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2020.05.01

ベートーベン&ブラームスに乾杯!

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1ヶ月前、ブラウザーをグーグルクロームに変更した。これにより
YouTubeがより楽しめるようになった。画面が大きくなったことと前
のインターネットエクスプローラーではでてこなかったものに出くわすこと
が多くなった。その効果のひとつがクラシック音楽。つい1週間前、バイオ
リニストのパールマンが演奏するブルッフ作曲の‘スコットランド幻想協奏曲
'がひょいと現れた。こんなことならもっと早くグーグルクロームにチェンジ
しとけばよかった。

このところドイツ人のことが気になっている。刺激はいくつかある。BSプレ
ミアムシアターでスピルバーグ監督の‘シンドラーのリスト'は久しぶりにみた
こと。今注目されている気鋭の哲学者マルクス・ガブリエルが出演したNHK
Eテレ‘欲望の時代の哲学'(2020年3月放送)でも考えさせられることが
あった。そして、もう一つYouTubeで頻繁に聴いているベートーベン
の‘交響曲5番運命'とブラームスの‘交響曲2番'・‘4番'。

クラシック音楽については音楽の知識が体系的に蓄積されてなく、作曲家物語
に美術家物語ほど通じてない。でも、クラシック全体およびオペラにどんな
名曲があるかはおおよそ知っている。そして、今はその長年のクラシック体験
をもとにして絞り込んだ名曲に耳を傾けている。では、なぜ‘5番'、‘2番'・
‘4番'なのか。

ベートーベン(1770~1827)が生きた時代は画家の世界では誰がいる
かというとイギリスのターナー(1775~1851)やコンスタブル
(1776~1837)が近い。ある時期まで‘5番'を聴いてなかった。あの
♪♪ダダダダーン!の曲想が耳に馴染めなかったのである。お好みはピアノ協
奏曲皇帝のほうだった。ところが、ラトル指揮ベルリンフィルの演奏を聴いて
その気持ちが吹っ飛んだ。これまでの感覚は2楽章以降をじっくり聴いてなか
ったからだとわかった。元気強くそして優しい、本当に琴線にふれるメロディ
が終わりまで続く。これはやはり交響曲中の交響曲、腹にストンと落ちた。

一方、ブラームス(1833~1897)はマネ(1832~1883)の
1年後に生まれている。こういうペアリングはおもしろいので少し広げると、

モーツァルト(1756~1791)とイギリスのブレイク(1757~1827)
ショパン(1810~1849)、ワーグナー(1813~1883)
ヴェルデイ(1813~1901)とミレー(1814~1875)クールベ(1819~1877)
チャイコフスキー(1840~1893)とモネ(1840~1926)ルノワール(1841~1919)
プッチーニ(1858~1924)とスーラ(1859~1891)
マーラー(1860~1911)とカンディンスキー(1866~1944)
ラフマニノフ(1873~1943)とバッラ(1871~1958)

YouTubeで再生回数の多いベームの‘2番'と‘4番'。ドイツ人画家はルネ
サンス以来圧倒的な本流をいくイタリア人たちに較べその存在感は弱くどこ
か硬くて尖っている。でも、音楽となるとドイツやオーストリアは200%
スゴイ。その中軸にいるブラームスはどうしてこんなに心を揺すぶるいい音楽
をつくれるのか。観念論の大元締めでルールに厳格で硬いドイツ人というイメ
ージが消え、ブラームスの心は渋さ、柔らかさ、高潔的な激しさがほどよく
ブレンドされている。この落差は何なのだろう。日本に多くいるブラームス
好き同様、ますます嵌っていく。

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