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2020.09.17

美術館に乾杯! 大倉集古館 その三

Img_20200917223201     国宝‘普賢菩薩騎象像’(平安時代・12世紀前半)

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Img_0003_20200917223301     国宝‘随身庭騎絵巻’(鎌倉時代・13世紀中頃)

Img_0004_20200917223301     久隅守景の‘賀茂競馬図’(重文 江戸時代・17世紀後半)

国宝の仏像をみたければどうしても奈良や京都のお寺を訪ねていかないとい
けないが、クルマでまわるとなるとこれは大行事となるためかなりの鑑賞
エネルギーをためこまないと実現しない。追っかけ国宝は4,5点残っている。
今はコロナ禍で動きにくい環境、コンプリートを果たすにはまだまだ時間が
かかりそう。

こんなとき、大倉集古館にでかけるとすばらしい仏像に対面できる。国宝に
指定されている‘普賢菩薩騎象像’。象に乗る普賢菩薩の姿がじつにいい感じ。
つくられたのは平安時代の最後の頃。見惚れのがもうひとつある。菩薩像に
最接近して肩のところや背面の衣をじっくりみると目にとびこんでくる唐草
や七宝繋ぎなどの截金文様。東京のど真ん中でこんな心を打つ仏像がみられる
のだから有り難いことである。

‘随身庭騎絵巻’も記憶に長くとどまっている鑑賞体験の。随身は貴人
のガードマンのこと。ここでは9名が描かれている。彼らは馬に乗るのは朝
飯前だから、馬が荒々しく体を動かしてもそれを御する腕をもっている。
視線がむかうのは随身よりは跳びはねている馬のほう。動きの描写がこれほ
ど見度な絵はそんなにない。もう何年もみていないので再会の機会をさぐる
ことにした。

久隅守景の‘賀茂競馬’は興味をそそる風俗画。描かれているのは初夏を彩る京
の風物詩となっている賀茂神社の競馬(くらべうま)。これは左隻で宇治の
茶摘みの場面が右隻で並んでいる。この大イベントをひとびとは思い思いに
楽しんでおり、手前の中央では酒盛りがはじまっている。    

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