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2020.09.30

美術館に乾杯! 五島美術館 その二

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        ‘青磁鳳凰耳花生’(重文 南宋時代・12~13世紀)

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    ‘古伊賀水指 銘 破袋’(重文 桃山時代・16世紀)

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    ‘鼠志野茶碗 銘 峯紅葉’(重文 桃山時代・16世紀)

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    ‘黒織部沓形茶碗 銘 わらや’(桃山時代・17世紀)

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    ‘光悦黒楽茶碗 銘 七里’(江戸時代・17世紀)

東京でいいやきもの展が開かれる美術館というとすぐ思い浮かぶのは五島と
根津と出光。自分のところにも名品を所蔵しているので光をあてる対象を変
えて特別展を開催している。五島で忘れられないのは2002年と2005
年にあった‘茶の湯 名碗’展。このとき手に入れた図録がわが家のやきもの
のバイブルになっている。

美術品のコレクターには茶人が多いので中国や朝鮮で焼かれた青磁などの
名品を手に入れるのに尋常ではない情熱を燃やす。五島にある‘青磁鳳凰耳
花生’は思わず唸ってしまうほどの名品。同じタイプの花生のなかでは最も
大きい。どっしりして存在感のある形に見惚れてしまう。

古田織部が絶賛した‘古伊賀水指 銘 破袋’の荒々しく力強いフォルムには
やきもののが生まれてくる偶然性のおもしろさがにじみでている。本来なら
穴が開いた水指は用をなさないのにそれを超えた魅力に桃山の茶人たちは
敏感に反応した。

織部と志野は一緒に並べられることが多いが、この両方で名碗として鳴り響
いているのが‘黒織部沓茶碗 銘 わらや’と‘鼠志野茶碗 銘 峯紅葉’。
展覧会には欠かせない定番の茶碗で多くのやきものファンの目を楽しませて
いる。とくにここにある鼠志野には根津の‘銘 山端’同様、強い愛着がある。

2013年、ここで待望の光悦展があり、本阿弥光悦(1558~1637)
がつくった黒楽茶碗、赤楽茶碗がどどっとでた。五島蔵の‘銘 七里’と‘赤楽
茶碗 銘 十王’にも大変魅了されている。光悦茶碗と毎年お目にかかれたら
いうことないのだが。

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