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2020.06.11

美術館に乾杯! 水野美術館 その一

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    橋本雅邦の‘紅葉白水’(1902年)

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    横山大観の‘陶端節’(1919年)

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    菱田春草の‘月下狐’(1899年)

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    下村観山の‘春秋’(1909年)

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    川合玉堂の‘清湍釣魚’(1949年)

日本橋へは3月三越であった魯山人展をみにいって以来、足を踏み入れてい
ない。そして、高島屋で予定されていた若冲展もユトリロ展もすべて中止に
なった。これからはデパートで絵画をみる機会がぐっと減るかもしれない。
東京駅にある大丸は新装したときは上の階で展覧会をおこなっていた。とこ
ろが、途中からやらなくなった。ちょうど最後のころだったのかもしれない
が、長野市にある水野美の日本画コレクションがどどっと公開された。

以前から水野美の名前はインプットされていたが、ちょっとややこしいこと
があった。長野市には北野美というのもある。こちらもいい日本画を所蔵し
ているのでときどき‘水野’と‘北野’が混線する。大丸の展覧会が先だっか後だ
ったか忘れたが、2006年信濃美で菊池契月展を楽しんだ後、水野美をめ
ざした。

橋本雅邦(1835~1908)の‘紅葉白水’は目の覚めるような赤と黄色が
強く印象に残る。広島のウッドワン美にもそっくりの別ヴァージョンがある
ので忘れられない一枚になった。作品の数が多いのが横山大観(1868~
1958)、飯田市生まれの菱田春草(1894~1911)、下村観山
(1873~1930)。大丸で対面した際はこんなにあるのかと驚いた。

大観の‘陶靖節’は‘帰去来辞’で有名な詩人陶淵明のこと。頭巾を被った陶淵明
は師匠の岡倉天心のイメージがかぶってくる。春草の‘月下狐’は2014年の
大回顧展(東近美)でお目にかかった。春草の生き物画は猫がよく知られて
いるが、この狐にしろ雀にしろ鷺にしろ本当に上手く描く。観山の‘春秋’は
酒井抱一を連想させる花鳥画の傑作。すばらしい!

川合玉堂(1873~1957)もいい作品が揃っていて、これまで鵜飼の
絵や雪の情景を描いたものなど7点くらいみた。そのなかで勢いのある早瀬で
釣りをする人物を描いた‘清湍釣魚’がとくに気に入っている。

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