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2020.09.09

Anytime アート・パラダイス! ワイエス 身近な田舎風景

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       ‘霧のオルソンハウス’(1967年)

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       ‘ペンテコースト’(1989年)

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       ‘テールス アイランド’(1954年)

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    ‘粉挽き小屋’(1962年 フィラデルフィア美)

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       ‘三日月’(1987年)

今はコロナ禍のため海外旅行は先延ばしせざるをえないが、普通の生活が取
り戻せたらまた出かけようと思ってる。大雑把な計画としては東海岸にある
美術館めぐりはひとつのオプション。これまで訪問した美術館はツアーの
行程に入っているNY、ボストン、フィラデルフィアだったので、今後の目標
はボルチモア美とかイエール大美など美術本にときどきでてくる美術館。
長距離バスに乗っていろいろ動くとこれまでとはちがったアメリカの景色に
遭遇するかもしれない。

ワイエス(1917~2009)が生まれたペンシルベニア州チェッズフォー
ドはフィラデルフィアから遠くないところにあるらしい。アメリカの内陸部
はケンタッキー州しか行ったことがないのでどんなところかイメージできな
いが、田舎であることは間違いない。ワイエスは都市文明に背を向け生涯
田舎の生活に没頭し、アメリカの農場や自然の風景を描き続けた。代表作
‘クリスティ―ナの世界’の舞台はボストンの先にあるメーン州の海辺の村クー
シング。クリスティーナが住んでいた家を描いた‘霧のオルソンハウス’はつい
ジーンとなってみてしまう。

昔から山歩きに縁がなく海派で生きているので‘ペンテコースト’や‘テールス 
アイランド’にでてくる漁師の使う網や舟にはすごく親しみを覚える。以前
ボストンで美味しいロブスターを食べたが、シーフードの食材は東海岸の海
でどっさりあがってくるのだろう。今年の春はサンフランシスコで海老や
カニにありつける予定だったが、コロナ感染の影響でダメになった。残念!

‘粉挽き小屋’と‘三日月’は2008年Bunkamuraで開催されたワイエス展でお
目にかかった。ところが、‘粉挽き小屋’を所蔵するフィラデルフィア美は2度
訪問したが、どういうわけかこの絵は姿をみせなかった。このあたりの展示
方針がよくわからない。小屋のまわりに立つ細い木々や金網にひっかかる
枯草の精密すぎる写実描写にぐっと惹きこまれる。‘三日月’は構図のとり方が
じつに上手い。軒下に氷の柱がぶら下がり、それと垂直方向に4つの蔓籠
が釣り下がられている。ここばかりに目をむけているとタイトルの三日月を
見落とす。画面の中央に描かれている。

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