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2020.10.21

美術館に乾杯! 三井記念美術館 その一

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    円山応挙の国宝‘雪松図’(江戸時代・18世紀)

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    ‘雲龍図’(1784年)

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    ‘芭蕉図’(1781~88年)

五島や静嘉堂が山手線の外側にありここへいくと他の美術館へはあまり寄れ
ないのに対して、根津、畠山、出光、三井記念美は都心にあるためいろいろ
くっつけて効率的にまわれるという便利さがある。昨年、三井とは相性が良
く2回特別展を鑑賞した。最初は1月、長澤芦雪が描いたもうひとつの‘白象
黒牛図屏風’に遭遇するという幸運に恵まれた。また、やきもの好きの友人と
出かけた秋の‘高麗茶碗展’も楽しませてもらった。

2005年に三井記念美が日本橋室町に開館したおかげで円山応挙(1733
~1795)の有名な水墨画‘雪松図’をみる機会がぐんと増えた。毎年正月に
公開されるようになったのに加え、2010年に開催された回顧展でもでーん
と飾られた。水墨画の屏風でみごたえのあるのは長谷川等伯の‘松林図’と応挙
のこの‘雪松図’。これをはじめてみたとき大きな驚きだったのは松に積もる雪
を紙面を塗り残すことによって表現したこと。これって、かなり難しそう。
にもかからわず老松を量感豊かに立体的に描くのだから応挙の技は半端でない。
一瞬巨大な盆栽をみているような錯覚を覚える。

応挙とのつきあいがはじまったのは2003年大阪市立美でみた大回顧展から。
雪松図、超リアルに描かれた孔雀、群鶴図、大迫力の雲龍図、、展示室にいる
あいだテンションが上がりっぱなしだった。おもしろかったのは全然怖くない
とぼけた龍がいたこと。それは三井が所蔵する‘雲龍図’、真横からとらえた龍と
いうのは珍しいうえ、龍の頭だけが突出し胴体部分は蛇のぬけがらみたいな感
じで弱々しいイメージ。こういう姿ならすぐゆるキャラモデルへ変身できる。

芭蕉の絵が強いインパクトで記憶されているのは兵庫の大乗寺で芭蕉の葉で遊
ぶ子どもたちをみたからかもしれない。これほど大きい葉だと小さな子どもな
ら容易に乗れて空をとびまわることができる。そうした空想を膨らませて‘芭蕉
図’をみていた。

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