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2020.08.26

美術館に乾杯! 横浜美術館 その四

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     東山魁夷の‘樹’(1984年)

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        小倉遊亀の‘良夜’(1957年)

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  高橋由一の‘愛宕山より品川沖を望む’(1877年)

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     岸田劉生の‘椿君之肖像’(1915年)

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     岡鹿之助の‘橋’(1948年)

画家の回顧展を見終わるとミュージアムショップで図録を購入するのがお決
まりのルーティン。図録の最初にある論考はほとんど読まず、必要に応じて
みているのが最後の頁にでてくる略年譜。これにより画家がいつ生まれて
いつ亡くなったかがわかるのでメモし画家の名前のあとの( )にそれを書
きこんでいる。また、ここの情報から生まれた場所や、創作活動の主要拠点
なども少しずつインプットされていく。

東山魁夷(1908~1999)は横浜の生まれ。だが、3歳のとき父親の
仕事の関係で神戸に転居しており、そのあとまた横浜に住むこともなかった。
魁夷が45歳のとき居を構えたのは千葉県の市川市。青のグラデーションが
印象的な‘樹’は横浜と縁があったことから魁夷より美術館に寄贈された。

105歳まで生きた小倉遊亀(1895~2000)は日本画家ということ
になっているが、その人物描写にはマティスの影響が強くでている。‘良夜’は
マティスの素描の肖像画をみているよう。マティスが200%好きだったに
ちがいない。

洋画家の父的な存在である高橋由一(1828~1978)の‘愛宕山より
品川沖を望む’は手前右にどんと描かれた木の太い幹が視線を独占する。これ
は広重の東都名所絵を連想させるし、ドラクロアやデ・キリコの画風にも重
なる。こうしてみると日本画だ洋画だ西洋画だ、というように枠にはめてみ
ないほうがいいのかもしれない。

この美術館のコレクションがスゴイのはいろんな画家の作品を集めていると
ころ。岸田劉生の‘椿君之肖像’、岡鹿之助(1898~1978)の‘橋’まで
そろえている。どこの美術館も欲しがる作品を集めてくる情熱はブランド
美術館の証。

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