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2020.09.11

Anytime アート・パラダイス! ハドソンリバー派 チャーチ

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    ‘アンデスの山奥’(1859年 メトロポリタン美)

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    ‘コトパクシの眺め’(1857年 シカゴ美)

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    ‘ナイアガラ’(1857年 コーコラン・ギャラリー)

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    ‘湖水からの眺め’(1859年 コーコラン・ギャラリー)

美術館で絵をみるとき感動の形はいろいろある。描かれたモチーフの色彩に
くらくらするときもあれば構図の妙に感心させられることもある。また、
ピカソのキュビスムのように形の変容に唖然とさせられ、ダリのシュールな
夢世界のような題材に惹かれることもある。そして、感動の頻度は少ないが
もうひとつのサプライズが絵の大きさ。

メトロポリタンでハドソンリバー派をみたとき、度肝を抜かされたのは描か
れている壮大なアメリカの大自然に見合うように大画面に描かれていたこと。
チャーチ(1826~1900)の‘アンデスの山奥’は縦1.68m、
横3.02mの特大サイズ。これだけ大きくてもすぐ納得。都会の光景を描
くのとちがい、東部や西部にある大スケール感をともなう風景はミニ映画館
のなかにいるような気分でみるのがもっともふさわしいかもしれない。

コールをハドソンリバー派の第一世代とすると、チャーチは第二世代。その
惹きつけてやまないダイナミックでかつ細密描写の著しい風景画は大きな美
術館ならどこでも展示してある。シカゴ美には‘コトパクシの眺め’があり、
フィラデルフィア美、ボストン美でも気分を高揚させてくれる。これほどで
くわすとは思ってもいなかった。これまで出かけたのは主としてシカゴ、
東海岸のブランド美術館だったが、今後西海岸のLAやサンフランシスコに
ある美術館を訪問したら、また姿を現してくれそうな予感がする。

ワシントンではナショナル・ギャラリーにコールが多くあり、これは期待通
りだった。想定外の収穫はコーコラン・ギャラリー。ここにはハドソンリバ
ー派の専用展示室が設けられており、コール、チャーチ、ビーアスタットが
ずらずらっと並んでいた。もっとも魅了されたのがチャーチの‘ナイアガラ’
と頂に雪をかぶった雄大な山の姿に見惚れてしまう‘湖水からの眺め’。‘ナイ
アガラ’はあまり近づくと滝壺に落ちてしまいそうになるのでちょっと離れて
みた。まさに身震いするほどの驚異のリアリティ。

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