« 美術館に乾杯! MOA美術館 その八 | トップページ | 美術館に乾杯! 岡田美術館 その二 »

2020.07.10

美術館に乾杯! 岡田美術館 その一

Img_20200710224901

Img_0001_20200710224901
         伊藤若冲の‘梅花小禽図’(18世紀)

Img_0003_20200710224901
         伊藤若冲の‘月に叭々鳥図’(18世紀)

Img_0004_20200710225001
    池大雅の‘楓林停車図屏風’(18世紀)

Img_0005_20200710225001
         円山応挙の‘美人図’(1788年)

Img_0002_20200710225001
   長澤芦雪の‘牡丹花肖柏図屏風’(18世紀後半)

箱根にある岡田美術館は喜多川歌麿の幻の肉筆画‘深川の雪’が66年ぶりに
公開された2014年と‘雪月花’が揃い踏みした(ただし品川の月はコピー)
2017年と2度訪問した。ここのお宝美術品は江戸絵画、琳派、野々村
仁清や古九谷、中国・朝鮮などのやきもの、浮世絵、近代日本画。MOAの
コレクションもスゴイがここにも目を楽しませてくれる名画や名品がたくさ
ん飾られている。

人気の高い江戸絵画では伊藤若冲(1716~1800)が充実している。
2016年東京都美で開催された伊藤若冲展になんと5点出品された。ええー、
岡田美は若冲をこんなにもっているの!という感じ。現地で少しはみた?かも
しれないがこれほど多く所蔵していたとは。鶏が2点と画像の‘梅花小禽図’、
そして水墨画の‘月に叭々鳥図’と‘三十六歌仙図屏風’。ほかにもあるかもしれ
ない。

与謝蕪村はないが池大雅(1723~1776)のいい絵が2018年の
大回顧展(京博)に出品された。‘楓林停車図屏風’。もっこりした山々を安定
した三角形構図におさめ横に林立する松とコラボさせている。じつに心が落
ち着く山水画。中国の様式とはひと味違う大雅流の水墨山水画である。

円山応挙(1733~1795)の‘三美人図’は弟子の源きと合作したもの。
真ん中を応挙が、左右を源きが描いた。この京美人は島原の太夫。
2003年大阪市美で開かれた大応挙展でお目にかかったが、このときは
個人蔵となっていた。

長澤芦雪(1754~1799)の屏風は室町時代の連歌師、肖柏(号 
牡丹花)を描いたもの。肖柏は外へ出かけるときは必ず牛に乗ったという。
ところがどういうわけか後ろ向きに乗っている。そのため、牛の顔がみえな
い。意表を突く構図や人物描写が蘆雪の真骨頂。このあたりがおもしろい。

|

« 美術館に乾杯! MOA美術館 その八 | トップページ | 美術館に乾杯! 岡田美術館 その二 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 美術館に乾杯! MOA美術館 その八 | トップページ | 美術館に乾杯! 岡田美術館 その二 »