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2020.05.26

美術館に乾杯! 愛知県立美術館 その一

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    与謝蕪村の‘富嶽列松図’(重文 18世紀)

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    浦上玉堂の‘酔雲醒月図’(重文 1818年)

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    英一蝶の‘旭日鶴図’(18世紀前半)

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    鈴木其一の‘林檎花図’(1855年)

2年くらい名古屋に住んでいたので愛知県美や徳川美、そして名古屋ボスト
ン美(今は閉館)は愛着のある美術館だった。まずは愛知県美から。ここは
西洋画はクリムトなどがあり充実しているが、日本画は木村定三コレクショ
ンが鑑賞の目玉になっている。でも、常時展示されてないのでほかの美術館
でおこなわれる企画展でお目にかかることが多い。

与謝蕪村(1716~1783)の‘富嶽列松図’は回顧展には欠かせない
ピースのひとつ。縦長の掛け軸を横にたおしその狭い帯のよう画面に雪化粧
の富士をどんとおいて下半分を簡略化した松の木を並べ富士の雄大な姿を引
き立てている。富士と松の組み合わせがとてもいい。

蕪村の富士山とともに木村定三コレクションで有名なのが浦上玉堂(1745
~1820)。10点くらいありそのうち4点が重文に指定されいる。‘酔雲
醒月図’もその一枚。出光美にも玉堂がたくさんあるため以前はすごく近い
存在だったが、最近は足が遠のいており玉堂独特のかすれた水墨山水画は図録
であじわいばかりになった。

英一蝶(1652~1724)の‘旭日鶴図’は結婚式でいただく紅白饅頭の
絵柄のような感じ。鶴の体をこういう風に曲げて太陽と絡ませるのが一蝶流。
描けそうで描けない。鈴木其一(1796~1858)の‘林檎花図’は最晩年
の作品。赤いリンゴに視線が集中するが、右にちらっとみせている幹は江戸
琳派らしくたらしこみで描かれている。

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