径(1883~1957)の‘鶴と七面鳥’で大きなサプライズは七面鳥
が登場したこと。鶴は馴染みの鳥、でもこれと七面鳥がどうして一緒に描か
れるの?古径は何に刺激されたのだろうか。オランダの絵にでてくるアヒル
とかガチョウをみた?

永青文庫の3つの展示室で最後に通る部屋に飾ってあるのが梅原龍三郎
(1888~1986)の‘紫禁城’と安井曾太郎(1888~1955)の
‘承徳の喇嘛廟’。これは春草の2点と同じく自慢の洋画。こんな傑作をセット
でもっているのだから流石、永青文庫という感じ。喇嘛廟には縁がないが、
紫禁城は心躍る気持ちでみてまわったので絵画にも敏感に反応する。

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