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2020.09.23

美術館に乾杯! 根津美術館 その六

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     ‘饕餮文方彜’(重文 西周時代・前10世紀)

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  野々村仁清の‘色絵山寺図茶壺’(重文 江戸時代・17世紀)

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    ‘鼠志野茶碗 銘 山の端’(重文 桃山時代・16~17世紀)

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       ‘青磁筍花生’(重文 南宋時代・12世紀)

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   ‘肩衝茶入 銘 松屋’(重文 南宋~元時代・13~14世紀)

最近は回数が少なくなったが以前は古代中国の遺跡から出土した青銅器や金
の装飾品などを披露する特別展がよく開かれた。そうした遺物で強い存在感
を発揮するのが青銅器。同じようなものを東博でもみる機会があるが、本場
の青銅器は流石と思わせるほどその大きさや複雑な模様に目を見張らされる。
日本の美術館でも、すばらしい青銅器にお目にかかれるところがある。それ
が世界的にも高く評価されている根津のコレクション。2階の専用の展示室
には‘饕餮文方彜’(とうてつもんほうい)などがずらっと飾られている。
これは圧巻!

2006年、京博で京焼展があり野々村仁清の名品といわれる色絵の茶壺や
水指が数多くでてきた。そのひとつが山寺の図が描かれた茶壺。まるで
風景画をみているよう。装飾性豊かな絵柄、茶壺のかたちからいうとこれと
福岡市美にある‘吉野山図’がとくに気に入っている。

根津、五島美、出光美では茶陶展が定期的に開催される。こういうとき来館
者の目を釘付けにする目玉のひとつが‘鼠志野茶碗 銘 山の端’。2年前、
ここであった‘新・桃山の茶陶’でも目を楽しませてくれた。織部・志野では
五島美蔵の‘鼠志野 銘 峯紅葉’とともに欠かせない定番の名品としてつとに
有名。

中国からはいってきたもので自慢の品は‘青磁筍花生’と‘肩衝茶入 銘 松屋’。
筍が好物なのでこの青磁はいつもいい気分でみている。同じような花入はこ
れまで5点くらいみた。2010年の‘南宋の青磁’(根津美)では五島美、
鹿苑寺蔵のものと一緒に並べられた。そして、肩衝茶入の名品‘銘 松屋’に
も200%参っている。小さな茶入なのに丸みをおびた形、なだれのうみだ
す模様が目をとらえて離さない。

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