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2020.06.13

美術館に乾杯! 小布施 北斎館

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   上町祭屋台

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   葛飾北斎の‘上町祭屋台天井絵 男浪図’(1845年)

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   ‘岩松院本堂天井絵 鳳凰図’(1846年)

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   ‘潮干狩’(19世紀)

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   ‘かわらと蛙’(1839年)

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   ‘西瓜と包丁’(1839年)

長野県の小布施町へでかけ葛飾北斎(1760~1849)の祭屋台の天井
絵や岩松院の天井に描かれた‘鳳凰図’をみれたのは生涯の思い出である。
‘思い立ったが吉日’ということがあるように、鑑賞欲が強く刺激されたときは
迷わず美術館や寺院をめざすことにしている。美術鑑賞にも勢いと機運があ
り、ゾーンに入っているときは絵をみる力がぐんとあがることを身にしみて
感じている。

北斎が江戸から小布施に出かけたのは86歳のころ。北斎館には祭屋台が2台
あり、そのひとつの天井に描かれているのは生き物が渦を巻いてようにみえる
‘男浪図’と‘女浪図’。激しく回転する波濤はまるでブラックホールへ誘っている
よう。この浪図と同じくらいの迫力があるのが北斎館からクルマで10分くら
いのところにある岩松院の天井に描かれた‘鳳凰図’、21畳の天井を下から寝っ
転がってみるとどこからでも鳳凰の目に睨まれる。北斎が好きな人にはいつも
岩松院行きを薦めている。

北斎館の自慢は肉筆画をたくさん所蔵していること。季節柄、富士山をバッ
クに描いた‘潮干狩’と‘西瓜と包丁’をセレクトした。新コロナウイルスの感染
防止のため今年の夏はこのような賑やかな潮干狩は無理だが、いろいろ工夫す
れば楽しめるのではなかろうか。西瓜は大好物、これからが美味しい季節。

‘かわらと蛙’は北斎展にはよくお呼びがかかる肉筆の画帖のひとつ。全部で10
点あるが、蛙が瓦に片足をかけてこえようとするこの絵に思わず足がとまる。
蛙に動きがあり親しみがわいてくる。こういう描写をみると北斎の観察眼がと
びぬけていることを思い知る。

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