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2020.05.07

Anytime アート・パラダイス! ゴーギャン ベスト5

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  ‘説教のあとの幻影'(1888年 スコットランド・ナショナルギャラリー)

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   ‘浜辺の二人の女'(1891年 オルセー美)

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   ‘アベマリア'(1891年 メトロポリタン美)

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   ‘果物を持つ女'(1893年 エルミタージュ美)

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  ‘我々は何処から来たのか、'(1897年 ボストン美)

好きな画家への思い入れが強くなればなるほど、究極の傑作を選んでみたく
なる。ゴーギャン(1848~1903)の場合、ここにあげたのがベスト
5。描かれた順番に並べてみた。

タヒチに行く前に滞在したブルターニュ地方のポン=タヴェンで描いた
‘説教のあとの幻影'は北斎漫画の影響が見られる作品としてよく紹介される
ので本物をみたくてしょうがなかった。でも、この絵があるのは遥か離れた
スコットランド・ナショナルギャラリーだからそう簡単にはみれない。
運がめぐって来たのは2010年、ロンドンのテート・モダンで大ゴー
ギャン展が開催されたので、これにあわせてパリ・ロンドン旅行を組み長年
の思いの丈を叶えた。

はじめてのオルセーでは美術の教科書に載っていた画家の代表作が次々目の
前に現れるのでテンションが上がりっぱなしだった。ゴーギャンは5,6点
あったがもっともインパクトがあったのは太い腕や足などが強い存在感を生
み出している‘浜辺の二人の女'。この絵によってタヒチのゴーギャンの
イメージができあがった。同じ年に描かれた‘アベマリア'にも大変魅了され
ている。アメリカの大きな美術館はどこもいいゴーギャンをもっているが、
数が多いのがメトロポリタンとワシントンナショナルギャラリー。METの
‘アベマリア'はまるで西洋の宗教画のよう。立ち尽くしてみていた。

20年前、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美を訪問したのは生涯の
思い出である。モスクワのプーシキン同様、ゴーギャンが印象派・ポスト
印象派コレクションの目玉で15点ある。そのなかで200%心を奪われた
のが‘アベマリア'の2年後に制作された‘果物を持つ女'。どーんと大きく描か
れた美形のタヒチ女に呆然としてしまった。

絵のタイトルが哲学者や思想家が発する言葉のようになっているため小説や
演劇、映画など絵画以外でもよく使われる‘我々は何処から来たのか、我々は
何者か、我々は何処へいくのか'は2009年東近美で公開された。ボストン
美との相性の良さから実現したとはいえ、一生に一度の‘大事件'だった。
この大作にはゴーギャンの画家人生が全部つまっている。ゴーギャンに乾杯!

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