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2020.05.23

美術館に乾杯! MIHO MUSEUM その二

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   尾形光琳の‘大黒図’(1705年)

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  光琳・乾山の‘銹絵牡丹図角皿’(18世紀)

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   尾形乾山の‘色絵竜田川文向付’(18世紀)

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   尾形乾山の‘紅葉山水図’(18世紀)

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   酒井抱一の‘波図屏風’(19世紀)

江戸絵画以上に多くのブランド美術館が蒐集に熱をあげてきたのが琳派の作
品。思いつくままにあげてみると東博、京博、MOA美、,根津美、出光美、
畠山記念館、大和文華館、細見美、岡田美、、MIHO MUSEUMも尾形乾山
(1761~1828)のやきものをかなり揃えている。

尾形光琳(1658~1716)の描く大黒さんは大変優しい。いろんな
ヴァージョンで登場し、米俵に乗ったり、この米俵を船で運ぶ姿もある。
また、頭のデカい寿老人も同じような顔立ちで描かれている。

琳派展のなかで弟の乾山が軸になるとMIHO MUSEUMが所蔵しているやき
ものによくお呼びがかかる。光琳・乾山合作の角皿を1点でも多くみたいと
願っているがMIHOにあるのは‘銹絵牡丹図’、大きな牡丹が気持ちいいくらい
ドーンと描かれている。この合作角皿を一番たくさんもっているのが大阪
の藤田美。梅や鶴、布袋さんなど全部で10皿。2015年サントリー美
でお目にかかったときは天にも昇る気分だった。

乾山がつくった向付はいろいろありいずれも目を楽しませてくれるが、
とくに心がハイになるのが‘色絵竜田川’。モチーフの紅葉と向付の形をあわ
せているのがモダンな雰囲気を醸し出す。そして、うねるような川の流れ
がこの静かな秋の気配とうまくからむところがすばらしい。乾山は晩年絵画
にも精を出しており‘紅葉山水図’もその一枚。和歌と絵のコラボがとても
いい感じ。

乾山の竜田川にも描かれている波の形は光琳がつくったいわゆる‘光琳模様’、
酒井抱一(1663~1743)の波は渦巻きの数が多く複雑で荒々しいイ
メージ。抱一流の表現も波だけは激しくなる。

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